風の宝石箱

日々想うことを感じたまま 大切にしまっておきたい

三国志

2012年10月04日 | Weblog
高校の国語の授業で『泣いて馬謖を斬る』の意味を話して聞かせて下さったのは、原先生でした。
原先生は、黒縁の眼鏡をかけていて、ふくよかな・・・今でいう「メタボ」体型の優しい声をした、年配の先生でした。
思い起こせば、いつも穏やかに綺麗な日本語で話をする先生でした。生徒を叱るときにも決して声を荒げる事はありませんでした。
出来の悪い生徒相手にも、興味を引くように、分かりやすく例えて授業をしてくださいました。
いつか、読んでみたいと思いつつも、長編小説のため敬遠していた「三国志」ですが、ついに読みました。
平均して、日500ページを読み進めたほど、寝食を忘れるほどの「面白い」読み物でした。

今は、気になる武将など選んで[正史 三国志]他をじっくり読んでいます。
つまり、三国志は「マイブーム」になっています。
語り合う相手が欲しくて友人に勧めたところ・・・「戦ってばかりでどこが面白いの??」と、思いがけない反応にショック!
.....〈色恋沙汰が無い〉と、言いたいらしいのです。
.............涙涙の恋愛小説じゃぁないんだから・・・。
小説には書かれていなくても、一人の男性に、奥方様に側室数人・愛妾数人もいるんだから、ドロドロした女の戦いが無いはずもないでしょうが、戦乱の時代を生きた人達に惹かれます。

登場人物のなかでも、
荀さん  諸葛孔明さん  張遼さん  郭嘉さん  呂蒙さん の、生き様が好きです。また、馬良さん に、興味がありますが、あまり詳しく書かれたものがないので残念です。

小説三国志や正史三国志では、理解できない事が多いのですが、三国志学会事務局長・渡邉義浩さんの書かれた[「三国志」軍師34選 ]を読むと、いくらかその時代の様子が分かるようになってきました。 まだ、読んでいる途中なので、これからも楽しみです。




    


『若きクライスラーの・・・』

2007年01月31日 | Weblog
画像の人は、15歳の頃から自分の読んだ本で気に入った文章をノートに抜書きしていました。そのノートを『若きクライスラーの宝物の小箱』と名付けていたそうです。
そのスケッチは、二十歳の頃のヨハネス・ブラームスさんです。
ブラームスさんといえば、髭を生やした恰幅のいい気難しそうなお顔をした晩年のブラームスさんが一般的に良く知られていますが、こんな愛らしい頃があったんですね。

私のブログのタイトルは、その『ノート』を真似て名付けました。

数年前からオルゴールを探していますが、中々欲しい曲のオルゴールが予算の範囲では無くて、手に入れることが出来ません。
どこだったかなぁ?旅行先のお土産売り場で数々のオルゴールの中から、壁掛けタイプオルゴールを見つけました。
振り子時計のように垂れ下がっている振り子を引っ張ると曲が流れるもので、それが「ブラームスの子守唄」でした。
単音の簡単なメロディーですが、子守唄らしくゆったりとした優しい響きが気に入って買いました。。
今でも、その木製の箱型の小さなオルゴールは窓辺に飾ってあり、時折振り子を引っ張っては、夢心地に浸っています。

ブラームスのピアノ曲の中では、「二つのラプソディー」のト短調が好きです。
青年の力強さと内面の闇の部分に感銘し深く引き込まれます。
かと思えば、ピアノ連弾のワルツ集にも、うっとり聞き惚れてしまいます。

音楽とは良いものですね。



気になる・・・

2006年07月31日 | Weblog
車を運転して買い物へ行く途中のこと、歩道で高校生か大学生ぐらいの2人がなにやら揉めている様子。
2人で、さほど広くない歩道を向き合って腕を払ったり・掴んだりしている。
ひとりの子はピンクのリュックを背負っていて、もうひとりは、よく見えなかった。
とにかく、昼間の出来事で話し声までは聞こえないが、手振りが大きいので目に付いた。

ちょうど、国道に出る交差点の赤信号で停まったので、サイドミラーから見ていると、
どうも、リュックの子が「行こう」としているのを、もうひとりが止めているように見える。
この2人、友達か・姉妹か・・・?
バックミラーを見ると、後ろの車の運転手も気になるらしくやはり2人の様子を伺っている。
殴り合いになっているなら対処も違うが、車を降りてわざわざ大きなお世話をしに行く人もない。
いったいどうしたのかな?
揉め事の理由がなんであれ、人目も気にせず、なりふり構わず、何か一生懸命に関っている2人は、きっと、お互いに「大切な人」なんだろうと思った。
・・・・・・
信号が青にかわり、車を走らせたので、その後のどうなったか分からない。
「イイ方へ」行ったのなら良いけど。
考え方の違いでこの2人が別れてしまったとしても、お互いに「大切な人」だと気付いていると良いなぁ と思う。

本当に、心から、親身になって考えてくれる人なんて、そうそう出会いないものだから。
 


木もれ陽

2006年07月20日 | Weblog
私の好きな曲のひとつにローベルト・シューマンの「トロイメライ」があります。
ゆったりとして単調な優しい調べを聴いていると、緊張が解かれ頬杖をついて眠りに誘われるような、心地になります。
クラシックに興味の無い人でも、一度はこのピアノ曲を耳にした事があると思います。


作曲家シューマンさんの「優しくロマンティックな詩」を本で見つけました。

  貴女に
  花びらたちの 夕べのざわめき
  朝日の 燃えるような輝き
  暖かな 木もれ陽の影
  なま温かな夜 妖精の月光の踊り
  ひそかに近づく 聖なる時間
  心の平安への 扉を叩く
  輝く思いは そのきらめく翼に乗って
  精神を星の高みへと運ぶ
  親しい者たちの 愛しい声は
  喜びや悲しみのとき われに誠実であり続けた 

この詩は、1831年 7月25日 のシューマンの日記に書かれていたそうです。
こんな素敵な詩を書く才能は私には無いけれど、「素敵だなぁ」と感じられる事が嬉しいです。

ここ数日のニュースを見ていると、大雨の影響で各地で被害が出ています。
来週の25日には、晴れて、多くの人が木もれ陽の影を足元や洋服に映して散歩でも出来れば良いなぁ と 思います。





  




好奇心から・・・

2006年06月17日 | Weblog
前々から興味のあったブログ。たくさんの人達のブログを読んでいるうちに、自分のものが欲しくなってきました。
でも、なかなか始められずにいました。

でも、きっかけは、単純!
この木漏れ日のテンプレートがとっても気に入ったからなんです。
gooさん に感謝。

子供の頃、宿題の日記や作文・感想文・文字を書くことが大嫌いだった私に、
この「風の宝石箱」にどれだけのモノを詰められるのか? 
今はとても楽しみです。