皆さん、こんにちは。事務局の宇野毅です。
5月23日(日)、ラグビートップリーグの今期最終戦である「サントリー サンゴリアスvsパナソニック ワイルドナイツ」の一戦が、東京・秩父宮ラグビー場で行われました。ラグビートップリーグは、来期からプロリーグに移行するため、今期が最後の開催です。
結果は皆さんご承知のとおり、パナソニック ワイルドナイツの優勝で終わりました。サンゴリアスファンの私としてはとても残念ですが、引退される福岡堅樹選手に敬意を示し、良しとしましょう。
さて、ラグビートップリーグは、2003年のスタート以来、18シーズンにわたって日本ラグビーを牽引してきました。その中で、日本ラグビーのレベルを向上させ、世界的な躍進のきっかけをつくった人物と言えば、エディ・ジョーンズさんではないでしょうか。
エディさんは、サントリー サンゴリアスのヘッドコーチを務められ、その後ワールドカップ・イングランド大会では日本代表を指揮、南アフリカ代表を破り、「史上最大の番狂わせ」と言わしめた名将です。
以前読んだ書籍「ラグビー日本代表エディ・ジョーンズとの対話 コーチングとは『信じること』」(文芸春秋社)の中でエディさんは、強く進化し続けるチームづくりに必要なものとして、①ハードワーク②楽しさ③規律④柔軟性の4つをあげていました。
成功を収めているチームは例外なくハードワークをいとわないものです。しかし、ハードワークだけではダメだと彼は言います。ハードな中にも楽しめる要素を取り入れることが重要で、そのことでチームの各人がさらにハードな練習を前向きに取り組むことができるという考えです。また、楽しむ要素を入れながらも、規律が極めて重要なのだそうです。日本では楽しむ要素があると規律が乱れると考える指導者が多いように思いますが、彼は楽しさと規律は矛盾しないと言い切ります。
規律というのはチームでの決まり事ととらえがちですが、それだけではなく個人の意識の中にも宿るべきもの、自分を律することがチームの利益となり、他のメンバーから尊敬されるために必要なものであると彼は教えます。
また、規律も重要ですが、チーム内でのディスカッションによって、組織の中でルールや習慣を柔軟に変更・設定することで、チームメンバーの参加意欲の向上や活性化につなげていくことも必要であると述べられていました。
相反するような4つの要素を高いレベルでいかに融合していくかがコーチの腕のみせどころということでしょう。規律と楽しさを使いこなして、チームをレベルアップしながらひとつにまとめていくコーチ像について彼は、「ビジネス」というよりも「アーティスト」と呼ぶにふさわしいとも述べていました。
この考え方は、ビジネスの現場でも、メンバーの持っている力を最大限に引き出すチームをつくるヒントになりそうですね。
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