覚書

イラストレーター進士遙のブログです。
随時更新。お仕事も随時ウエルカム。

パスポート無いからよけいに。

2007-11-20 09:05:04 | 作品・学校
旧学友んところからもらってきた。旅バトン。

(頭は大西洋横断↓)


■旅行するのは好きですか?
好きなほう、だと思う。
でも、どっちかって言うと「旅」に思いをはせる=旅について妄想する
のが好きかも。旅に連想されるものとか。ふふふ。

■絶対旅にかかせない持ち物リスト
コンタクトレンズ、着替え、化粧品、紙とペン、カメラ、聖書、パスポート、財布。

■海外で今までどんなところに行ったことがある?
 中国、アメリカ、スペイン、イギリス、タイ、マレーシア、インドネシア、ロシア、イタリア、ベルギー(2時間ほど)、澳門、オランダ、ドイツ、ポルトガル、ポーランド、韓国。

■一人旅が好き?
一人はいやです。いやです。。。

■国内旅行?それとも海外が好き?
日本国内は行きたい。
イギリス国内は高い。
東欧にもっと行きたい。
南の島にはいつも飛びたい。
廃墟めぐりたい。

■いつかは行ってみたいところベスト3
ルーマニア。
ブータン。
アンデス。
軍艦島。

■行きたいけどいけなさそうなところベスト3
アンデス。遠い。
ブータン。遠い。
モロッコ。いつも逃してる。

■私のオススメスポットベスト3(国内編)
スカイ島(自然が厳しい!すげえ!)
ワイト島(あったかい、海、海!)
ダンジネス(蒸気機関車、岬、孤独、海、原子力発電所!行かなくてどうする!)

■私のオススメスポットベスト3(海外編)
上海蘇州川周辺
マレーシアランカウイ。素敵だった。
ポーランドクラコフのart cafe 文句なし。

■ズバリ!恋人と行くなら?
あったかいところ。

■最近行ったところは?
上海。お勧めは揚浦区から浦東へ。元工場地帯。
今年中に行かないと取り壊されちゃうよ。

■近々行く予定は?
海。寒い、冷たい海。一ヵ月後を目指して!

■次にバトンの旅に出てもらう人
旅人のいるかさーん。

あー。南のビーチにいきたひ。。。

週末。St Pancras・船・頭ん中portraits on the ship

2007-11-18 09:52:55 | 作品・学校
学校のプロフェッサー(Quentin Blake)がユーロスターが到着する駅、st.pancrasの向かいのビルにデッカい絵を飾った(というか、行政から頼まれた)ので、学校のみんなで見てきました。
初めて会う教授は結構なおじいちゃんで、とてもかわいい。
道ですれ違っても絶対わかんない。超有名なのに。
今はあんまりうちの学校では教えて無いけど、こうやって時々会えるらしい。
  



続いて、大英図書館でのナイトイベント。
1920sのイギリスアヴァンギャルド映像から、
70年代くらいまでの映像作品、サウンド作品とか。
16ミリ映写機が何台も。


映像よりもサウンドのほうが面白かったかな。。。


うちの学校からは17人くらいきてた。
キングストン時代のスクリーンプリントのテクニシャンにもばったり会ってビックリした。
ちなみに大英図書館の本は「他のどの図書館でも見つけられなかった」という証明
無しには借りれません。なんてこった。


今考えてる話が船の話なので、greenwichにあるmaritime museumという、船の博物館に行ってきました。
やたら立派だった。
向かいの大学も立派だった。わたしは立派な建物の学校には行ったことが無いので。。いいなあ。


といっても写真が駄目だったので、結局科学博物館のほうが資料集めには
良かったんだけれど。。。
どっぷり船のロマンに漬かってきました。
ああー、たのしかった!いつも本で見て惚れ惚れしてた17世紀の
地図の元本にも出会った!びっくり!
大航海時代から、19世紀後半の全てを捨ててアメリカへ旅立っていく
捨て身の3rd classに乗っていくたくさんの移民たち。。。
1870年代までにliverpool から大西洋をわたった実に5分の1が
海の上で命を落としたそう。。。
ちなみに↓は1st class lounge タイタニックのようなね。


作っている話はまだ未定だけど、豪華客船に乗って当ても無く旅を続ける貴族の話。
そこに肖像画家が呼ばれるのです。
あー、でもまだわからんけど。。。客船も変わるかも。時代設定もまだ分からん。
でも絵本になる。久々の絵本。たのしみだ。


で、その貴族はみんなどっか変。剥製ベイビー抱っこしてたり。
口を陸に忘れてきていたり。とか。多分。。。


秘密をしってる女の子とか。


妄想して怖がってる男とか。


船のフロアプラン(デッキプラン?)も描きたい。


双子のおばちゃん。一番好き。


年明けには形にしなきゃいけません。。。結構時間ギリかねえ。。。

で、こいつらが船に居つつ、肖像画家が絵を描きつつ、船は動いていきつつ、
(その間に時代は変わるかも?服も変わるのか?船も変わるのか?
まだ分からんー)魚が飛んだり、庭が生い茂ったり、冬が来て春が来て、
肖像画を描き終わったときに、画家は元の場所に、船は、元のように、
か、消えるか。

客船よりも飛行機にのって旅をする人の人数が上回ったのが1957年。
それもどっかに入れたい。それが、船の終わり、肖像画家も、絵を描き終わる、
で、船が消える。とか???

むうー。どうしようかなーぁぁー。

花火、スタジオ、スクリーンプリント、ガリ版。

2007-11-13 08:55:43 | 作品・学校
学校が遠いと、食生活が不規則になります。。
平日23時に夕飯ってどうなんだ。

10月の終わりにガイフォークスっておいうイギリスの花火祭りがあった。
屋根裏からも顔を出したら見えました。花火はそこまで興味はないけど、
屋根裏から見えるって事が嬉しかった。


こんなところで仕事。。。違う、勉強してます。手前の汚い机が私の。
夜12時まで開いてます。終電は逃しますが。


凸版印刷?レタープレスができます、うちの学校。
見てるだけでかわいい(見てるほうがかわいい?)


先週は版画の生徒みんな旅行に出かけて、工房が空なのも手伝って、
スクリーンプリントをやりまくってきました。
いやー、私、ほんとスクリーンプリントすきなんだなあ。と実感。
前の学校でスクリーンいじってたので、テクニシャンのひとからも、
5時半以降(テクニシャンは5時半で帰る)もつかっていいよーと
言われた!前の学校じゃありえない。必ず5時半にはしまってたのに!
ありがとーう、うれしいよー!
と、誰も居ないので小躍りしまくった。というか、スクリーンプリント
やってるときは、ニヤニヤしてる。まったくもってオタクやとおもう。笑。
スクリーンプリント中↓

できたもの↓

できたもの2↓


えーっと、売るモンをつくってみた。
  
ちゃんと売れたら報告します。

いつか来るかなーとか思ったら、先週の金曜に来た!
天下のガリ版!

思ったより数倍でかい。右下が私の靴。25,6センチのやつ。(でかい。)
比べるとでかさが分かるかと。ちなみに重量10キロ。うわ。
郵便屋さんもびっくりです。SAL便って、いつ来るかわかんないから面白い。

中身をあけました。なんかいっぱい入ってる。


鑢、鉄筆入ってます!


鉄筆も、かなり状態いいよ??すごすぎ。


なんとガリ版だけじゃなくて、ご丁寧にインクを伸ばすインク台まで
付いてきました!やけに立派。だから10キロ。。。
でもなんで、インク付いたまま送られてくるかなあ。。?
(しかもインク新しそうな感じ。笑)


で、これがガリ版本体です!


中身!

って、めっちゃ刷り途中感があるんですけど?!?!
前のひとが使ってた台紙そのまんまセットしてるし。

不思議な売り方するもんです。。
でもそうごうてきにはなかなかの美品なので満足満足。

ってか、ガリ版っすよ!!コレで家が工房になっていくのだーーーー!
楽しみ楽しみ!早く試したい!冬休みはガリ版漬やね。


取りとめも無いですが、
寒さも本気を出してきて、とうとう刺すようになってきました。
冬ですね。

さびい。けどちょっとわくわく。ではまたこんど。

音で描く、イラン、ポストカード、リキテンスタイン

2007-11-03 08:32:36 | 作品・学校

旧学友(いいね、この日本語)がかんでるレーベルの雑誌とCDを送ってくれた。
ので、それを聞いてたときに。

あー、そうか、なんか、彼らは音で描いてるんだな、
色とか、空気とか、illustrate しているのだなー。と
いまさらにして納得。

ウチの科にmoving image をやるクラスがあるんだけど、彼らの
フォーカスは最終的にはヴィジュアルでも、プロセスとしては
音にフォーカスをおくときが多い。
でも、それでもって何かを描きだす、伝えるから、同じ学科、
communication art and designにあるんだな、と。

なんか、教授にフィルム、といわれてから音を聞こう、ちゃんと聴きたいなー、と
どっかで思っている次第。


学校のプロジェクトの一環でイランアニメーションを見に行った。
ロンドンフィルムフェスティバルの上映内容の一つで、
結構長かった。1時間半。アニメーションで、絵も結構普通に漫画っぽいんだけど、
内容はなかなか濃かった。
事実に基づいて、革命前のイランに生まれた裕福層の女の子が、
革命を体験しつつ、ベールをかぶることになり、先生にたてつき、
よって危惧した親が国外に彼女を送り、(ウィーンへ)パンクにであいつつ、
本気で政治の話をし、変な男に引っかかったり、裏切られたり、ヒッピーと
つるんでみたり、家を転々とし、ホームレスになったりしつつ、
またイランに戻り、鬱になったり、大学に入ったり、結婚したり、
警察に捕まりそうになったり、そして離婚して巴里に行くというはなし。
自伝だろうな。
なかなか面白かった。

それにしても良い映画館は良い。


ポストカードを製作中。来週にシルクスクリーン、一週間後にはマーケットに!
学校の課題、停滞中。笑ってらんない。

展覧会を見に行くべく、ギャラリーに行ったら遅すぎて入れなかったのだけれど、
何故かその会場でその夜は仮想パーティが。
入れなかった分だけ時間が余ったのでかわりに観察してみた。
何処の国の人もコスプレが好きなよう。
その中でリキテンスタインの絵画なひとが。いちばんすごかった。
そしてすこぶる背が高い。
みんなあれで帰路につくのかしら。。。
ふんどしのお兄さんも居た。汚い。。。

電話逃げた・砕く、砕く。

2007-11-02 10:02:59 | 思ったこと


どうも居眠りをした帰りの電車で、コートのポケットから電話が逃げたようです。
ちょうど契約が11月に切れるので、まあ、いいかな、と思いつつ、
電話も時計もない生活に逆戻りです。ああ懐かしい。
電話番号が変わるの、めんどくさいけど。。。まあ、安いプランに変更できるので
それは便利便利。

さて、砕く、砕く。

今日は先生と1時間半もの長い面接がありました。
私の担当をしてくれるのはうちの科の学部長。ありがたいモンです。
しかも、1時間半も。
とりあえず今日は最初だったので私がひたすら自分の背景を語り、
どうしてアートをやろうとおもったか、いつアートを意識するようになったか、
何が土台にあるのか等しゃべりたくってきました。
先生、1時間半もありがとう。。
あと、ちょこっと私の作品も見せて、なんか、良いコメントもいただいた。
そのコメントというのが、今日のテーマ。砕く。ってこと。

この学校にきてから、まあ、周りは何年もアーティストとしてとか、
デザイナーとしてとか、それなりにやってきた人がほとんどで、
自分たちのやり方、進め方ってのが確立している人たちなんだよね。
そのなかで、おろおろしている自分。
で、おろおろしたくないから、自分のできる方法、方向で必死に固めようとする自分。
その肩の力がまだ入っちゃってて、消えて無いって感じ。
今の学校入る時には、「失うものは何も無い。空っぽだからたくさん学ぶんだ」
と思っていたはずなのに、ついつい本能的にできること、やってきたことだけで
済ませようとする。安全圏、という。
最後の実験できる2年なのにね。

確かに、できない事をプッシュすればいいもんじゃないし、
どっちかって言うとそういうことをやってきた時のほうが多かったから、
もうちょっと自分の感情(やりたい、やりたくない、できる、できない)に
素直になってもいいよな、と思うのも確か。
ただその反面「やりたいけど、、、こわいなー、新しい分野に手を出すのは」
という恐れでやりたいかも?という気を紛らわせていたのも事実。

って事が今日良く分かった。

実際先生に言われたことは、
大学の最後に作った作品(オトシブミ)の絵は、意図して
ビクトリアン風になっているのもわかるし、だからデコラティブになっているのも
分かる。でも、なんか、硬いんだよなー。って。
スケッチブックのほうが、自由にいい絵を描いているよ、とも。

なるほどなるほど。確かに。確かにそれは思う。
楽しかったけど、こういう風に描こう、って自分を持っていったのも事実だし、
何か形にしようとすると手に、肩に力が入っちゃう。

自由に絵を描く、って言うのはなかなか、私にとって難しい。
どっちかって言うと、fightingに近い、と思ったりもする。
だから、自由にかきたいなあー、と願ったりもする。

絵を描く以外にやりたいことってある?彫刻とか?フィルムとか?
って言われたときは、ああ、フィルム。。。でも怖いんだ。
って答えた。
時間と、なんたって音がある。
音を、普段あんまり聞かないあたしはどうしたらいいんだ。
とか思うし。

ただ、そうかー、何か別のこと、できるよなー。。。
やらせてもらえる環境にあるんだしなー。。。
それからまた落書きに戻ったっていいしな、
ってかどこかで交点があるだろうしな。。。

落書きをそのまま続けるにしろ、なんにしろ、
大学を卒業しなきゃ、卒展成功させなきゃ、スタイルを作んなきゃ、
って思ってたところを、まず砕けってことなのかな。。。と思う。
確かに、器用になった反面、素直に落書くってことはなかなかむずかしい、
あ、いや、そうでもないか。昔のほうがわかんなかった。だからもっと
掘り続けろってことなのか。

いつも矛盾するものは紙一重であります。

夜にデッサンのクラスがあったんだけど、
久しぶりでちょっと緊張した。
したら、先生(インド人でめちゃ哲学語る人。ヘン。)
に「硬い」「絵はmusicだ!」「be free」とかなんとかいわれて
前半ちょっとコテンパンだった(笑)。
ただ、後半めんどくなって、へろへろどーでもいいや、的に描いたら、
へろへろな絵なのに、あ、似てる、とか思ったら、
ほめられた。人間はほめられると、うれしい。

じゃなくて、
あ、フリーに描くってこういうことか…?
見たいなのがちょっとだけかじれた気がした。

どうも、白い紙を前にしたときの肩こりを治すことがしばらくの課題のようです。


全然関係ないけど、上の絵は学校の英語コースの宣伝。
60ポンドの収入也!うれしねえ。
お仕事あったら是非ご一報を。

最近蕁麻疹が出る、、、遺伝か。かゆい。