風の宝石箱

日々想うことを感じたまま 大切にしまっておきたい

♪12月の風になりたい(ZIGGY)

2006年12月17日 | 映画・本・歌
赤信号で停まれば、ため息をつき、青信号が続けば、不安になる。

なんとも身勝手なやり切れない若者の気持ちが歌われてるこの歌が私は好きです。

何もかも素直に喜べず、何がどうなっても気に入らず・・・。
そんな時って、私にもあります。
どうしようもない事は分かっているのに、受け入れられない。

そんな時には、

無愛想で・気難しくて・不愉快な人だ と人から思われてる嫌な私がいる。

それでも、誰にどう思われようと、私は嫌な部分も含めて「私」が好きです。


大人になりきれない・人間が出来ていない そんな中途半端な私は、

「12月の風」に、冷たさだけではなく、<優しさ>を感じ取れる人になりたいと思う。

うわべ の奥に隠されているモノを感じ取れる人になりたい と思う。

日々の暮らしは、歌のように「勝ち目の無い」「ゴールの無い」ゲームのような物だ。

一生続いていくゲームなら、こんな私でも徐々に・時折「良い人」になっていけるのかなぁ~と思う。

お世辞は、言われるのも言うのも嫌いだ。

それでも近頃は、多少の感情のコントロールは出来るようになった。



だけど、いつでも「風」のように素直でありたい。

穏やかな時もあり、荒れ狂う時もあり。温かくもあり冷たくもあり。

一ヶ所に留まらず自由に吹いていたい。


もう、何年も前の夏にこの♪「12月の風になりたい」が好きだ と、彼に言った事がある。
良かった あの時言っておいて。

彼と出会った頃、私が「アレが嫌い・これが嫌い・それも嫌い・・・・」と、なぜか?嫌いな物ばかり話していた日があった。
そしたら、彼が、「まるで、俺のことが嫌いだ と、言われてるみたいだ」と言った。

私は、そんな事を言う彼が好きだ。

今、私が持っているZIGGYのCDは、彼の遺品となってしまったけれど、この歌だけは私の好きな歌です。