ダウとTOPIXで判る市場判断(454)
消費者物価が、六ヶ月連続で下がったという。円キャリーによって、日本国内で円が流通せず、アジアなどに流れているためだ。この元は日本の金利の安さに有る。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/80772/
日銀の公定歩合を上げないと、異常に安いのだ。このための歪が、国内の消費者物価を下げることになり、大会社は好況、中小は普通ないし、やや不況が続いている。
先に言った様に、マスコミが、上げるのに牽制しているから、本当は上げる方が良いと、判断すれば良いのだが、この対応はでき難いらしい。
今日は、ニューヨークが、-50$であったが、117円高で寄り付いた。米国機関投資家は、米国より大きく下げている日本株を買っているようだ。大きく下げたのに米国の戻しより悪い、これが、彼らの買い理由だろう。
117円で寄った後は、じりじりと上げて高値は199円まであるので、米国機関投資家は買いに回っておりことが判る。そして、引けは、181円となった。これは、日本の投資家が、余り買わないことを示すように思う。
ダウ 181.41 円 高 16,335.23
TOPIX 12.55 P 高 1,580.78
ダウとTOPIXを比較すると、ダウの方は5割近く高い。以下に、米国機関投資家が買っているか良く判る。この買い方見て、後場に大きく売ってくることはないだろう。しかし、買ってもこないように思う。
したがって、後場は、余り大きな動きがないだろう。前場は下値切り上げだ。こんな場合は、後場も上るのだが、一転することも有るので注意が必要だ。
とにかく、米国機関投資が、強気になっていることが判る。つまり、米国市場が戻り一杯で、戻りの少ないに損に資金を回していると見られる。だから、米国市場逆の動きが出ている。
簡単だが、これで終わる。
=======================
ありがとうございます。
皆さんの、「ポチ」が、大きな励みです。これからもよろしく。