風の宝石箱

日々想うことを感じたまま 大切にしまっておきたい

寒ぅ~~~い

2008年11月27日 | ひとりごと
救命科のT先生
脳神経外科のO先生
腎臓内科のK先生
整形外科のF先生
リハビリ科のY先生

看護士さんたち
病棟クラークさん
お掃除に来てくれるMさん

たくさんの人達にお世話になった。

ヘッドギア ポリネック ギプス 包帯 ネット コルセット 点滴の針。
車椅子に歩行器。
ひとつずつ取り外されて、今はコルセットだけ。

飛んだり跳ねたりはまだ出来ないけど、階段の上り下りも出来るようになった。
まだ不自由な身体だけど、リハビリを続ければ「よくなりますよ」と言われた。
筋トレは結構キツイ、でも、がんばれる。

紫陽花も朝顔も打ち上げ花火も頭をたれる稲穂も今年は見られなかった。
今は紅葉だ。

朝の回診で、「筋トレは毎日やらなきゃだめですよ」「これから寒くなってくるから 温かくして・・・風邪引かないように気をつけてくださいね」とF先生から言われた。

来月は外来の診察室でF先生に会う。

私は今日退院した。




杖の話

2008年11月11日 | ひとりごと
「杖」の話をした。

・・・
 目の不自由な少女に、周りの大人達が言う。
 「白い杖を使っていれば、まわりの人も気を使ってくれて、声をかけてくれたり、何か手助けをしてくれるから、白い杖を突いて出かけなさい」

 でも、少女は「白い杖」を嫌だと言ってきかなかった。

どう思う?
訊ねられた私。

 「その子 偉いじゃない。」とこたえたら、「偉い???どこが?」と、また質問された。

私が「偉い」と思うのは、自分の意志を正直に言った事だ。

「白い杖」は、眼の見える人が、「あぁ あの人は眼が見えないんだ」と分かる便利な物にすぎない。
「白い杖」は、『私はみなさんと違って盲人なんです。だからみなさん親切にしてください』とでも言うような道具だ。

その子は、何もわざわざ白い杖をついて「私は目が不自由なんです」と世間の人達に無言で知らせる事も、また同情されることも嫌だったのだと思う。
杖を突いて、歩いて出かける事が出来るのなら杖の色なんてどうでも良いじゃないか!

誰にだって、知られたくない事はあるだろう。

その子だって、イイ子になって、「他の人達に迷惑をかけてしまうから」と、自分の気持ちを抑えて嫌々でも白い杖を使うことにする事も出来ただろう。

でも、その子は「嫌なものは嫌だ」とはっきり言ったのだ。私はその気持ちを大切にして、前向きに応援してあげたいと思う。

その子のことを「わがままだ」と言う人もいることでしょう。でも、私は「嫌なものは嫌だ」と言ったその子の正直な気持ちと勇気を大切にしてあげたい思う。