風の宝石箱

日々想うことを感じたまま 大切にしまっておきたい

気になる・・・

2006年07月31日 | Weblog
車を運転して買い物へ行く途中のこと、歩道で高校生か大学生ぐらいの2人がなにやら揉めている様子。
2人で、さほど広くない歩道を向き合って腕を払ったり・掴んだりしている。
ひとりの子はピンクのリュックを背負っていて、もうひとりは、よく見えなかった。
とにかく、昼間の出来事で話し声までは聞こえないが、手振りが大きいので目に付いた。

ちょうど、国道に出る交差点の赤信号で停まったので、サイドミラーから見ていると、
どうも、リュックの子が「行こう」としているのを、もうひとりが止めているように見える。
この2人、友達か・姉妹か・・・?
バックミラーを見ると、後ろの車の運転手も気になるらしくやはり2人の様子を伺っている。
殴り合いになっているなら対処も違うが、車を降りてわざわざ大きなお世話をしに行く人もない。
いったいどうしたのかな?
揉め事の理由がなんであれ、人目も気にせず、なりふり構わず、何か一生懸命に関っている2人は、きっと、お互いに「大切な人」なんだろうと思った。
・・・・・・
信号が青にかわり、車を走らせたので、その後のどうなったか分からない。
「イイ方へ」行ったのなら良いけど。
考え方の違いでこの2人が別れてしまったとしても、お互いに「大切な人」だと気付いていると良いなぁ と思う。

本当に、心から、親身になって考えてくれる人なんて、そうそう出会いないものだから。
 


グッドナイト&グッドラック

2006年07月29日 | 映画・本・歌
1950年代のアメリカでは「赤狩り」と言うものが行われていたそうです。
全米が萎縮する中、立ち上がった「ニュースキャスターと記者達」の実話です。
 
この映画は今年5月に話題になった映画です。(あまり知られていないかな?)
私の住む市内の映画館では上映されなかったので、六本木ヒルズか川崎か海老名のうちの何処へ行こうかと悩んだものです。

そこまでして観たかった理由は、ジョージ・クルーニーとロバート・ダウニーJrが出演していたからで、ただニュースキャスターの話としか知らず観にいきました。
白黒映画の字幕を読みながら・・・
・・・うーん(@_@。 難しい内容でした。

この映画の中で、印象に残った言葉があります。
それは、
CBSのニュースキャスター エドワード・R・マローがオンエアで言ったコメントです。

  「父親の罪を子に負わせてはならないことはわかります」

 私もそう思います。





ペンギンの憂鬱

2006年07月28日 | 映画・本・歌
ペンギンをペットにしたいほど好きな私、もちろん現実には無理ですが。
この本は、ペンギンと暮らす男の話で、内容は・・・ミステリー?。
当然、ペンギンは言葉を話さないけど存在感は十分にあってペンギン好きにはたまりません。
廊下やリビングをペタペタと歩くペンギンを想像してみてください。
微笑んでしまうでしょう!?
この本に登場するペンギンは「ミーシャ」という名がついています。
ちなみに、以前私が可愛がっていたペンギン(ポストペットの)の名は、「チャコ」です。

花火

2006年07月21日 | ひとりごと
あなたにとって「花火」とは?
これは去年の夏の話。暗くなったころ、「きれいだね」うちの裏の方で小さい女の子の可愛い声が聞こえてきた。「何をしてるのかな?」と気になって、ちょっと窓から覗いてみた。
そしたら、庭先にしゃがみこんで父と子で花火を楽しんでいる。お母さんは夕飯の支度かな?
赤や黄色・緑 次々に色を変えては消えていく花火。
その鮮やかな光に負けないほどの白い煙が風に流されていた。
「もう終わりにしようね、また明日ね」と、お父さんの声。
なんだ、もう終わりなんだ と、ガッカリしたのは、窓から見ていた私(^^ゞ。
女の子の反応はといえば、「うん また明日ね」と、素直!良い子だなって感心してしまいました。
普段、仕事で昼間家を留守にする私には裏の家にこんな小さい子がいるとは知らなくて・・・。ひょっとしたら、夏休みで遊びに来てたのかも?

花火。河川敷や湖・海上 毎年、大規模な打ち上げ花火大会が各地で開催されている。
私も子供の頃、花火大会を家族で見に行った覚えがある。でも、私にとって最初の花火はこの女の子のように、庭先で見た小さい花火だったんだろうなって思う。
残念ながら「私の最初の花火」の記憶は、もう忘れてしまって思い出せ無いけれど。

コンサートや映画・観劇は、一人でも観に行く私なのに、花火だけは一人で行こうと思わない。あまりにも帰り道が寂しそうな気がするから。


木もれ陽

2006年07月20日 | Weblog
私の好きな曲のひとつにローベルト・シューマンの「トロイメライ」があります。
ゆったりとして単調な優しい調べを聴いていると、緊張が解かれ頬杖をついて眠りに誘われるような、心地になります。
クラシックに興味の無い人でも、一度はこのピアノ曲を耳にした事があると思います。


作曲家シューマンさんの「優しくロマンティックな詩」を本で見つけました。

  貴女に
  花びらたちの 夕べのざわめき
  朝日の 燃えるような輝き
  暖かな 木もれ陽の影
  なま温かな夜 妖精の月光の踊り
  ひそかに近づく 聖なる時間
  心の平安への 扉を叩く
  輝く思いは そのきらめく翼に乗って
  精神を星の高みへと運ぶ
  親しい者たちの 愛しい声は
  喜びや悲しみのとき われに誠実であり続けた 

この詩は、1831年 7月25日 のシューマンの日記に書かれていたそうです。
こんな素敵な詩を書く才能は私には無いけれど、「素敵だなぁ」と感じられる事が嬉しいです。

ここ数日のニュースを見ていると、大雨の影響で各地で被害が出ています。
来週の25日には、晴れて、多くの人が木もれ陽の影を足元や洋服に映して散歩でも出来れば良いなぁ と 思います。





  




ホタル

2006年07月07日 | パパの思い出
今日は七夕。七夕と言ったら雨と決まっているのが例年なんだけど・・・。曇り空でまだ雨は降り出していない。

仕事を休んだ今日は、午前中に駅前の商店街を歩いて、七夕飾りに気が付いた。
そう、私が子供の頃にはもっと大掛かりな賑やかや飾りが通りを飾っていたものだ。

暇つぶしに買った週刊誌を読んでいたら、「秋篠宮ご一家が蛍観賞を楽しまれる・・・」という記事を目にした。
ホタル 蛍と聞いて思い出した事がある。
それは「パパ」の思い出。
今日はその事を書こう!

私が小学生の頃、3年か4年生のころのはなし。
明日、昆虫を一匹学校へ持って行かなければならない・・・。
昆虫なら何でも良い って事だったけど、大の虫嫌いの私に、
自分で虫を捕まえてくるなんて事はできっこない。
近所に幼なじみの秀ちゃんっていう男の子がいたけれど、頼む事も出来なくって、
夕飯の支度に忙しい母には相手にもされないし・・・。
どうしよう・・・先生に忘れ物をしたってまた怒られる(/_;) 
・・・当時、私は忘れ物の常習犯でしたから(^^ゞ

暗くなって、仕事から帰ってきたパパに話したら、
「虫なら何でも良いのか?」って私に聞くと、近所の川へ出かけて行き、
パパは、いとも簡単にホタルを捕まえてくれた。
すぐさま虫かごに入れて、家に持ち帰り、その夜はホタルのあかりが狭すぎる虫籠の中で静かに飛んでいた。
あくる日、私は少し得意になってその虫かごを大事に学校へ持って行った。

パパって頼りになる(*^_^*)

その頼りになる私の「パパ」は、もういない。
私は、その時パパに「ありがとう」って言ったのかな? 言わなかったような気がする。


風になったパパへ
 『パパ ホタルをどうもありがとう』