春日公園前の補聴器屋さん 『かすが補聴器専門店』のブログ

春日市・大野城市・太宰府市・那珂川町で唯一の補聴器専門店を開業しました。補聴器と聞こえに関する情報を取り上げていきます。

JAPAN補聴器フォーラム2013(その2)

2013-05-21 11:57:16 | 補聴器業界

春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ。

 

 

週末から風邪で体調を崩してしまいました。

季節の変わり目に体調管理ができていなかったと反省しています。

以前は、1日布団にくるまって汗をかけば治っていたのですが・・・

3日間ダウンしてしまい、体力の衰えと、年齢を実感!(笑)

 

 

さて、本日は、少し前にも触れましたが、「JAPAN補聴器フォーラム2013」について取り上げます。

 

 

開催まで1ケ月を切り、ビジネスカスタマー(販売店)向けのセミナーも予約がいっぱいになってきているようです。

出展されるメーカーさんもかなりの熱の入れようで、営業に来られる担当者さんが、「是非、うちのブースも来てください!」と熱心に誘致されています。

 

 

出展ブースには、日本国内で展開するほぼすべての補聴器メーカーさん、人工内耳メーカーさん、補聴器アクセサリーを取り扱う業者さん、電池メーカーさんなど約20社が並びます。

最先端の補聴器が展示・説明されることはもちろん、実際に試聴したりすることもできるでしょう。

この機会に、取り扱いをしていない補聴器メーカーさんのブースも廻って、勉強したいと思っています。

 

 

また、補聴器アクセサリーの業者さんも出展されているので、補聴器のメンテナンスに役立つグッズもたくさん見ることができるのも楽しみです。

 

 

一般参加も無料なので、現在、補聴器を使用している方やこれから補聴器を検討しようとする方々も注目されているでしょう。

 

 

難聴や補聴器に関する啓蒙が、まだまだ進んでいない現状なので、こういうイベントを通じて、健聴者の方々にも多く参加していただきたいですね。

特に、家族に難聴者や補聴器使用者がおられるような方には、その家族を理解できる良いきっかけになるのではないでしょうか?

 

 

開催されるセミナーも一般向けのものは、

 ・「耳ときこえ」のセミナー

 ・消費者セミナー「かしこく補聴器を選ぶために」

 ・キッズセミナー

 ・介護・福祉関係者向けセミナー

など有益な内容のものが多くあります。

 

 

消費者セミナーなどは、国民生活センターに寄せられる補聴器に関する苦情事例やトラブル対処法などが講演されるみたいなので、我々業者にとっても興味深い内容です。

 

 

一般参加は、都内近郊の方に限られるでしょうが、補聴器関係者は全国から参加されると思いますので、盛況な2日間になるでしょう。

東京出張が楽しみです!

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

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RICタイプ補聴器

2013-05-17 14:17:13 | 補聴器

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昨日は、電気屋さん的仕事をしてきました。

実家の両親が、DVDを見る際、リモコンの操作ボタンが多くて、使いこなせない。

もっと簡単に見る方法がないのか?と呼び出された次第です。

解決方法は、DVDプレーヤー一体型TVの購入でした。

当然、TVを送っても設置やチャンネル設定ができるはずもなく、店が終わって行ってきました。

家には70超の両親二人しかいないのに、TVが3台。(笑)

純正のリモコンが使いこなせず、簡易型のボタンが少ないリモコンを使っています。

機能がありすぎるTVが使いこなせない・・・

まるで、高額な補聴器と一緒ですね。(笑)

 

 

本日は、RICタイプの補聴器について取り上げます。

 

 

RICタイプとは、「Receiver In Canal(レシーバー・イン・カナル)」という新しいタイプの補聴器で、最近の主流になりつつあります。

 

 

最近のデータ(補聴器工業会の第1四半期補聴器出荷台数)でも、RICタイプの実績は、

 ・PR41電池タイプで、124.5%UP。

 ・PR48電池タイプで、159.5%UP。

と伸び続けています。

 

 

最大の特徴は、

 ・小型で目立たない

 ・オープンから高度まで対応

 ・ボディカラーが多く、ファッショナブル

 ・耳道内にレシーバーがあり、音質が良い

といったところでしょうか。

 

 

従来は、「目立たない=オーダーメード(耳あな型)補聴器」でしたが、

RICタイプの登場で大きく変わってきました。

 

 

例えば、高度難聴の方がオーダーメード補聴器を使用すると、

 

 

写真のように、耳全体にシェル(補聴器の外枠ケース)が入り、とても「目立たない」と言えるものではありません。

 

 

RICタイプのパワーレシーバーは、レシーバー部分をモールド加工しますが、耳あな型のフルサイズほどではありません。

 

 

装用写真を比較しても、圧倒的に目立ちません。

工業会のデータでも、耳あな型フルサイズの前年比は1割近く減少しています。

長年、オーダーメードタイプを使っていた方が、RICタイプに買い替えしているのかもしれません。

 

 

個人的には、なんでもRICタイプで適合させてしまうのはどうかと思いますが、最近の補聴器業界の傾向です。

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

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補聴器の日

2013-05-16 11:06:05 | 補聴器業界

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昨日は、ちょっとお店をお休みして車の車検に行ってきました。

ユーザー車検です。

話には聞いていたのですが、車好きの私、「一回自分でやってみよう!」と試みました。

通常、整備工場などに任せきりなのですが、陸運局に行って書類を書き、重量税、自賠責をその場で払い込み、検査ラインに自分で乗り込みました。

初めてだったので、検査士の方がサポートで付いて頂けました。

終わっての感想。

普通の半分の値段でできました!

値段もさることながら、とてもいい経験でした。

中には、女性一人でユーザー車検を行う方もいて、頼もしいですね。

 

 

さて、本日は、「補聴器の日」について取り上げます。

 

 

補聴器業界は、

 ・3月3日⇒⇒⇒『耳の日』

 ・6月6日⇒⇒⇒『補聴器の日』

 ・9月9日⇒⇒⇒『人工内耳の日』

 ・9月中旬⇒⇒⇒『敬老の日』

があり、3か月ごとにイベントがあります。

 

 

6月6日の『補聴器の日』は、1999年に日本補聴器販売店協会と日本補聴器工業会が制定した比較的新しい記念日です。

6を二つ向かい合わせにすると耳の形に見えること、3月3日(耳の日)にさらに補聴器という聞こえを補うもう一つの耳を付けることから、3月3日×2=6月6日と言う意味合いもあるそうです。

 

 

東京などの大都市では、このイベントに際して大きな行事などが行われたりしますが、地方都市では目立ったイベントは催されません。

個々の販売店レベルで、お客様にDMハガキを送ったりして、『補聴器相談会』を実施するくらいです。

 

 

きこえや補聴器に関心を持っていただける日なので、もう少しテレビなどのメディアで取り上げてもらったり、新聞の社説などに記事などが取り上げられるといいですけどね。

 

 

私も、いろいろな媒体で販促活動を行っていますが、5月末から6月第1週にかけては、すべて『補聴器の日』を取り上げた内容にしています。

広告代理店の方に、「6月6日は『補聴器の日』なんですよ。」とお伝えしても、ご存じない方が多かったですね。(悲)

 

 

販売店の中でも広告等を出すところが少ないので、もっともかもしれません。

業界がもっときこえや補聴器に関する情報を発信して、難聴者の方々にお知らせしていくような「補聴器の啓蒙活動」が必要だと思います。

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

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耳鳴りについて(その2)

2013-05-13 15:57:43 | 耳の病気

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昨日に続き、天気が良すぎて、すっかり夏を感じます。

昨日の晩は、窓を開けて寝ていたので、自然の風が心地よく、熟睡してしまいました。

今がちょうどいい気候かもしれません。

 

 

本日は、引き続き「耳鳴り」について取り上げます。

 

 

前回、耳鳴りの軽減に補聴器が役立つことをお伝えしました。

補聴器メーカーの中には、補聴器の中に「耳鳴り治療」に活用できる機能を持ち合わせているものがあります。

 

 

まず、耳鳴り治療についてですが、

音響治療として、『TRT療法』というものがあります。

TRT(Tinnitus Retraining Therapy)=耳鳴り再訓練療法とは、

 1.医師によるカウンセリング

 2.音治療

により、耳鳴りに順応させることを目的としています。

 

 

同じような、音治療に、以前は『マスカ―療法』というものがありました。

耳鳴りを感じる周波数を調べて、その部分にピンポイントでノイズを出し、耳鳴りの音自体を隠してしまう方法です。

 

 この治療方法は、一定の効果があるようですが、

再度耳鳴りを気にするようになると、

音治療を継続しなくてはならないようです。

 

 

一方、『TRT療法』は、感じている耳鳴りの度合いを小さくして、

耳鳴りがしていても気にしないように

『脳』に対して順応を目指す治療方法です。

 

脳が過剰反応して苦痛を感じている『耳鳴り』。

順応するには、時間がかかる治療法ですが、

メーカーサイトに詳細が紹介されていますので、ご紹介しておきます。

シーメンス⇒⇒⇒こちら

ワイデックス⇒⇒⇒こちら

 

 

 

 

 

本日は以上です。

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耳鳴りについて(その1)

2013-05-10 13:13:56 | 耳の病気

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昨晩から降り出した雨と風であいにくの天気です。

風の流れが結構速いので、週末の天気は好転しそうですね。

 

 

本日は、「耳鳴り」について取り上げます。

 

 

お店に来店されたお客様に、事前アンケートを取りますが、

質問事項のなかに、「耳鳴りがありますか?」という項目を設けています。

 

 

お客様の半分以上は、「ある」と答えられます。

難聴者の方が、必ずしも「耳鳴り」があるわけではないようですが、

「耳鳴り」に悩まされている方は、

難聴者でも健聴者でも多くおられます。

 

 

「生活困難度」には、個人差がありますが、

重度の方になると、仕事や日常生活でも困難を来たし、

ノイローゼ気味になる方もいらっしゃいます。

 

 

私も、仕事の合間に防音ルームで作業をしたりしますが、

密閉すると周囲の環境音がなくなり、室内の騒音レベルが25dB程度になるので、

自身の「耳鳴り」を顕著に感じます。

ず~っと中にいると、だんだん耳鳴りの音が大きくなってくるように感じて

ちょっとおかしくなりそうですね。

 

 

耳鳴りには、「自覚的耳鳴り」と「他覚的耳鳴り」というものがあります。

「自覚的耳鳴り」は、本人にしか聞こえませんが、

「他覚的耳鳴り」は、筋肉の痙攣や耳の周辺の血流の乱流などの音で、

第3者にも確認することができます。

 

 

他人にも聞こえるというと、ちょっと怖い気がします。

Youtube上に他覚的耳鳴りを録音しているものが公開されているので、

ご紹介しておきましょう。⇒⇒⇒こちら

 

 

自覚的耳鳴りの治療は、簡単ではないようです。

よく耳鳴りを持っている方にお聞きすると、

耳鼻科の先生でも、積極的に治療を行うことは難しいようで、

原因特定、効果的治療がなかなか行えず、

中には、「慣れるしかない」とか「気にしないように」と言われて治療に進まないこともあるようです。

 

 

お医者さんのアドバイスを受けても、解消しない方は、

漢方や耳つぼなどの方法を取られることもあります。

 

 

耳鳴りを感知しているのは、「脳」なので、

肉体的疲労や精神的ストレスで耳鳴りに対し、「脳」が過剰反応を起こすと、

余計に耳鳴りが強調されて、さらに意識してしまいます。

 

 

周囲に環境音があり、耳鳴りの音がかき消されてしまうと意識せずに済みますが、

静かなところや、夜、寝る時などは、周囲が静かなので、

再び耳鳴りを意識してしまいます。

 

 

難聴者の場合、聴力低下から周囲の環境音が聞こえにくい状態になっているので、

ご自身の「耳鳴り」に意識が集中してしまいます。

ひどい方は、「頭の中でセミが100匹鳴いている。」と表現される方もおられます。

 

 

補聴器の二次的な効果と言えますが、補聴器を装用すると、

「耳鳴りが無くなる(感じなくなる)」とか、「耳鳴りが気にならないくらい弱くなる」という方は多くいらっしゃいます。

 

 

先に説明したように、聴力低下で周囲の環境音が聞きとれなくなっているので、

補聴器を付けて、環境音が聞こえるようになると

「耳鳴り」を感じなくなったり、弱くなったりする訳です。

 

 

耳鼻科の先生の中には、耳鳴り治療に補聴器を薦められる先生もいらっしゃいます。

 

 

難聴の方で、耳鳴りに悩まされている方は、

補聴器を使うことで、

「きこえの改善」と「耳鳴りの解消」を獲得することができるかもしれません。

補聴器の意外なメリットとして

知っていただきたい特徴ですね。

 

 

 

 

本日は以上です。

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