株式投資と邪馬台国女王、卑弥呼

"卑弥呼"と"株"。株は49年,古事記は30余年で、邪馬台国=北四国の独自見解です。

やさしい古事記講座(206) 大国主65(須勢理毘売の嫉妬12) 宇摩説の解釈<歌謡6-2>

2008-11-28 00:05:57 | 古代史、卑弥呼、神輿太鼓、倭人伝

  はじめに

 

 前回は歌謡(6-1)として、前半部を史学と対比して、宇摩説を書いた。史学はここでも前後無視の解釈をしていたが、宇摩説は前後に整合する解釈とだった。

 

 前回の最後に書いたが、戦後の史学者が古事記を歴史から排除して、文学書としたが、「本当は破棄すべきは古事記でなく、今の史学」である。

 

 現在、日本の文化は戦後の米国による「弱体化政策」、共産主義思想によって、失われた部分が多い。この上に、史学が江戸時代の解釈を踏襲して、意味のない解釈を続けている。

 

 しかも、古事記や日本書紀を破棄した史学者や考古学者が、記紀の記録を無視して半島から来た支配者という創作をした。これによって、日本の基礎(古代)が混乱している。

 

 基礎の不明は混乱の元である。戦後も60年を過ぎて、記紀を中心にした日本の基礎を再構築する時期に来ている。その叩き台が、宇摩説である。

 

 さて、今日は、(6-2)として、続きを書くことにする。 

 

  古事記歌謡(6-2)

 

 吾(あ)はもよ 女(め)にしあれば

 汝(な)を除(き)て 男は無し

 汝(な)を除(き)て 夫(つま)は無し

 

 綾垣(あやかき)の ふはやが下に むし衾

 柔(にこ)やが下に たく衾

 さやぐが下に 沫雪(あわゆき)の 

 若やる胸を たく綱(づの)の 白き腕(ただむき)

 そだたたき たたきまながり 

 真玉手(またまで) 玉手さし枕(ま)き

 百長(ももなが)に 寝(い)をし寝(な)せ

 

 豊神酒(とよみき) 奉(たてまつ)らせ 

 

 

  史学の現代語訳(角川)

 

 私は女のことですから、貴方以外に男はなく

 貴方以外に 夫はございません。

 

 ふわりと垂れた織物の下で、暖かい衾の柔らかい下で

 白い衾の、サヤサヤと鳴る下で、

 淡雪のような若々しい胸を

 コウゾの綱のような腕で、そっと叩いて 手をさし交わし

 玉のような手を回して、足をのばして お休み遊ばせ

 

 おいしいお酒を、お上がり、遊ばせ

 

  宇摩説の解釈

 

 吾(あ)はもよ 女(め)にしあれば(家を守るのが仕事で)

 汝(な)を除(き)て 男は無し

 汝(な)を除(き)て 夫(つま)は無し

 

 (貴方が帰られたら、、、)

 

 綾垣(あやかき)の ふはやが下に むし衾

 柔(にこ)やが下に たく衾

(正妻らしく、貴方が褒めた知識と技術で最高の寝具を用意して待っています)

 

  <ここまでで、時間が来てしまった。「さやぐがしたに、、」以下は次回にする。まだ、史学と違う解けてない部分がある。><以下、次回にする>

 さやぐが下に 沫雪(あわゆき)の 

 若やる胸を たく綱(づの)の 白き腕(ただむき)

 そだたたき たたきまながり 

 真玉手(またまで) 玉手さし枕(ま)き

 百(もの)長に 寝(い)をし寝(な)せ

 豊神酒(とよみき) 奉(たてまつ)らせ

 

 史学の解釈は、相手の妻との内容に訳しているが、宇摩説は今日の最初の部分から自分の事を歌っていると見ている。このために、史学とは違った歌になる。

 

 では、最後の部分をいろいろ考えてお楽しみください。

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