金より現物

現在は携帯電話故障で端末を交換した場合は有料コンテンツを弁償してもらえませんが、国民生活センターはそれは法律上違法で問題があり約款(つまり契約書)の当該免責条項(弁償しないことを記した箇所)も無効(法律上自動的に無かったことになる)と考えると発表したことがニュースとなりました。

この話にふれるときには概要を述べた PDF ファイルを読んでからの方がいいです。私も読まずに人に語って失敗しました。

結論は p.13,14 の「5.消費者救済のための方策」に述べられているのですが、契約書の変更は「(3) 契約約款の改訂」として三つの提言のうちの最後に挙げられています。その前に「(1) 携帯電話会社の努力義務」と「(2) 著作権法改正の必要性」が挙げられています。

なぜ弁償の前にその二つを挙げるべきと考えたのか、それを述べた途中のくだりは私にはとても面白かったです。

作り話 「一年付き合った彼女」追加

作り話 「一年付き合った彼女」 (Vodafone 3G 向け)を追加しました。

砂を吐くような話が大好きです。

802SE でメール本文を添付ファイルにさせないコツ

メール本文が勝手に添付ファイルになって使えないと不評の Vodafone 802SE を触ってみました。

確かに何の気なしにメールを作ると本文が添付ファイルになります。だけど、テキストだけのメールを作るコツはありますよ。

MMS を作成するとき「追加」→「テキスト」を選んで初めて文字が入力できるのも面食らうと思いますが、問題はその画面に戻ってきた後です。もう一回「追加」→「テキスト」を選ぶと本文が添付ファイルになるんです。

本文を添付ファイルにするには、テキストを追加する際に、上キーを押して既存のテキストのまわりが点線で囲まれた状態にした後、選択キーか「テキスト」キーを押した後でメニューで「編集」を選択します。

802SE の MMS 作成画面はワープロか WYSWYG HTML エディタと思った方がいいです。「何でそんな?」って MMS は元来そういうものですから。ページが一つで部品がテキスト一つしかないときだけ、添付ファイルが無いメールとして送信されるようです。

携帯同士の空メールなら SMS でやりとりしてしまうと聞く欧州で作られたからでしょうか、「MMS は SMS との違いを見せつけなければ」という気合いが入りすぎてしまったようです。

まずはゴミと転入出

私が生まれ育った出雲市が本日付けで合併しました。

どんな地図・町内区分になるんだろうかとサイトを見ましたが、載っていませんでした。市の紹介や計画も

現在、情報作成中です。

では何が載っているのかと探したら、載っていたのはゴミ処理と転入出取扱いでした。

市町村の仕事はゴミ処理と転入出取扱いだと思い直すと納得できました。税の情報もまだで、期末に間に合えばいいのかと納得できました。

HTTP レスポンスヘッダの Server: を確認したら "FJapache/5.1" とのこと。FJ の Apache では、という語呂が頭をよぎったので探してみたら、その通り、 富士通 Interstage Application Server にパッケージングされた Apache でした。大学の先輩に富士通出身者(つまり今は退社)がいらっしゃるので面白くないところも聞いてしまうわけですが、担当者が仕事ができる人であることを祈るばかりです。

[追記]
書くのにのんびりしすぎて日付が変わっていました。出雲市が合併したのは前日、2005年3月22日です。(2005-03-23 00:13)

作り話 「生気」追加

コミケが24耐をやっているという日に、家にこもって PC を動かしています。

フィクション置き場に、ようやく小ネタを一つ「生気」を追加。

悪乗りで、Vodafone 3G 向けフィクション置き場も作成。休みにこそ以前の作品を複製すべきですが、まだです。冷やかしで読もうと思ってらっしゃる皆さん、MIME タイプが独特で専用端末か技術がない人には本当に読めませんからね。

思考実験の失敗

中学生時代の同級のよしみで酒に誘ってくれた友達に、ようやく誠意ある回答ができます。

思慮深いその友達は、酒の席でこう問いました。

「考えたことある? 動物が何もいない星で木が倒れました。さて、そのとき音はしたでしょうか?」

私はそのときは「それは以前に散々考えて、音がしたかどうか分からないものは分からないと考えて止めた」と答えましたが、考え続ける友達を小馬鹿にしていました。あれから考え直し、彼の苦悩を否定するのは変わりませんが、より穏やかな言い方ができるようになった気がします。

その問題は、思考実験の失敗なんです。

思考実験、つまり頭の中だけで理詰めで考えることです。理詰めでさえあればよく、前提はありえないことでも構いません。滅多に起きないことを考えるときに使います。

上の問題では「動物が何もいない星で木が倒れた」が思考実験の中に設けた前提です。ここから理詰めで考えていけばいいです。「木があるならおそらく空気はあるから、おそらく音はしただろう」でも結論としていいです。

そこで反論が出ます。「音がしただろうことは推論でしかない。誰も聞いていないのに、本当にあったと言えるのか?」と。

でも「想像の中の木が倒れても音がするわけがないから私たちには聞こえない」というのは言い過ぎでしょうか。

思考実験の枠内で考えてみますね。もし動物がいない星に木が生えていたとします。地球から望遠鏡かアンテナでその星の情報を知ることができれば、木が倒れたことに気付き「無音の宇宙で音は届かなかったけど、現地で音はしただろうか」と想像を巡らすことはできます。この時私たちはその星にいませんが動物の一部です。しかし望遠鏡もアンテナも木の存在をとらえられなかったら。そのときは木が倒れたこと自体が分からず、そんな出来事は空想の中にしかありません。しかし思考実験の中では「木が倒れた」と空想を事実にできてしまうのです。空想の中にしかないことを事実と決めて、証拠がないときに矛盾に悩む、これは思考実験を失敗しているのです。

私は納得いきました。あの友達には届くでしょうか。これも思考実験では済まされません。

水道水と生水

ぽっとでの思いつきを大発見と思い込むのが好きです。

Mozilla Firefox や Mozilla Thunderbird の、Release Build (リリースビルド)と Nightly Build (ナイトリービルド)の違いを一言で言うとこうなるんだろうと思いつきました。

水道水版

Release Build (リリースビルド)
味より安全性重視です

生水版 または 冷や水版

Nightly Build (ナイトリービルド)
おなかを壊した人が実際に多数居ます

「リリースビルドも水道水の安全性に届いていない」とか「古いナイトリービルドより新しいリリースビルドの方がおいしい」という突っ込みは脇に置きます。

そして、次の質問にはどう答えていいか分かりません。

「おいしくて安全なミネラルウォーターはないの?」

世界最高スペック 携帯電話向けメール配信加速装置「メルエモン」

気付いたきっかけは、livedoor の DNS サーバが data-hotel.net というドメインにあるのでどんなホスティングかと気になったことです。

世界最高スペック 携帯電話向けメール配信加速装置「メルエモン」新登場

念のために書くと、あなたの携帯電話から送信されるメールを速くしたり届きやすくするサービスではありません。パソコンからあなたの携帯電話に送信されるメールを速くしたり届きやすくするサービスです。

迷惑メールを送ろうとすると、メールに宛名をたくさん書く(目に見える From: 行とは別に書けるんです)とか、何度も送り直すとか、たくさん送ることを考えなければなりません。しかし携帯電話会社も馬鹿ではないので、あまりに数が多いとわざと知らんぷりを決め込んだりします。そこで「いかに知らんぷりしないで居てもらうか」は迷惑メール業者の重要なノウハウです。

それをこのサービスは「我が社と契約を結べば、あなたのメールを livedoor の設備とノウハウを使って最高で毎時50万通ばらまいてあげますよ」と呼びかけているのです。

こう言うサービスがあちこちにあるとは聞いていましたが、livedoor もやっているとは。

DoCoMo と au に比べて Vodafone 相手の時に「性能」が一桁落ちますが、これが Vodafone にとって良いことか悪いことか分かりません。迷惑メールを防いでいるとも、メールサーバが遅くて反応しきれないとも、とれるからです。真相は調べてみないと分からず、今は気にしないことにします。

※ ご契約時には弊社による審査を行います。審査の結果、ご契約をお断りさせていただく場合がございますので予めご了承ください。
※ ご契約期間中に公序良俗に反する内容のメール配信、またはその恐れがあると弊社が判断した場合、サービスの停止、または契約を解除させていただく場合がございます。

テレビ・WWW・雑誌で広告できるような内容なら、こんなサービスに頼むもんか。

見ると去年(2004年)12月に説明会を開いています。私が情報に疎かったということです。

livedoor だって営利企業、法に触れなければ事業を試すでしょう。聖人君子のはずはありませんし、求めることが不幸な場合も多いと知りました。

でも感情的にはアダルトゲームソフトの販売より腹立たしいです。

livedoor ID を取得してみる

話題の livedoor の livedoor ID を取得してみました。パーソナルサービスはカタログ通りなら悪くないと思ったんです。

あ、この Blog を移転させるつもりはありません。

まず livedoor ギガメーラーは無料でウィルスチェックサービスがついて無効にできないところが私好みです。サーバでウィルスを検疫してもらうことは一度覚えたら止められません。ウィルスチェックサービスに払える金額からメールアカウントの個数を逆算するぐらいの意識でいたほうがいいです。無料でウィルスチェックサービスがつくのは選択の基準にしていいと思います。

次に Blog リーダーを試しました。RSS を登録できないサイトも結構な率でありましたが、まだベータ版でその旨注意書きがあるので今は待ちます。

驚いたのは、有名どころの新規情報配信を Blog リーダーに登録している人が少ないこと。Mozilla.org (RSS) と W3C (RSS) を登録している人が他にいないのは大丈夫だろうかと不安になります。もっと驚いたのは、この Blog を登録している人がもう一人いたこと。どんな人でしょうか...

livedoor のポータルにはいいところもある、と思っていた数時間後に影の部分を知ることになるのです。

届きました、MロゴTシャツ

連絡を受けてより一週間、家にいたのでようやく受け取れました。MロゴTシャツの現物です。

まだ開いていません...