覚書

イラストレーター進士遙のブログです。
随時更新。お仕事も随時ウエルカム。

アーティなかんじ?

2005-06-11 18:33:41 | 展覧会
 キングスクロスで絵を描いたあと、地べたに座ってんのも疲れたし、帰宅ラッシュになりっていうかもとい、飽きてきたのでロンドンの東のほうでやってる大学の卒業展を見に行った。確かやってるよな?程度で行ったら案の定6時から始まるプライベートビュー(一般公開前の、身内だけで展示を楽しむやつ)の前で、生徒がまだディスプレイしてる最中だった。まぁーいいか。わかんないし。とおもい、そのままてろてろ3つほどショーをはしごしたんだけど、、、。なんかねぇ、とてもねぇ、「俺達アートやってるんだぜぇ」的な雰囲気がぼんぼこぼんぼこ。アートをやってる人がアーティな雰囲気を求めてそれをまとうのか、アートをやってる人がわんさかいる場所が自然にそういう雰囲気になるのかわかんないけど、なーんか、、、ワタシはあんまり好かん。。。強いて言うなら一見さんお断り、つまり入ってしまえば優越感と居心地の良さでふっかふか。のような(なんだそれ)。倉庫やら工場やらを改装して作ったギャラリーやら、あの味はワタシもわくわくする。だけど、今回のはなんだか違うんだ、あの場の雰囲気は、もちろんプライベートビューの前だったからかもしれないけど、うーん、虚を張ってるように思えるんだ。排他的というか。うーん、うーん。。。

街中で人を無視するということ。

2005-06-10 09:26:02 | 思ったこと
  絵を書くときに、忘れなきゃならないモノが一つ、それは人の目、人の興味を徹底的に無視するということ。特に街中や、ミュージアムの中で絵を描いていると、酔ってくる人もいれば、ちらちら見てくる人もいる。話しかけてくる人もいれば、後ろからそろぉっと覗き込む人もいる。
  この前のプロジェクトで一人の男の子がimperial war museumで絵を描いていたときに、入れ替わり立ち代り、ちびっ子達がちゃちゃ入れてきて、全然かけないんだー!!と嘆いていたときのこと、うちの講師はきっぱり、「わかる、わかるわ、恥ずかしいし、うざったいわ、でも、無視よ無視!徹底的に無視するの。人と思わなくていいのよ!」さらに「音楽をつけてなくともヘッドフォンだけしてればいいのよ!」と。
  その後その男の子は無事ちびっ子達を克服し、何とか作品を仕上げることができたわけだけど、同じようなことを、前別のクラスメイトが愚痴っていた。「大人が近づいてくる分にはいいんだけど、子供はどう対処していいか、わかんないし、やっぱり恥ずかしい」。ワタシは「割かしそういうのは平気だけどなー。あんまし気にならない。」と返事したけど、それに「ワタシ多分、外国人だからだよ。」と付け加えた。その子は「ああ、それはきっとあるね。自分もリスボンに行ったときは街中で絵を描くのが、ほんと楽だった!」。そうなのだ、外国人であると周りが何を喋っていようと、何ケチつけていようと、公然と無視ができるのだ。しかも聞こうとしなければ耳にも入ってこない。そして、ワタシは外国人だよーんという言い訳が自分にあるので、人の目にいかに変に映ろうと、あまり気にしなくなる。
  今日はハリーポッターの(見てないんでわかりませんが)映画にも出てきた駅、kingscrossでひたすら人の絵を描いてきたんだけど、同じ様なことを東京駅だか、新宿駅でできるかって言うと、はっきり言って微妙なところ。周りがみんな椅子に座っている中、一人地べたに胡坐をかき、見てみぬ振りをする旅行者の皆さんを凝視する。しかもインクとローラーでprintmakingをしてたのでインクくさい上に、ローラーごろごろ。かなり怪しい。この怪しさも、私は外国人ですよーほほほ、といういいわけがあるから平然とできるのだと思う。。。日本に帰ったら。。。?やれといわれたら、多分やるだろうけど、こうも周りを気にしないでやるってのはナンだか難しい気がする。。。うーん、、、これはこの夏、試すしかないでしょう???

今週。

2005-06-09 04:57:13 | 作品・学校
一応プロジェクトもひと段落して、落ち着いているかと思いきや、そうではなかったよう。というのも、来週の木曜日に一年全体の成績が出るアセスメントがあって、それまでに、終わってない物、気に入らないものをやり直したり、作品やスケッチブックを整理したりしなければならない。それが今週中。で、まぁ、やり直していたらきりがないので、ワタシは今までのプロジェクトのうち、3つを選んで手を加えようかなぁという次第。

一つ目はいっちばん最初にやったプロジェクトinvisible city.これはItalo Calvinoという人がかいた小説に挿絵をつけるというもの。マルコポーロとチンギスハンの対話の中で、マルコポーロが語る、空想の都市。全部で50都市くらいあるうちの一つを選んで、カラーとモノクロの絵2枚が作品となる。で、このカラーのほうに、ワタシは無駄な人間を3匹入れてしまったのだな。どうしてもこやつらを消したくって、もう一度描き直すことに。で、今絵の具を乾かし中。もうちょっとで終わる。(早く終わらせればいいんだけど、この作業、、、飽きるんだー)
二つ目はちょっと前にやった電車でプリンティングプロジェクト。面白かったんで、明日もう一回やって、2冊目の本を作っちゃおうかなぁと。うまくいきますように。今度はもうちょっとレイアウトとか、ストーリーを入れれるといいんだけど。
三つ目はこの前終わったファイナルプロジェクトの本。前印刷した絵が全てピンクがかっていたのがどうしても気に入らなくって、macで色を全部調節しなおした。印刷は終わったから、後は製本して、解説本でも作ろうかなぁと目論見中。

で、他のスケッチブックも整理しつつ、引越しの準備もしなければぁ。アセスメント当日に引っ越すことになったんで、うまいことこの部屋を片付けなきゃいけない。この部屋。。。誰か手伝ってくれ。。。

できた。

2005-06-03 00:34:46 | 作品・学校
火曜の夜から木曜まではまるで走馬灯のようでした。
今日は、改めまして、お久しぶりです。
で、
はい!
できました~!!!終に!本が!
あー。疲れたっていうかなんていうか。
というのは。えーと、どこから話せばいいんでしょ?
先ず、先週木曜に最後のチュートリアルがあって
(そこで先生と共に作品について話し合いがある)
それまでに本の中身は全部できてたわけですが、
文をつける前に先生に見てもらおうと思って、つけずにおいていたわけです。
で、OKもらって、さぁ、文字をつけるぞ!と思ったそのときから、
大変だったわけです。私自身、作品をパソコンに通すのはあまりスキではないので、
できるだけ避けようとおもい、letrasetまたはdecadryという会社が作っている、
シールになっている文字を使おうと思ってました。
で、フォントもすでに決めてあって、画材屋に行きました、が、ない。
「うりきれ?ですかね?」「いや、もうそのフォントは作ってないと思うよ。。。」
デッドストック、、、?他の2件の画材屋もそのフォントをもってなくって、
仕方なく次の日にネットで画材屋さんを見て周り、電話をしまくりました。
答えは全部、「ごめん、もうあつかってないんだ
(そのほしかったフォントだけでなく、商品自体を扱ってないという意味で)」。。。
時代の流れを感じましたよ、もお。そりゃあパソコン使えば簡単さ!
だけど、だけど、パソコンでは出ないあの味がほしぃんだぁ~!!
で、講師に相談して、ロンドンの画材屋に行くことに(講師曰く、
そこだったら絶対あるから。と)。その日は金曜日。
電話をしたら6時まであいているという。
それを逃したら土日月は仕事ができない。土日は堂々としまっているし、
月曜日は祝日でもちろん閉店。で、走る走る!
が、、道を間違えるわ、電車が遅れるわで、ロンドンに着いたのが6時。
あきらめて連休は休むか!とゆっくりした後火曜に改めてロンドンに赴き、
行った先に…そう、なかったのです。他の画材店を駆けずり回るも収穫はなく、
しょうがないので一番最初に行った画材店で売っていた一番小さなフォントを買った。
が、それも在庫が3枚。少なくとも10枚は必要だった。。。
2枚仕上げたところですでに1枚を使い終わり、あきらめて家に帰り、
最終手段、パソコンにて本文を付け加えることにしたわけです。。。
そのときすでに夜の10時。締め切りはあさっての午前9時。
スキャンを引っ張り出し、次の日の午前中までには印刷!
を目指してひたすら画面とにらめっこ。しかし、ワタシに徹夜はできません。
気がついたらベッドの上。鳥がちゅんちゅん鳴いていた。
焦ってお風呂にも入らず続きをし、アパートの手付金を払いに10時に不動産屋にいき、
大学に立ち寄り、studio tacという特殊なのりを買おうと思ったら売ってない
(これもロンドンのどの画材屋でも売り切れだったのです。。)!
あわてて別の画材屋にいったらあったので良かったですが、
とにかく急ぎ足で家に戻り続きし、時間は刻々と過ぎていく。
印刷を頼むとしたら2時には印刷所についていたい。。。うう。。。
しかしワークは終わらず、しかも友達に直してもらった英語が読めない。。
で、違う文に直して、CDromに焼き終わったのが4時。印刷所がしまる!
競歩速度で印刷所に行き、15分待たされ、17ポンド払わされ
(A410枚だけなのに、、、)、その間にもう一つ別の印刷所に行き、
もしものためを思って作ったエキストラのCDromでそちらでも印刷をし
(これはセルフサービス)その印刷が終わるころに最初の印刷所から電話が。
「10枚全部違うイメージならもっとお金かかるんだけど?」
「え、いくらですかいね?」
「あーと、払った分+22ポンド+税金。」
。。。。印刷だけで(しかもA410枚。)40ポンド以上??
即座に断り、CDromを受け取りに行った後、
予備で印刷したモノでファイナルを作ることに。
一枚一枚カットして、糊付けし、製本をして、表紙を作り、
乾かしている間に、はい、やってしまいました。


気がついたら朝だったんだなぁ。。。


でも不思議なことに、いつもは7時になるケータイが今日は6時になり、
飛び起きて即座に残っている仕事を確認。表紙と中身はまだ分かれているし、
本のケースは色を塗っただけでまだ切られても、組み立てられてもいない。
タイトルもついていない。

朝の二時間はほんと、覚えてないんだけど、、、

でも終わったんですよ、バンザイ☆
写真は水色のがケース。チョコ色が本。

で、シャワーを浴び、支度をして、スケッチブックも全て持って、
家を飛び出したわけです。ワタシのほかに2人本を作っている子がいて、
二人ともちゃんとした製本屋に製本を頼んでいたんだけれど、
それを見ると、ワタシのは明らかに「自分で製本しました」って感じなんだな。
それはそれで味があっていいんだけど、製本屋に頼むと、
既製本と同じようになるから、そんなのを見るとやっぱり
頼んどけば良かったかなぁとも思って、ちょっとナーバスに。
(しかも急いでやったから私のは製本の質自体があんまり
満足いくものではなかったのだな。。。)
印刷もスキャナーだと小さなごみとか、折り目とかが鮮明に出過ぎて、
画面が汚くなっちゃったのも気になっていて、自分の番まで、そわそわしてました。

で、クリット(批評会)。

思ったよりその心配してたところ(印刷の質、製本の質)
はつつかれなかった。いいじゃん別に?みたいな。
(っていうか突っ込まれる前に↑のような言い訳をまくし立てた笑)
でも自分的にはできればパソコンを通さないで作りたいので
もう一回何とかして印刷製本をやり直すつもり。
もしくはパソコンを使うにしたらできるだけ満足のいく色、
画面の味を出して印刷したい。

なので取り合えずおわったけど、開放感?みたいのはなかったかなぁ~。
でもこの2,3日間も、時間が迫ってる割には心は全然パニくらなかったので
それはほんと良かった。製本はなんだかんだで面白いし。
ただ眠いのに寝れないのはつらかったなぁ(っていうか寝ちゃったけど)。

とりあえず今日は片づけして、掃除機かけよう。
あと今日は教会のあつまりもあるしー☆
みんなに読んでもらおうっと。

あさってはピクニックじゃぁー☆


ご無沙汰。

2005-06-02 09:13:52 | 日記
一週間以上PCが使えなかったので、ご無沙汰してました。この間、何があったって、いろいろあったんですが、とりあえず明日提出日なので、頑張ります。今絵の具乾かし中。。。

えーっと、住む場所が決まりました。わぁい。
えーと、次の学年のときに取るレクチャーもきまったかな、
あと、日本に帰るひにち、あくまで予定だけど、と、
えーあー、ねむいー。。。まだ終わってないし。

ラストスパートがんばりますます、、、。ねむい。