学んだこと

がちょっと分かってきた。
なんだか煮え切らない気持ちで過ぎた一学期。
特別忙しいか、って言われたら、学部のときのほうが分かりやすく
忙しかった。
したいことをしたかっていったら、多分学部のときのほうがしてたんじゃないか、
って気もしてた。
何を求められてるのかも、どうすればよりよくなるのかも、
先生のアドバイスももっとシャープでわかりやすかった。

もんもんもーーーんとした気持ちが、途中でまぎれたりもしたけど、
断続的に、というか底辺にずーっとあって、
いったいこれは何なんだろう？？？
って、ずっと気になってて、影みたいに付きまとってた。
ロンドンの天気みたいに曇って晴れない、みたいな。

先週の木曜にopenday（学校参観？外部からうちの学校受けたい人が
実に来るやつ）があって、学部時代のクラスメイトも5，6人来てくれた。
そのうちの4人が私の居る学科を受けるらしく、ワタシもコースの色々な説明を
したり、プロジェクトや、先生のはなしをしたんだけれど、
実際「どうよ、コースは」
って聞かれたときに、返事に詰まった。
楽しんでるか？学んでるか？今何をやってて、これから何をやるのか、
そういうものが、心から、言うと、
「分からない」
だったのさ。
はっきり言って混乱してるし、どういえばいいのかわかんないけど、
目に見えて作品は増えていっているわけじゃないし、
猪突猛進に、周りを振り切って作品に没頭してるわけじゃないし、
どっちかって言うと立ち止まってるほうが多いんじゃないか、って思うし、
ほんとに、混乱してるんだよ。そんなことを多分、素直に言ったと思う。
うちの学校のでっけえ名前の下にいったい何があるんだろうって。

学部に居たときに、ワタシの先生が「その院（うち）の教え方には
賛否両論あるからな、お前のやりたいようにやれよ。惑わされるんじゃないよ」
って言ってくれた言葉に励まされている分、
こんなに斜めに物事を見ていいんだろうか、って疑問にも思っていて
（どっかで、「けっ」と思ってたりする自分）
まあ、要するに悶々としてたり、フラストレーションがたまりまくってたり、
どんどん自信がなくなってて、へこんでたわけです。
特に先週末。どどどどーん、と。

でもね、なんか、わかった。
特に今ワタシが居る学科が、グラフィック、イラストレーション、映像のミックスだから、
その分インフォメーションも多くって、選択肢も多くって、生き方も、
進む方向も、価値観も、みんな違って、
そのなかで、どうやって自分の立ち位置をしっかりさせるか、がやるべきことなのかなあ、と。
というのも、もちろん個性や、やり方とか、全部違って、
人に言われたことにも惑わされやすかったりとか、そういうのも全部、
自分ができること、できないこと、やりたいこと、やりたくないことを、
しっかり知っていれば正しく選択ができるんだろうな。。
難しいのは取捨選択。
でも、それさえ分かれば、落ち着いて、吸収して、消化できるはず。
「忙しい」の難しいは簡単、立ち止まる難しさのほうが、もっと難しかった。

それが今分かったかどうか、って言えば微妙だし、これから
学んでいくんだろうけど、
それを今学んでいるんだってことがわかってすっきりした。すごく。

空間があったとして、何処に立ってもいいけれど、
要は立ち方の問題かなと。
幾らふんぞり返って広い場所に立ってても、洪水がきたら
いっぺんで流されてしまう。
狭い場所でも、小さな所でも、岩の上にしっかり立ってれば、
風が来ようが、洪水がおきようが、足場は揺るがない。
そこからの視点が物事を見る視点だし、取捨選択の視線かと。

やらなくていいことはやらなくていいし、
やるべきことは、やればいいし。

落ち着いてないときって、自分がいやだと思う方法に突っ込んでいっちゃったり、
人間関係だって、作り方を間違えたり、色々、おかしなことが起こってくる。

足場だ、足場。
ペーペーなのは事実だけど、いまさら何言ってるんだって感じですけど、
でも、なんか、その足場からの建て直し（要はまだ学部のときに取り繕った
仮足場なので）そこからの学びが、製作が、これからの1年半なのかなあと思った。



あー、若いなー。コンチクショ。笑。