風の宝石箱

日々想うことを感じたまま 大切にしまっておきたい

本 「伝言」

2006年09月04日 | 映画・本・歌
「このドアを開ける人は 笑って開けてください」

本の著者である永六輔さんが、「映画評論家 淀川長治さん」のお見舞いに行った時の出来事。
淀川さんの病室のドアに「このドアを開ける人は 笑って開けてください」と書かれた張り紙があったそうです。

・・・詳しくは、本をお読みください。

いい言葉ですね。とてもわかりやすい「かきおき」です。

病室に入ってくるのは、お医者さんや看護師さん お掃除の人 それにお見舞いの人達。
入院中の人にとって、部屋に入って来る人が「笑顔」だと、ホッとするんですよね。
私も入院経験があるのでよく分かります。

この張り紙の効果は、

 看護師さんが笑顔になる 看護師さんが楽しげに仕事をしているようにみえる
 病院全体が明るくなった。

 当然、看護師さんたちは、淀川さん以外の病室へ行っても笑うようになったそうです。


営業スマイルなんて・・・
可笑しくも無いのに笑えない・・・
忙しから・・・
疲れてるから・・・ 

つい笑顔を忘れがちな私。

人と目が合った時に、いつでも誰にでも「にこっ」っと出来たなら、
楽しく働けそうな気がします。
人にも優しくなれるような気がします。

まずは私も、「笑って」をちゃんとしなきゃ と、今は思います。
どのドアを開けるときにも。

この本は、

言葉を 優しく 美しく 楽しく 伝える 大切さ を教えてくれました。