ボーダフォン株式会社がソフトバンクに買収されそうというニュースにはたくさんのことがいろんなことを言うでしょう。
私が気にするのは、Vodafone live! の後継サービスのスペックがどうなるかです。
世間の評価と違い、私から見て Vodafone 3G 端末向けコンテンツのスペックは近い将来はそう変わらないと思っていました。少なくとも
ノキアの
S60 端末を導入しつづける限り。
ボーダフォン株式会社が否定しても、
実際に端末に載っているのは WAP 2.0 規格のままになると思っていました。
ただ、その WAP 2.0 規格はコンテンツプロバイダに積極的に消極的に拒絶されました。例えば
VDFX.NET -ボーダフォン非公式情報共有サイト- に Vodafone 702NK で接続しても WAP 2.0 ではサービスされていません。
702 NK でサイトを見たときに左右キーを押すと WAP 2.0 のサイトかどうか分かるんです。
ソフトバンクが買収すると、後継にどんな規格が導入されるのかよく分かりません。海外キャリアとの連携が歯止めになる可能性も有りますが、Vodafone との連携が続くかどうか未定ですし。Vodafone 3G の WAP 2.0 を使いつづけるのか、PDC のころの規格に戻すのか、新規開発するのか、何でも起きそうな気がします。
ユーザとしての都合で見ても、どれがいいのかよく分かりません。新規開発で素晴らしい機能がついてもサービス開始時に対応サイトが少ないようだと Vodafone 3G 導入時の「2G で見れたコンテンツがなぜ 3G で見れない」というトラブルと同じことが起きて、WAP 2.0 のまま続けた方が確実に使えるサイトが多くて良かったという場合もあり得ます。PDC の頃の規格に戻しても Vodafone 3G 端末ユーザが置き去りにされる場合もあり得ます。WAP 2.0 が拒絶されているのは現実に起きていることですし。ううむ。
ボーダフォン株式会社が Vodafone グループの中にとどまっていても 100 % 確実なことは何も無いのですが、ソフトバンクが買収すると不確実さは増すのではないかと思えてなりません。
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自分でもわかりにくいと思う箇所を修正
他のキャリアとの連携もどうなるか分かりませんし。→海外キャリアとの連携が歯止めになる可能性も有りますが、Vodafone との連携が続くかどうか未定ですし。
この点を考えると、買収内容が決まる前だから不安になっているだけで、条件が決まれば見えてくるのかもという気がしてきました。(2006-03-05 13:51)