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「●●に住み続けるためには何が必要か」

2022-04-30 12:00:00 | 21期生のブログリレー

こんにちは。

19期生、企業内診断士兼週末大学院生の廣瀬達也です。

4月2回目の登場です。

 

新年度早々に大学院のサイエンスコミュニケーション講義にて「ファシリテーション演習」の授業を受けました。

社会人で診断士をやっていると、「ファシリテーション」なるフレーズ、その機会に触れる機会は少なくない気がします。今回の講義は純粋に学生(院生)向け講義でした。今後、市民の方々に対して専門家(研究者)として接する機会(サイエンスカフェ、何かのワークショップ等)で適切に振舞うためにスキルを学ぶという主旨のようです。

(「えんたくん」なるファシリテーション用ツールをつかった演習です)

 

当該講義の中のディスカッションテーマおよび様子が興味深かったので、今回はその内容について書きます。(なので、ファシリテーションスキルなどには触れませんのでご了承ください…)

 

テーマは「豊岡に住み続けるには何が必要か」でした。

 

豊岡とは大学院がある兵庫県北部の街「豊岡(とよおか)市」。城崎温泉、出石城址、神鍋高原、竹野海水浴場、コウノトリなど温泉、歴史、自然がある街。兵庫県で最も面積が多い市(神戸市よりデカイ)。そして、兵庫県北部で最も人口多い街(平成の大合併前は北部唯一の「市」だった)。とはいえ人口は約8万人(そして減少傾向)。前回ブログで紹介した兵庫立芸術文化観光専門職大学なる大学が昨年度から開学してちょっと話題になったり、移住者が多く、協力隊などけっこうがんばっている街として(地元とか知る人ぞ知る的には)知られたり…しているものの、おおよそ高校卒業すると若者が街から出ていく街です。市内に鉄道はJRしかなく。クルマがないと生活不便なありがちな地方都市。映画館は一度街からなくなり、数年前に復活したものの、コロナ禍などの影響を受け今年の8月で旧館することが決定しています。

 

僕は、特に、大阪・京都など都市部の大学を卒業して大学院に来た若い人たちがこの「豊岡という街」をどう感じているのかに興味がありました。

 

交通手段(自家用車、公共交通機関)、アミューズメント、情報などの充実度、天候(夏暑く、冬雪多い)を基準とする想定通りの切り口でディスカッションは進みました。

平たく言えば、公共交通機関の充実が必要(マイカーないと不便すぎる)。娯楽施設が必要(バッティングセンター、コンビニなどの充実希望)。学校以外のサードプレイス・コミュニティ参加すれば生活充実 などの意見が飛び交ってました。

 

学生の状況を見ていると、やはり、「住み続けたい」派、「ツライ」派に分かれ、そして「状況を冷静に分析しつつも、住み続けたいとも出たいとも言及しない」派もいる状況。

僕は「住み続けたい」派には「ありがとう!」、「ツライ」派には「不便で申し訳ない…」などココロの中でささやいてました。

 

みなさんが、今の街に住み続けるにはどんな理由が必要でしょうか?

あるいは、どんな理由で今の街に住んでいますか?

ちょっと考えてみると、自分の新しい気持ちの発見になるかもしれません。

 

その日、講義終わると多くの学生たちはクルマ乗り合わせて、ドッと神戸市に隣接する三田(さんだ)市まで、「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」を観るべく兵庫県を南下して行きました。

クルマで2時間くらいかけて映画観に行くというのは、ドライブがてら的に楽しそうでもあり、ちょっと大変そうでもありですね。(便利なアミューズメント施設が近くにあることは大切かもしれません)

 

「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」は確かに気になる。仕事帰りに神戸市内のレイトショーで観ようかな。。。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (佐々木桃太郎)
2022-04-30 21:20:14
数カ月だけ山奥出張に数カ月だけ行っていたことがあり、当時を振り返りました。
徒歩10分くらいの場所にコンビニがあったので不自由はしなかったのですが、2週間に一度程度下山して必要なものを買い込んでいたのを思い出します。
現代は、インターネットがつながれば、動画視聴などの娯楽はどこでも楽しめるでしょうし、ネット通販も可能にて、多少不便な場所でも許容できるかもしれません。
と記載しましたが、再来月あたりに便利な立地の物件を借りる予定でいます。。。
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Unknown (山﨑 肇)
2022-05-01 07:26:58
豊岡は以前コメントしたようにかつて(40年ほど前)よく出張で行ってました。当時から比べると高速も通って便利になったのだろうと思いますが、落ち着いた静かな町に変わりはなさそうですね。
「豊岡に住み続けるには何が必要か」がテーマということは、住み続けたくない人が多いということでしょうか。人口減少に悩む地方都市の共通のテーマですね。
相変わらず素晴らしい写真をありがとうございました。
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Unknown (廣瀬達也(19期))
2022-05-01 08:05:53
佐々木(桃)さん
コメントありがとうございます。
確かにネットつながれば大概の場所で暮らすことの不便さは軽減できそうな時代になりました。
「便利な立地」は人・法人それぞれだと思います。まして、旅行でなく暮らし続けるとなると、より「便利な場所」を求めることは大切と思います。

山﨑塾長
コメントありがとうございます。
高速(北近畿豊岡道)により交通アクセスはなかり便利になっています。
今回のテーマは、関東圏から昨年度転勤し、初めて関西圏(豊岡を関西圏と呼ぶかは微妙なところもありますが)こられた若い先生が、「自身への問いかけ」と、「(同様に兵庫県外から入学してきている)学生の意見を聞きたかった」的に設定したテーマと推察しています。
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