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a Rashing

散々会って段々分かって
季節迫り来て散々泣いて
君は君夢でっかく描いて
僕はここから成功願ってる

黄色い涙

2007年04月05日 | 映画の嵐!
「黄色い涙」見てきました。
以下ネタバレです。





本編開始前に、グローブ座限定の映像がありました。
嵐5人の例のごとくうだうだとしたクロストークです。
相葉「グローブ座の皆さん!」という呼びかけがあって
櫻井「劇場内で飲んだり食べたりしないでね」
大野「携帯電話の電源を切ってね」
松本「」
相葉「真っ暗になるので非常口の場所を確認してね」
二宮「」
などの諸注意を言ったあとから始まりました。
司会は何故か二宮さんで、大喜利というスタイル
左から二宮、櫻井、大野、相葉、松本
二宮「同居したくないのは?」っていう質問に相葉さんが
まっさきに「ゴキブリ!」って答えて「質問の意味が分かってない!」って
怒られて。その後
松本「はい、相葉雅紀!」
二宮「どうして?」
松本「もうすでにこのテンションに付いていけない」
相葉「全否定だ~」
相葉ちゃんが「櫻井翔くん!」
二宮「どうして」
相葉「すね毛を手でクルクルして黒いのをそこらへんに落とすでしょ
 虫と間違えるんですよ」
櫻井「それは与えてるんだよ」←不確か
大野「はい!櫻井翔くん」
二宮「どうして?」
大野「寝言で『相葉を寝かせて相葉を寝かせて』って言うから」
(笑)
櫻井さんは…忘れたw
「この映画の見所は?」って質問に
松本「櫻井くんのケツ」って答えたことに
櫻井さん怒って立ち上がって
「みんなそうやってケツケツケツケツ言いやがって(怒)
 だったらここで見せてやるよ!」とベルトをはずしてジーンズを
下ろそうとしながら
櫻井「なんで誰も止めないんだよ、止めてくれなきゃケツだしちゃう…」
みんな「どうぞどうぞ」
相葉「どうせこの後映画でケツ出すんだから」

二宮「大喜利的に今何になりたいか言って理由を答えてください」
というお題
相葉「はい!…になりたい!」←お金持ち?
二宮「そのわけは?」
相葉「マンションが欲しいから!」
櫻井「だから大喜利だよ」
二宮「大喜利の意味わかってねぇじゃん」
相葉「あ、そうかボケればよかったのか」

松本「はい!今はやっぱり大リーガーになりたいです」
二宮「それはどうして?」
松本「松井とかカッコイイし…」
櫻井「だから同じじゃん」
二宮「二人とも大喜利って分かってないよ」
松本「じゃあニノやってみてよ」
立ち上がってニノからお題のボードをとりあげて
松本「はい、二宮くん今何になりたいですか?」と逆に質問
二宮「えぇっと…」←小さい声になっていく
結局二ノも上手く答えられなくてみんなに突っ込まれる始末
あたふたするニノがすごくかわいかった。
櫻井さんもカッコよくて5人がずっと笑ってて本当に
面白い嵐さんたちでした。フリーダムにすると嵐ってホント
面白い!!ぜひこれは発売されるDVDに入れてください!!

映画本編は予想通りまったりと進み一夏の4人の貧乏な青春ってことで
ひりっとした現実感と背中合わせになる若者達の群像劇で、
好きか嫌いかと簡単に分けると好きな映画でした。
でももうDVDを手元においてゆっくり見直したい。
映画館で見なくてもいいかも。

やはりグローブ座なので、音響が悪く何を話しているのか
聞き取れないところが少しありました。サケロックの音楽は
あの時代にピッタリでしたが、少しうるさかった…かも。

何といっても相葉ちゃんです。主役のニノは主役らしくゆるぎなく
家主ということで一本筋の通ったある意味勤労者なのですが
相葉ちゃんの行動が本当に面白く演技もよかったぁ。
相葉ちゃんは燕以来、演技が演技に見えないユニークな存在で
スタイルがよすぎるのがリアリティ無いってのは確か。

香椎ちゃんとのことで色々悩む姿がいい。
二人のキスシーンは相葉ちゃんのほっぺがピクって動くところ
本当にドキドキがこっちにまで伝わってきたよ。

ニノは本当に怒ると色気が立ち上るのね。
最後に彼女からの仕事を断るところの目の強さ、
私は何故かこのシーンで唯一涙が出てきた。
「才能」という言葉に拘っていたのは彼自身だったんだろうね。
彼女に対しても、才能を信じて欲しかったんだろうなぁって
仕事だけじゃなくて愛憎も同時に感じられて。
プライドを捨てられない漫画家のキモチがリアルに伝わってきた。

オチまでちゃんとあって。「拝啓~」のように後はどうなったか
それぞれ考えて下さいってのと違って、ちゃんと5人の笑顔で
終わったのがそれなりのハッピーエンドで逆に現実的だった。

櫻井さんは七三にするだけで、場内をドッカーンと笑わせてて
ある意味美味しい役だった。「世にも」でもオチの髪型で笑ったけど。
今回もあの2年後の向井くんが一番笑われていたかも。
そしてお尻のシーンは期待したほどアップではなくw
お肉がプクプクっていうこともなく、ちょうどいいお尻で
(どういう感想だ?w)劇場内はザワザワと泡だってましたが
私は大野君のプカプカ浮いてるお尻も結構気になりましたw

松本さんは確かに美味しい役で「章一さ~ん!」って走ってくる
姿がとってもかわいくて。岩手弁もまたいいスパイスになってました。
登場シーンが少ないから逆に彼のいい人ぶりが効いてたね。

大野さんは時々ハルになっちゃってたけれど、最後のナレーションが
とてもとてもよくて。ダメな3人を代表して書いた手紙が
芸術家としての遺書だったのだと気が付きました。
大野さんは台詞がないところでの顔の演技が面白いの。
絶対何かしてるの。早くDVDで確認したいな。

櫻井さんの演技はまた上手くなったと思うのですけれど。
私はファンフィルターがかかっているのでもともと評定が高いので
あれですけど。今回のように主役じゃない方が櫻井さんの
脱力した演技が生きていて、本当によかった。台詞も京都弁が
ちょっと変なのも味になってて。薀蓄を語って、理想を語れば
語るほど、現実と乖離していく自分を見ようとしていない小説家を
うまく演じていたと思う。

「黄色い涙」というタイトルではあるけれど
涙のシーン自体はほとんどなくて、唯一、下川が泣いたぐらいで。
それぞれがたくさん涙を流しただろうと想像される奥行きがある映画だ。
きっとあの夜、トキエさんが帰った後に章一くんは泣いてただろうし
竜三さんは真っ白い原稿用紙を見る度に心で泣いていたんだろうな。
母の病気を知ったとき、彼女と別れたとき、お葬式でもきっと栄介は
影でたくさん泣いたんだろうと想像される。悲しいことが次々と
起こって行ってても、淡々とした日常にちょこんとかしこまって
何年たっても変わらずカリカリと漫画を描き続ける栄介のストイックさは
この映画の骨子だ。

自堕落な生活でありながら、き真面目な生き方しかできない
若者達の日々を真面目に撮った映画だったと思う。

うちの息子が大学生になって「酒っていいね」って話になって
「すぐに友達と打ち解けあえて、将来のこと人生のこと、話がつきない
んだよ。明け方までずっと語り合えるんだよ。それがすごく楽しい」
って言ってて、ああぁ青春じゃん、って嬉しかったんだけど。

私も学生時代には将来のことをぼんやりと思い描きながら
自堕落に酒ばっかり飲んで、踊って歌ってバイクで走って…。
しかも貧乏で周りの人たちと傷つけあったり怒鳴りあったり語り合ったり…
ボロボロになってよく泣いたなぁってメッチャすっぱい思い出を
ついつい引っ張り出して浸ってしまう…、そんな映画でした。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (アリー)
2007-04-06 02:22:48
かおりっちさん、こんばんわ~。
おひさしぶりです♪
グローブ座限定の映像レポありがとうございます!!
なんかそれぞれのやりとりが目に浮かんできて
ほっこりしちゃいました~。
ぜひDVDにいれて欲しいなぁ。
あと、「黄色い涙」の感想もかおりっちさんらしい視点で
とってもおもしろかったです。
正直潤くんの出番が少ないからそこまではりきってなかったのですが(笑)
なんだか楽しみになってきました。
私も自堕落にお酒ばっかり飲んでた学生時代を過ごしておりました。
だれもがどこかで共感できる痛みをもった映画なのかなぁ。
「黄色い涙」どんな涙なんだろう・・・
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うっとりまったり (かおりっち)
2007-04-07 23:22:12
>アリーさん
こんにちは、お久しぶり。
グローブ座へ映画を見に行くもんじゃない!って
ピカンチダブルの時にも思ったんだけど
限定映像っていうのにつられて、行ってきちゃいました。
やっぱり嵐を見られるだけで胸がイッパイになっちゃう私ですので
鑑賞後、嵐濃度の濃い空気に包まれてうっとりしてしまい
しばらく一人バーでビールを飲みながらボーっとしちゃいました。
感動する場面には貪欲に出かけていくべきですね。
早く沢山の方に「黄色い涙」を楽しんでほしいと思いました。
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