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あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

梅原猛著「神と仏対論集第1巻「神仏のかたち」」を読んで 

2019-02-25 13:33:34 | Weblog


照る日曇る日 第1205回

第2巻が面白かったので、これに手を出す。山折哲雄、長谷川公茂、河合雅雄氏との対談だが、どれも興味深い内容だ。

本書の中で河合氏は、名著「攻撃」で有名な動物学者ローレンツの、「人類は異星人の攻撃で大同団結しない限り、世界平和なんてありえないだろう」という発言を紹介している。

「傷つけない、殺さない、食べない」という動物社会の3つの掟は、人間にはない。
人間のDNAに内包された、他者とあくまでも戦い、これを殲滅する本能は、どのような教育をもってしても廃絶されることはないだろう。


  この国の「民度」高き人々が声高に唱える天皇陛下万歳 蝶人