仕事が予定よりも早く終わったので、携帯で調べ近場の
映画館を探し「インスペクション ここで生きる」を観て
参りました。母親から縁を切られ16歳からホームレスとして
10年間一人で生きた同性愛者の青年・フレンチ。居場所を求め
海兵隊に志願することを決意し出生証明書を書いてもらうため
久しぶりに母親の元を訪ねるもゲイの息子を受け入れられない
母親は冷たく突き放す。厳しい訓練に耐え晴れて海兵隊員に
なれたのに・・母は祝福の後の瞬間に自分自身であることを
変えられない息子に顔色を変えてしまう・・
人権無視の過酷な入隊訓練と若者の成長過程における苦悩と
克服が映像でつづられている。海兵隊にならざるを得ない
背景、母親に寄せる思い・・2005年のこの作品はアメリカさえも
超えられない壁・・当時まだ同性愛者に対しては寛容さが低い時代
インスペクション・・とは「点検」の意味
差別や偏見がなくならない社会に対してのメッセージなのでしょう
様々な理由から海兵隊に志願する若者、誰かの英雄となれる居場所を
求め最前線へ散っていく命・別の見方をすれば使い捨てられる命・・
世界ではいまだに戦争がなくならない!最強の海兵隊として訓練され
銃を握るのである・・・それぞれの居場所はどこですか・・
明日は八月十五日・・殊更に命を想う日です
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます