マリス・ヤンソンス指揮セント・ペテルブルク・フィルハーモニック交響楽団の「ラフマニノフ交響曲全集&ピアノ協奏曲集」を聴いて 2021-05-16 11:39:00 | Weblog 音楽千夜一夜 第473回 先年燃え尽きるがごとく泉下の人となってしまったヤンソンスによるラフマニノフの5枚組CDで、3つの交響曲と4つのピアノ協奏曲のほか交響詩、交響的舞曲、私の好きな「パガニーニの主題による狂詩曲」などの代表作が漏れなく収録されている。 ラフマニノフというと、あの抒情的な旋律を情熱的に歌いあげる「加山雄三的な」演奏が主流であるが、ここではミハイル・ルディというピアニストがヤンソンスの謙仰な伴奏に合わせて比較的押さえた独奏を展開しているのが、かえって好ましい。 交響曲や管弦楽曲についてもその印象は変わらず、一言で評せば「知・情・意が調和した大人のラフマニノフ」を、たった1390円!でいつでも堪能させてくれるのである。 今日もまたアホダラ経を唱えてるアンシンアンゼンアンシンアンゼン 蝶人