灯台下暗し -カッターナイフで恐竜を腑分けした記録-

仕事で携帯向けアプリを書いて、趣味で携帯電話を買い、趣味で同人小説を書いて、何もしていません。

「冬」のコミケ

2005-12-25 21:45:07 | 日記
コミックマーケット 69 のサークルを確認しました。

冬のコミケは厳しいものです。知り合いのサークルが結構落ちています。木曜日に FC(少女) があるので行くつもり(私が男であっても)ですが、島が 2 列しかありません。言うなれば、冬、です。

個人的に一番気になるのは、本田透の隣が東浩紀だということ(30日(金)東地区ヤ2ならびに3、CD-ROM 版カタログで確認していたら主な執筆者に「本田透」ならびに「東浩紀」と明記されていました)。お互いのサークルの参加者がどのような挨拶を交わすのか気にせずにいられません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漱石研究者がつんくの詩に魔術を見いだす

2005-12-10 19:04:49 | 日記
これはみゅハムさんにふるネタです。

石原千秋著「Jポップの作詞術」が提示する物語に、自分の至らなさを知りました。なお石原千秋氏の本職は夏目漱石作品の研究です。

私がやられたと思ったのは、モーニング娘。「Do it! Now」を分析して見せる節です。当然作詞は、つんく、です。そこの主題は「ありきたりな言葉の生かし方」。ありきたりな言葉は実際に使ってみると面白くないことが多いです。だから私は先日に「カッコいい単語を使うとそこに個性はない」と書きました。ところが石原千秋氏は、「Do it! Now」の詩は固有名詞を使ってありきたりな言葉に力を与える魔術を見せてくれると総括しました。それが批評かお世辞か、妥当性は私にとってはあまり関係ありません。

面白くなくなるからありきたりな言葉を使うなと言うより、こうすればありきたりな言葉に力を与えられると言う方が、提示している物語のスケールが大きいんですよね。

この投稿自体「そのスケールを俺は理解したんだ」という自慢が入っているのですが、いやはや、自分の至らなさに気付かねばなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家電の楽しさを見つけようとする叱咤

2005-12-07 22:47:54 | 日記
Freescale の CEO である Michel Mayer 氏のインタビューを読みました。理性では正しいと思い、感情では気乗りしませんでした。

技術革新の主戦場が PC から家電に移る、それが氏の主張です。それは正しいと考えます。多くの工業製品にはマイクロコンピュータが載っていますが、動くソフトウェアが急激に大規模になっています。しかも、古い技術で済ませていい訳ではなく、最新の技術で 1 円でも原価と消費電力を下げなければなりません。ソフトウェアも高機能で当たり前と見られています。今年の携帯電話で再生するムービーは、Windows 95 当時の PC では再生できませんが、当たり前の機能と思われていますから。

しかし家電が PC に比べて弱いのは愛好者がアマチュアプログラマになる率が低いことです。自分でプログラミングできませんし。するとアマチュアプログラマは PC に慣れ親しみます。仕事で初めて家電のプログラミングをするようになるのが多くの人のたどる道でしょう。

仕事と遊びは違うと分かっていても、業界を知らないと面白みが分かってこないんです。あんまり人に自慢できませんしね。

ゴルフの世界に次の格言があるそうです。"Driver is show. Pat is money." つまり、ドライバーで観客を楽しませてもパットが下手だと勝てないよ、ということです。そこから強引に言い換えると "PC is show. CE(Consumer Electronics) is money." と言う時代が来るのでしょうか。PC でも Microsoft と Intel は儲けていますが、他の会社は家電で競争するしかなくなって。しかしゴルフで先の格言が言われるのはドライバーの楽しさを否定できないことの裏返しでもあるんです。

顧客がこれを読んだら、そんなにふんだくるな、と怒るでしょうか。それはこわいです。あと、大学から私を知っている人も、お前はそんなに優秀じゃないから心配しない方がいい、と言うんでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸せを教えられた一日

2005-12-04 23:34:46 | 日記
午後5時頃に、出身大学のサークル部室に行く。まず他の OB と話をする。次に漫画雑誌を読む。同人小説のネタを考えるが二言三言しか書けない。お菓子をつまみ食いしつつ横になる。隣では僕を知る人がゲームに興じる声がする。

何もしない時間をとれて幸せなのだと教えられた一日。

働いた疲れが残っていても、幸せだと言葉にしないと不安でも、言葉にしても見逃されるのだからやっぱり幸せなのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする