覚書

イラストレーター進士遙のブログです。
随時更新。お仕事も随時ウエルカム。

変形菌愛の芽生え。

2011-06-27 21:35:53 | トーキョー観察
上司の知り合いの展示を見に行ったあと、(素敵な色の素敵なおかんだった!)
銀座のギャラリーをプラプラ、続いて外苑前まで足を伸ばし、ワタリウム美術館へ。

良いもんいっぱい見たし、書きたいのもやまやまなんだけど、

今回は、コレにしびれすぎた!


その名も、
日本変形菌類図鑑。(見れば分かるか)

どうも何年か前にワタリウム美術館で展示をやったらしく、
ショップにこんなへんてこな本が置いてあった。

が、

侮るな、

なんだかめちゃくちゃすてきなのだ!!!







美しすぎる!!!

しかも、全部「○○ホコリ」とゆーなまえ!
ホコリかい!

一日のうちに、白い泡みたいな形から、赤いイソギンチャクみたいな形に変形する、なんだこいつらは!!

しかもなにがすごいって、この図鑑、変形菌への愛にあふれすぎている!
変形菌に人格を与えるかのような文章、「美しく、奇妙で、神秘的」と大絶賛。
本書全部をとおしていかに変形菌が魅力的であるかを滔々と語る、「図鑑」!


最初の2ページを読んだだけでも、
困った、私は変形菌の虜になりそうだ。

そして忘れちゃならないのが、この変形菌の第一人者、南方熊楠大先生!(大先生とよぼう、もう。)
1800年代の終わりに、東大を19でやめ、単身アメリカに渡り、またもや大学を中退したあと、
中華食材店で住み込みつつ菌類収集に明け暮れ、サーカス団として中南米を旅し、(コレも収集のため)
続いてロンドンに渡り遂には大英博物館で職を得る。が、暴行事件をおこし、日本に14年ぶりに帰国。
それからは和歌山の山にこもりつつ、菌の収集に明け暮れる生涯を過ごす。
(いろいろはしょってるけど!)
操った言葉は19カ国語!
1800年代にアメリカ、イギリスのみならず中南米って!しかもサーカス?!?!え!??!?

色々エクセントリックすぎて、すごいこの人、
絵もまたスンゲエ。
キノコへの愛がにじみ出ている観察日記?的な画集が出てるのだけれど(今回はお預け。でも必ず買うと思う。)
それもすごい。美しい。キノコの生体(?)が詳しくまめまめしい字で書かれているんだけれど、
それもまた、うつくしく、迫力がある。

ヤバい、きた。

変形菌の時代かもしれん。


週末はつくば実験植物園にいざゆかん。



追伸
最近のおしごと。
おっさんをたくさんかいた。





着々と。/アイディアねりねり/地元散策。

2011-06-04 18:40:06 | 作品・学校
Tシャツとエコバッグの絵が完成間近。あとは文字を入れるだけ。
これから最後の打ち合わせ、で、プリント/お針子さん/運送の手配。


グッズのアイディアもかきかきためため。


千葉県流山市の流山電鉄に乗ったときの駅ホーム。ちなみにスイカ非対応。


よく行く土手。海まで28キロ。


世界を旅するコンテナ。



おやすみ。