覚書

イラストレーター進士遙のブログです。
随時更新。お仕事も随時ウエルカム。

卒倒、爆忙、そして来た!

2007-02-28 09:00:57 | 作品・学校
友達のライブにて、
胃痛?低血糖?100mlのアルコール?ってかストレス?
なんだか知らんがぶっ倒れた。白目むいてたらしいよ。
人生初かと思いきや、よく考えたら3回目。
周りのお兄ちゃんおねえちゃんに大変お世話になりました。
しかも誕生日ライブだったのに。まじごめんー。
ぎゃー。ハウスメイトにも迎えに来ていただいた。感謝。
一応病院は行ってきまして、まあ何処もおかしくなっておらず、
それはホント良かったものの、(頭とか打ってたらたいへんだもんね)
それ以来微妙な気持ち悪さと頭痛?見たいなもんが続いております。
まあ、ひどくはないからいいんだけど。。。
日々の健康はホント大事だ、とつくづく思い知らされます。

で、今やってるプロジェクトが3月27日締め切りで、
toy theatreのほうはなんと3月16日締め切り。
しかも19日から1週間NYへ行ってきます!
(だって研修旅行なんだもん!!うふふ)
ってことで今のプロジェクトも17日位までに終わられとかないと
やばいやばい。あと今週また別のプロジェクトがあるらしい?!?マジ?
昔みたいにパニクってはないけれど、やっぱり目つぶると
プロジェクトのことが走馬灯のように!!
ちゅうことで、激忙、でも、こうやってBLOGしてるって何だ??

でも今日よかったのは、どうやって終わらせよう?とか思ってた矢先に、
先生と話せたこと。
結局ちょっと妥協してスクリーンプリントを一部デジタルプリントにすることに。
とりあえず形にして成績のつく日までに用意しようかと。
6月のはじめに卒展があるんだけど、それまでに納得のいくものにつくり変えて
いけばいいってことになって、ちょっと気持ちが楽に。よかった。

で、おとといくらい?に
メールがピコーン、と。
あ、え、
まじ??
とりあえず院、書類+作品選考通りました!!
わーい!!
お祈りありがとー!!


なんか、こっちで上海に住んだことある日本人の人に会って、
あと、友達の上海旅行の日記見て、
やっぱりマジ私上海すきなんだ、ホント好きなんだよ。
ロンドンも面白いけど、でも、やっぱり仮住まいってかんじは
否めない。てか、仮、だな。
でも、上海はねー、上海はほんっと、自分の街って感じがするんだ。
どんどん変わっちゃうし、ちょっといないだけで置いてきぼりくらっちゃうし、
私の感傷何処へやら、で、いろんなモノ、道、壊すしなくすし。
でもね、ほんとすきだよ。早く住みたいし、はやくあのわくわくする感じに
入りたい!!

ただねー、今のまんまじゃ、そのわくわくの中には入れないんだよ。
まだね、まだぜんぜーん、たりない。
だから、早く、はやく、もっと勉強したいんだー。
だから今は、まだ、ためてるかんじ。一生懸命ためてためて。

とか思ってた矢先に一次通過のお知らせだったのだ。
で、これから面接があって、まあ、ホント、こればっかは通る通らないも、
マジ神次第なんだけど、新たに、勉強するわくわくをいただいたって感じ!
ココ受かるにせよ、別のところ受けるにせよ、
ほんと、しっかり踏ん張りたいと思いまっす!

とか、いいつつ、ぜーんぜん別の道歩いてっかもしれないしね。
ぜんぜん別の国にいるかもしれないし!
それもまたたのし、とりあえず今は全力疾走でがんばりますよーぉ!!

走馬灯一週間。ガラクタ・舞台・Alan fletcher・アコーディオンとおせっかい

2007-02-20 05:15:22 | 日記
1.アンティークマーケット

先週の火曜に、元学部長(超かわいいじいちゃん)に教えてもらったアンティークマーケットに出陣。
マーケット開始は朝6時半から。ロンドン外の田舎だけど、片田舎のうちからは
バス一本でいけることが判明!
4時50分起床、学校の友達を引き連れマーケットに向かった!
で、
マーケットは予想以上にすごかった!
競馬場で開かれるそのマーケットに集まる店舗数なんと400以上。
ガラクタもあれば立派な家具もあり、なんともおいしいマーケットでした。
11時くらいになれば日本人の奥さんや、韓国人の奥さんなんかの姿も見かけたけど、
6時半から9時くらいまでは正にアンティークハンターが懐中電灯(まだ暗いからね)
片手にお宝を掘り出しておりました。
マーケットの写真をとり忘れたのは残念だけど、すんげぇ楽しかった!
(というか、4時間ぶっ通しで見たのに見おわらないほどのモノの多さ)

マーケット自体もさることながら、
あの早朝に、誰もいない国道の端をテロテロ歩いていると正に
プチ家出のような気分になってくるのが、また、たまらない!
寒い中、どこだー、もー、だれもあるいてないよー、ねむいよー
とかいいつつ、たどり着いたらその会場にだけ真剣な目をしたおじさんたちが
わんさかわんさか。
いいねえ、そういうの。うふ。

元学部長は月に二回開かれるそのマーケットには毎回足を運んでるらしく、
(つまりアンティークハンターの典型笑)この日もちゃっかり6時半から
ハンティングしておりました。
上の写真は戦利品1画材(ボタンと、糸と、木箱)
下は思わず一目ぼれのmap measurer小さなローラーを地図の上でころころして
道の長さを測るモノ。説明書のまどろっこしさにも脱帽。



あと、即買いしたpercel bookなんか、一応スクラップブック作ろうとして
挫折したらしきノート。なんかかわいくってさ。(超かび臭いんだけど)






よくわかんない体操具合がたまんない。


2.toy theatre
で、その周の木、金と、外来講師(というのか?)と一緒に6月の卒展で30部限定で販売するモノを作るというプロジェクトがあった。めちゃめちゃ、楽しい。
みんな30部限定で売る、って言うコンセプトにどきどきしてて、かなり素敵なものを作ってた!卒展がたのしみ!!
私はtoy theatre、えーっと、紙で作るポストカードサイズの舞台(紙人形つき)を作ります。
大体こんな感じー。

↑封筒のデザイン
  
人形とステージはたぶんこんな感じ。微妙にまだ草稿中。
3月に入ったら、スクリーンプリントですり始める予定。
いくらで売るんだろう。。。?どきどき

3.Alan Fletcher
で、日曜、教会に行く前にその日終了の展示をデザインミュージアムまで見てくる。
さすが先生が「行け!」って行っただけある。すごく良かった。
Alan Fletcherっていう、saul bassやpaul randと肩を並べるイギリスの誇るグラフィックデザイナー。
ちなみに最盛期は60-70年代。しょうがねえ、イギリスが誇るのって全部60sなんだもん。笑。
shell やら pan americaのロゴも作った彼。若いころは頭にあるたーくさんのアイデァやイメージを
がんばってまとめてた感じなのが、60台になってくると頭からすっぽーんて出した感じになってくるのも、
見てて面白かった。個人的なお気に入りは彼のスケッチと、とチョろっとかいた絵
右上のやつ。(ってこれは私が書いた落書きだけど)
レモンの形の上にオレンジ、りんごの形の上に梨、オレンジにバナナ、梨にりんご、
バナナにレモンって書いてあって、題名が「artistic license」。もお、かわいい。
あと、コラージュ用にいろんな紙を収集してて、その紙切れたちが集まってる感じも非常にかわいかった。
あとはweather chalenderもかわいくって素敵。ほしい。
クウェートのcommerchial bankのトータルデザインもしてて(なんとアラビア語フォントまで!)
そのイスラムの国の銀行がイギリスのグラフィックデザイナーに仕事を頼むってすごいなあ、って思った。
グラフィックデザイナーのイスラムのモチーフや色に対する理解も、
そのイスラムの外にいるデザイナーにそういうことを頼む銀行のデザイナーに対する信頼も、
そういうことが広い範囲でもっとおこっていったらいいなあ、と、
うまくいえないけど、平和を思った。

左下の男の子はこの展示を見に来てたんだけど、若干10歳にして(推定)
黒いジャケットに白いセーター+ストライプのシャツでコンバースに黒のジーンズ。
髪まで金髪で、お母さんの車椅子を押してたんだけど、素敵な子だった。笑
いい大人になれよ。

4.道行く人々


教会に行く直前、駅にいたアコーディオン弾き。なんか、めっちゃうまかったんだ。
駅内でバスキングやるにはライセンスが必要なはずだけど、彼はたぶんとってない。
バスキングができるスペースでやってなかったし、場所も、駅の中で一番汚い出口で(普段ホームレスがいるところ)くさくて暗いところだった。
でも、めっちゃうまかったんだ。

なんか、見た目がインド人で、しかも若い男の子で、すごく、すごく不思議な感じがしたんだけど、
あとで友達に言ったら、「ジプシーかな?と思った」ってさ。
そうか、そうかも。ロンドンであんまり見ないから不思議だった。
そういえばモスクワにいたジプシーの男の子(この子はホント10歳くらいだった)
も狂人的にうまかったなあ、アコーディオン。
とにかく、音色が郷愁を誘う。

そのあと入ったカフェにいたおっちゃん。どうもソーシャルワーカー?かなにかと
話し合いしてたんだけど、これがもう、おせっかいで!
そこのカフェのトイレは鍵がかかってて、毎回お店の人に言わないとあけてもらえないんだけど、トイレはいりに来る人に毎回「鍵はカウンターでもらうんだよ」
っていう。で、ソーシャルワーカーが「別に毎回言わなくてもいいじゃない」とか
言うと俺が面倒見なきゃいけないんだ、とかうんたら。
というか、いろんなことがきになってしょうがない人らしく、
いろんな人に話しかけてた。あ、でもなんか、英語が英国人じゃなかったなあ。
なんか、そのあきれてるソーシャルワーカーとの会話もなんだか、
かみ合ってなくって、おもしろかった。聞いてる分には。笑
ってこれは盗み聞きか?
いいんだ、artistic licenseをもってることにでもしておこう。

ってか、あした卒論製作の中間発表。
ちょっとかきすぎた。がんばってきます。

なめてた、ロンドン。

2007-02-07 08:45:03 | 思ったこと
その1.
最初にイギリスに来て、すんだところがロンドンでもテムズの南のわびしい地区。
通った語学学校は中華街にあった(笑)
留学して最初にすんだのも、首都圏内のケントのすさんだベッドタウン。
アートギャラリーとかがたくさんあるのも東の下町だし、
なんか食べに行くとしても、中東系やら、インド系やら、そんな移民地区ばっかりで、
そこがロンドンの面白いところだと思ってた、ってかそれがロンドンだと思ってた。

ガイドブックに載ってるのなんて、超嘘っぱちだしー。とかおもってたし、
もともとイギリス文学とかも読んだことなかったから、憧れのイメージとかもなくって。

ところが!!最近夜繁華街を歩いてて、ふと、あれ?
町並み、なんか、かっこいいんですけど?!?!
あれれえええ??なんか、わたくし、ガイドブックの中にいるんですけど?!?!!?

どうも、知らなかっただけだったらしい。ってか気づかなかったのか?
ちゃーんと、そこには世界紀行とかに出てきそうな素敵なロンドンの町並みがありました。

その2.
今やっているプロジェクトの関係で、ロンドンのいろんな博物館を回ってるんだけど、
マイナーな博物館の数が半端じゃない!!
解剖とか、標本とかを見たくて、サーチしたら、ロンドンだけで10個以上の
医療系博物館がある!この前行ったところは「学術」の権威の下に、人の顔から
何から全部ホルマリン漬けでとってある(しかも一般無料公開!)
すんげぇ博物館に遭遇。その数、半端じゃない。
さらに200年前のものっていう言い訳、というか開き直りか?
当時珍しかったシャム双生児や、小人(当時写真がなかったから)
未開の地の原住民のポートレイトなんかもででん!と飾ってある。
なんていうか、いや、こういうことをしていったから医学って進歩したんだろうけどさ、
なんていうか、やっぱり人間の作り出す権威ってのはなんて偏っている、
利己性が強いんだ。とか、しみじみ思っちゃった。

まあ、とにかく、そのイギリスの収集癖(解剖系だけじゃなくって)
ってのは、どの国よりも濃ゆくて、その集大成がロンドンに集まってんだもん。すんげぇ場所だよ。

その3.
これまたプロジェクトで調べてたことなんだけど、
ロンドンの都市学というのかしら?は、かなりおもしろい!
ビクトリアン時代のときのロンドン、ってのは今もそうだけど、
その時代の華やかな部分と影の部分が
見事にはっきり、どうしようもないくらい素直に浮き彫りにされてて、
うまくいえないけど、なんていうか、ああ、そういうの全部ひっくるめて
「ロンドンでーす」ってあるいみ開き直ってるんだけど、
その矛盾に満ちたかんじがとてもとても面白い。
ずーっと、へたれなくせに(公共機関はぼろいし、公共料金すぐに上げるし、きたねぇし、
ほかのヨーロッパに比べてださいし笑)物価だけやたら高くて、
お高く留まってるイメージだったロンドンが、実は最初っから、その矛盾も
全部肯定して、尚且つお高く留まってるんだ!ってことを思って、
なんちゅうかな、それがすごく面白い。

上海はハードばっかり固めて、なんか、肝心なところがどっか
抜けてるんだけど、でもその抜けてるところを凌駕するエネルギーが
在って、それがあの上海の自信になってて、“明らかにおかしいだろお前、
矛盾だらけだろ、でもまあ、しょうがねぇ、あたしにはかわいく見えるんだ。”
みたいな、垢抜けないくせに必死でポッシュになろうとしてて、でも、その
矛盾ゆえに、その強引さゆえに庶民的雰囲気をかもし出してるのが
ロンドンと構造的にすごく似ていて、対比でもあって、これまた面白い。

なんかなー、なめてたな、面白いぜ、ロンドン。

何をしているかというと。

2007-02-03 08:56:29 | 作品・学校
今学期のプロジェクトはそのまま、卒業制作になるのですが、
何をしているかというと、先学期の続きです。(12月9日の日記で書いたやつ。)

オトシブミのゆりかごが入った育成キットと、
そのオトシブミを孵化させ、育て、最終的に標本にする標本キットが入った
超画期的なおもちゃ(っていう設定)、from the cradle to the grave
(ゆりかごから墓場まで)を実際に作って、
それの広告や、前作ったオトシブミのカードを100匹分増やし、
そのオトシブミがすんでいる町の地図、などなどを作る予定。
ぜーんぶ仮定ってか、妄想の世界。

まず、孵化するはずのないオトシブミが孵化すると仮定され、
その孵化するはずのないオトシブミが百種類いて、
その孵化するはずのないオトシブミに何を食べさせればいいかちゃんと決まっていて、
孵化するはずのないオトシブミを標本にする道具までつけてしまう!
で、
存在しないそのおもちゃを宣伝する広告があって、
そのオトシブミマニアのためのトレーディングカードまで
全部作ってしまおうって事。

なんか、書いててわけわかんねぇなあ。
とりあえず仮想のおもちゃを作って、それにまつわるいろんなものを
作っていくってことさぁ。

ちゃんとおわるといいなあー。

あ、そうだ、HPのwork更新。
ポートフォリオ作った際にいろいろ出てきた。
お時間があれば、是非どうぞ。
ハルカチョウチン