風の宝石箱

日々想うことを感じたまま 大切にしまっておきたい

ホタル

2006年07月07日 | パパの思い出
今日は七夕。七夕と言ったら雨と決まっているのが例年なんだけど・・・。曇り空でまだ雨は降り出していない。

仕事を休んだ今日は、午前中に駅前の商店街を歩いて、七夕飾りに気が付いた。
そう、私が子供の頃にはもっと大掛かりな賑やかや飾りが通りを飾っていたものだ。

暇つぶしに買った週刊誌を読んでいたら、「秋篠宮ご一家が蛍観賞を楽しまれる・・・」という記事を目にした。
ホタル 蛍と聞いて思い出した事がある。
それは「パパ」の思い出。
今日はその事を書こう!

私が小学生の頃、3年か4年生のころのはなし。
明日、昆虫を一匹学校へ持って行かなければならない・・・。
昆虫なら何でも良い って事だったけど、大の虫嫌いの私に、
自分で虫を捕まえてくるなんて事はできっこない。
近所に幼なじみの秀ちゃんっていう男の子がいたけれど、頼む事も出来なくって、
夕飯の支度に忙しい母には相手にもされないし・・・。
どうしよう・・・先生に忘れ物をしたってまた怒られる(/_;) 
・・・当時、私は忘れ物の常習犯でしたから(^^ゞ

暗くなって、仕事から帰ってきたパパに話したら、
「虫なら何でも良いのか?」って私に聞くと、近所の川へ出かけて行き、
パパは、いとも簡単にホタルを捕まえてくれた。
すぐさま虫かごに入れて、家に持ち帰り、その夜はホタルのあかりが狭すぎる虫籠の中で静かに飛んでいた。
あくる日、私は少し得意になってその虫かごを大事に学校へ持って行った。

パパって頼りになる(*^_^*)

その頼りになる私の「パパ」は、もういない。
私は、その時パパに「ありがとう」って言ったのかな? 言わなかったような気がする。


風になったパパへ
 『パパ ホタルをどうもありがとう』




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