おはようございます。1月12日火曜日です。広島は小雨上がりの朝です。深夜未明には、少し雪が降ったようで、少し雪が残っている露地がありました。今は寒の入りをしている時期でもあり、寒いのは当たり前のことですが、冬至を通過していますので、当地での日の出時間が徐々に早くなってきています。今は、7時17分頃ですが、徐々に早まってきます。また、日の入りも徐々に遅くなってきます。南へ下がっていた太陽も、これから夏至へ向けて北上してきます。暑いとか寒いとか言わないで、太陽の恩恵を十分に受けたいと思います。
さて、相場です。昨夜のNY市場では、株価は3市場ともに下がっています。史上最高値圏ですから、利食いも出て当たり前と思われますし、最近、長期金利が上昇し始めており、これを嫌気する投資家もいますから、売り優勢となったようです。
米国議会では、トランプ弾劾の動きが出てきていますが、市場は、こんなことをやるよりは、経済回復のための追加支援策を早急に取りまとめてほしいという本音をぶつけてきているようです。弾劾の動きは下院では弾劾成立するかもしれませんが、上院での審議は、スケジュール的に考えて少し先送りする可能性が濃厚のようです。
ペンス副大統領や閣僚の態度が決まらず、罷免の動きは難しそうです。
本日の相場は、本邦の機関投資家の動きによると思われます。最近、104円台での風景を本邦の機関投資家はあまり見ていませんから、機関投資家が上値を狙って動いてくることも想定できそうです。
昨夜のNYタイムで、上値が104.398円まで来ています。想定していた104.4円付近まで来、3MAXと20MAXが一致してきました。これからドル円相場は一旦下振れしてくる可能性はありそうです。本日、明日は、少し不安定な動きをしてくる可能性もあり、利益確定もしたいが、まだ上値を狙いたい気持ちもある、というような気迷い気分を含んでいるかもしれません。
しかし、ショートポジを作って、相場を深く押し込んでくるという動きは限定的になると思われます。
市場関係者の間では、短期金利の上昇が待たれているようです。長期金利のみの上昇では、景気回復期待も委縮しやすいと言います。これからは債券相場動向が注目されそうです。
日足で相場を観ると、一目雲下限が104.321円付近にあり、その少し上、104.410円付近を75SMAが通過中。雲上限は、104.642円付近です。昨日の上値は、75SMAで抑えられたとみることもできそうです。
しかし、まだ、転換線が基準線の下にありますから、まだ反発していくにはこの状況の改善も必要なように思われます。
独自の価格レベル指数では、重要項目で、「少し買われ過ぎ」レべルに入ってきていますので、利益確定の動きも出やすくなっていると思われます。市場のセンチメント次第の面もありますから、本日明日の本邦の機関投資家の動きが注目されそうです。下振れ警戒感はありそうです。
本日のシグナルは、「コスモス」は「買い」、「桜」は「売り」、「ひまわり」も「売り」となっています。「コスモス」は要注意となっています。「売り」転換の可能性もありそうです。
健太君の判定は、「買い」は、104.319円超、「売り」は、104.319円以下、「買い」は、104.038円以下の場合となっています。
FPVは、104.158円、R1は、104.479円、S1は、103.918円となっています。
現在値は、104.150円付近です。値幅から観ると、下降値幅の方が大きくなっていますので、売り方優勢相場になってきているようです。
間もなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 13時15分です。現在のドル円は、104.285円付近、日経平均は、28170円付近。どちらもあまり動いていないようですが、株式市場では、高値を更新してくる個別銘柄も出てきています。米国債10年物利回りも若干プラスのようですが、あまり動きはない様子。その性か、ドル円では上値が重くなってきているような。
情報によると、104.40円と104.50円には厚めの売り注文が出てきているようです。そして104.50円には、ストップロス買いがセットされたようです。104.40円の状況は、通常取引に少し毛が生えた程度の枚数のようですから、ここは突きに来やすいのかもしれません。異常の売り物が膨らんでいるという事はないようです。104.50円付近でも、異常に多い売り注文状況とは言えない範囲のもののようですから、ドル買いが進んでくると、このレベルの売り注文は姿を消していくのかもしれません。
本日は14時か15時以降でドル円相場は動きが出てくるかもしれません。株価を離れてからの動きには要注意。
追伸 18時41分です。ドル円では、方向感なく上下しているようですが、考え方を変えれば、相場が崩れそうで崩れなくなってきているとも考えられます。欧州市場においても、為替相場は小動き状態。
最近のドルを巡る環境に変化が出てきていると思われます。昨年までは、ドル売り傾向が強かったと思われますが、今年になってからは、ドルの買戻しが始まっているように考えられそうです。
民主党バイデン政権では、ドル安傾向になるというように見られていましたが、この新政権では、大きな政府を掲げるようになり、その事業経費としては、長期国債を発行し、借入金を行うわけですから、債券利回りは上昇してくるようになります。直近の米国債10年物利回りは、1.1530%と徐々に上昇してきています。しかし、2年物など短期債は、0.15%とまださほど動いていないようです。
この両方が上昇してくると、ドル需要も高まりがさらに出てくると思われますが、今の段階では、長期利回りに限定的となっていますので、動きが緩やかになっていると思われます。
最近、FRB副議長が、このまま経済の回復傾向が継続していくようだと、6月頃からテーパリングの検討も開始するようになるのではないかというような発言をしています。FRBによる低金利政策は、議長が、2023年末までは継続すると言っていますから、この話と、テーパリングの開始検討との整合性をFRBがどのように取ってくるのか、という事が今年のテーマになってくるのかもしれません。
現状のドル相場では、まだドル買戻しの範疇のものと思われます。通貨先物市場では、ドル売りポジションが溜まってきていますから、これがドル買戻しに動いてくるようになると、相当インパクトのある動きとなってきそうです。
これらを意識すると、短期の投機筋も、簡単には、ドル売りをさらに仕掛けることはできず、これが結局本日のように、下押ししたいが思い切ってはこれもできず、という事で方向感なく動いている、という事が言えるのかもしれません。市場参加者はこれからドルの流れが転換し、ドル買い傾向が出てくるのかもと、考え始めているのかもしれません。
今週出てくる経済指標では、明日水曜日に出てくる米国の消費者物価指数(CPI)が注目されています。これが上昇してきていれば、少しはインフレ傾向が出てきたかというような発想も出てくるわけですが、さらに下がるとか、というような具合になってくると、利回りだけ先行して上昇しても、、、というような声も出て来そうで、相場としては、動く材料とはなりにくいのかもしれません。
今夜はこれといった指標の発表はないようです。明日のCPIを待つとなれば、NYタイムでもドル円の動きは少ないのかもしれません。ドルの買戻しに期待しますが、期待は裏切られて大きなショックとなりますから、注意は欠かせません。
本日の日経平均は、28164円、前日比で25円高で引けています。現在のN225CMEでは、28210円付近で取引されています。ダウ平均先物は、78ドル上昇して取引中です。昨夜の下げを取り戻す動きが出てくるかもしれません。その時、ドルがどう動いてくるか、、、。