花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

感謝・反省・謙虚・奉仕・素直・勇気・結び・歓び・怒りあと1つの心柱は?
観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

すべてを水に流すこと。古神道とともに。③

2016年09月30日 19時18分14秒 | 素直の心柱

こんにちは。昨日の古神道のところから続きを書かせて頂きたいと思いますが,今日もその前に,左の写真は,伊勢神宮「内宮」別宮である伊雑宮(いざわのみや)の御料田で撮影させて頂きました。ここに来るととても気持ちが良いので,いつも最後に参拝させて頂いています。ちゃんと,正面には鳥居も設置されています。御社殿は撮影できないのですみません。

古神道の思想と云うものは,大自然を崇拝「畏怖と感謝」するだけです。どこかの宗教団体に入ることもありません。団体としての組織がありませんから当然,宗教上の教えもありませんし,指導者も教祖も存在しません。大自然そのものが神様であり,自然の恵みや恩恵によって人間は生かされ,この世のありとあらゆるものは神様の御分霊を宿す存在なんだと云う思想です。大自然や自然ばかりではなく,私たちも神様の御分霊を宿していると考えられています。もっと言えば,古神道と云う名称すらも存在しません。便宜的に使用しているに過ぎないのです。つまり,縄文時代までの文明と解釈して頂いて結構です。

縄文時代以前には越國と呼ばれる文明もあったようです。ただそこまで行くと話が難しくなるので,紀元前1万5000千年前の縄文時代としています。そして,この縄文文明を生きた,我々の遠い祖先である縄文人「古神道」の最も特徴的な考え方は,とくにかく争いを嫌います。縄文時代の遺跡などから唯一,見つかっていないものがあります。それは武器です。人を殺傷する武器は遺跡などから発見されていません。何故か?古神道の思想には,死後の世界つまり,死生観と云うものが存在していて,生きている間に,人やものを恨み,憎しみの様な観念を持って死を迎えるとその魂はあの世に帰ることが出来ず,この世に停留すると云う思想がありました。そうなると生きている子孫をあの世で守護することが出来なくなってしまうだけではなく,輪廻転生が出来ないと考えられていたからです。死後の世界にまで影響するものだと信じられていました。現代の神道や原始仏教にも死生観が存在していますが,その元を辿ると縄文時代に行き着くことが出来るのです。又,罪や穢れを水に流す神事として古来から継承され続けている人形祓のように海水や川の水は罪や穢れを流してくれるものだと考えられていたようです。そして,その思想は現在の神社神道で6月と12月の大祓神事として受け継がれています。つまり,先人の知恵に学ぶ「温故知新」から来ているのかも知れません。

すべてを水に流すと云うことは大変ですし,難しいことでもあります。楽なことではないことも確かです。特に現代のような物質主義社会や資本主義経済での豊かさや幸せを実感するには,どうしたってお金が必要であります。そして,事業をされている経営者の方などは何をするにも先ず資本となるお金がなければ事業は成り立ちません。私も経験がありますが,一生懸命努力して報酬を頂けなかったことが何度かあります。それを水に流せと云われても無理な話だと感じるのも致し方がないことです。固定費が捻出できなければ会社は倒産します。個人でもお金がなければ破産も破綻もしてしまいますし,ご飯も食べることが出来ません。病気をしても病院へも行けません。お金はとても大切なものですし,自分や他人を助けてくれるものであることは間違いありません。

その混沌とした社会の中であっても家族や社会の為に一生懸命に一つの事に立ち向かう姿は正に勇者そのものだと思います。私も挫折の連続でした。これでもかと云うくらいでした。悔しくて悔しくて泣き疲れて寝た日もたくさんありました。思い出すだけで眠れなくなる時もあります。それでも己を信じ,自分を律し,他者を思いやり,他人の幸せを祈れる人は本当に尊いことだと考えるようになりました。それは何事にも変えることの出来ない真の財産でもあります。そう言った人を神様が放って置く訳がないと私は真剣に感じています。そして,水の如く逆らわず,争わず,競い合わずにどんな姿にでも素直に適用出来るように努力すること。自分の身を低く謙虚に生きること。不要なものは,すべてを水に流し溜め込まないこと。それ以外にも今回の水の神への感謝参詣を通じて大切なことをたくさん学ぶことが出来ました。大自然の恩恵で生かされていること命を繋いでくれた祖霊に感謝致します。

有難う御座いました。拝


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宮柱太如き立て 高天原に千木高しりて 相互扶助立国を目指して。                                                                感謝反省謙虚奉仕素直の五つの心柱を伝えに来ました。                                            仕送りの御役 花咲 あさひ 拝                             ブログ開設110日目 記事数第120記 素直の心柱 編 


すべてを水に流すこと。古神道とともに。②

2016年09月29日 17時02分37秒 | 素直の心柱

こんにちは。昨日の記事の続きです。その前に,左の写真は上賀茂神社境内に流れる「ならの小川」です。神道の大祓詞に登場される祓戸四神の瀬織津姫神が坐しますところです。川の織り成すところに御鎮座されると言われていて,最も祓いのエネルギーが強い場所です。境内唯一の休息用のベンチが設置されています。

それでは,続きから書かせて頂きます。あらためて今回の参詣を振り返って観てみると「水の如く」「すべてを水に流すこと」ではないかと感じています。これに尽きた参詣であったと帰宅してからそう思っています。しかし,この「すべてを水に流すこと」と言うことほど難しいものはありません。良いことも悪いことも,損も得もすべてを水に流すのですから容易なことではありません。なぜなら,好きなものは好きですし,嫌いなものは嫌い。良いものは良いし,悪いものは悪い。興味のあるものは興味があるし,興味のないものはない。自分にとって得することはするけど,自分にとって損することはしない。対照的に考えて見るとそれ以外にもたくさん比較する対照が私たちの日常にはあります。

仮に,それを人に話しても「そんなこと当たり前だ」と言われてしまうでしょうし「変わってるな」と感じられるかも知れません。私も知人にその様な話をされたらきっと,そう想い,感じることだろうと思います。そんな難しく考えないで,自分が楽しく豊かに幸せになることだけを考えて生きて行った方が良いよと話をしてしまうかも知れません。それが正しいかどうかと云った事柄ではなく,自分が幸な人生を歩もうとし,それに伴う努力をすることに正誤の判断は出来ないと感じているからなのかもしれません。

しかし,これを理屈で考えれば考えるほど迷いの道を歩んで行くことにもなるのだろうと感じています。私は仕事柄,紛争や争いなどの事柄に接することも多くあります。そう言った中で,霊能者などの人と闘うことも多くあります。そのほとんどが,お金に関する事柄です。現在も係争中の事案もあります。私が,このブログで稀に霊能者などのことを書くのは仕事を通じて体験し,実感して来たものがほとんどです。その危険性も払う犠牲の大きさもよく理解しています。眼には見えない世界であるから事実関係が曖昧で,実態がなかなか把握できないのが霊能・霊的事案の特徴的な実情です。神社や寺院がそう言った方々と縁を持ち,神様,仏様から自ら離れてしまうことも近年は特に多いような気もしています。やはり,地道にコツコツと道を歩んだ方が断然,良いです。

この辺りのことを記事にすると,それだけでブログが出来てしまいますので機会があれば,たまに書きたいと思います。

皆さんは,何かの壁にぶち当たったり,自分がスランプに陥っている時,どのように乗り越えているのでしょうか。又,どのような条件が揃ってしまうと壁やスランプの罠に陥ってしまうのでしょうか。私は,ある時期,仕事でスランプに陥っていた時に,そのことを深く考えていたことがありました。その結果,争いと所有の概念こそ私自身がスランプに陥る主な原因ではないかと考えるようになったのです。先程の霊能者の話ではないですが,たとえば,紛争を仕掛けられた場合や自分の生活や組織が危ぶまれる事態に陥ってしまった場合には「余計な」を入れないことです。淡々と,そのことに真摯に謙虚に向き合うことです。そして,勝とうと思わないこと。これをしないだけでも随分と結果は違ってくるように感じています。道徳経の祖,老子さんの云う水の如くです。

私はそれを深く探究すればする程,古神道に辿り着きました。正直,ここまで来るには大変でした。常に相手よりも自分が勝っていることを考え,負けることなんて考えならない。自分は正しいのだから,相手が間違っている。自分の言っていることは正義だ。だから相手が自分に合わせるべきだと云う自分の自我や我欲がたくさんありました。それがいつの頃からか,自分の考え方を疑うようになりました。どうして自分は正しいと考えるのか?なぜ正しいと人に言えるのか?を逆に自分自身へ問うことをして行きました。今でも憶えていますが,部屋の掃除をしている時に「自分の考えを疑え」と音霊から言霊に変わった瞬間を観ました。つまり,自分が正しいと感じていたことを省みることです。そうは言ってもそれが難しくて「そんなのは自分でそう感じてしまうのだから仕方がない」とか正解を探そうとする自分がまだありました。つまり,素直に謙虚に省みることが出来ていないのです。それは,心に反省の心柱がちゃんと起立していないからでした。せっかく努力して作ったものを自分の手で壊すのですから嫌な作業でもありました。

続きは,また明日。拝


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すべてを水に流すこと。古神道とともに。①

2016年09月28日 19時11分21秒 | 素直の心柱

こんにちは。今回の「水の神への感謝参詣」もあと女人高野の室生寺と伊勢神宮で終わりになります。今日は,ここ数日の間に書かせて頂いて来た「水の神への感謝参詣」を自分なりに振り返って(音霊)観た感想を書かせて頂きたいと思います。何かの正解を探すのではなく,素直な心柱で感じて観たいと思います。本当に今回は御水に関することを意識する参詣になりました。これまでも同じ神社や寺院に参拝させて頂いて来ましたが,今回は御水と云うお題を与えられた様な感じでとても解りづらく,抽象的と云うか感覚的と云うか不思議なものでした。古神道の神髄である無言の教示や案内は,自分から率先して意識したり,行動しなければ会得できるものではありません。つまり,教祖たる人物がいない訳ですから教えてくれる人が誰も存在しません。相手は大自然です。

仏教の祖であるお釈迦様が心の燈火を拠り所にして道を歩みなさいと言われた意味が欠片ほどですが理解できたような気がします。現代の神社神道の祝詞「大祓詞」にも仏教の経典「例えば,般若心経や観音経」にもたくさん知恵や教示が示されていることだと思います。しかしながら,その本当の意味や内容を理解する為には何万遍と唱えても悟ることは永遠に出来ないと私はそう思っています。立派な言葉や文字を眺めているだけ,また読んでいるだけで人生が豊かに生活が平穏になると考える心の方にこそ問題があるとも考えているからです。つまり,祝詞や経典に書かれている内容を如何に日常生活の上で実践して行けるかだと感じています。

したがいまして,本当の悟りや理解などは厳しい修行や苦行にあるのではなく,日常生活の中にあるのではないでしょうか。そして,誰もが豊かに平穏に暮らす為に生まれて来ているのだと考えています。よく,この世の中は,厳しく,不幸なものだからとか言われる方がいますが,私は全く考え方が違います。不幸の中の不幸は,何処まで行っても不幸のままです。苦しみの中の苦しみもどこまで行こうが苦しむままです。苦しむことで過去の因縁を昇華できるとか言うことはありません。これを暗示のように毎日毎日,自分に言い聞かせ,他の人物からこのような教義を受けていると最後の日まで苦しみの中にいることになってしまいます。

私たちは,大自然と云う太神様の中で生かされて生きているのです。そして自然とともに生きているのですから大自然の仕組みが変われば,私たちの心も良くも悪くも変わってしまうのです。大自然や自然に感謝をすると言う言葉の奥には,自分自身に感謝することに繋がっているのであります。さらにこの世のありとあらゆるものは太神様の断片で,すべてのものには太神様の御分霊が宿っていると考える方が自然な考え方の様に思えます。それを,科学ではこの様に考える,医学ではこの様に考える。経済ではこうだとか法律的にはどうだとかを真剣に大人たちが議論しています。つまり,人間が社会や自然をコントロールしていると思い込んでいます。元々,科学も医学も経済も法律もそして,宗教も信仰の対象として崇拝されて来た一つのものであったのです。それがいつの間にか,一つひとつを分離させ,人が支配するようになってから訳が分からなくなって来たのです。分離分割すればする程です。

今回の水の神への感謝参詣を通じて,いろんな事を勉強させて頂きました。一見してみれば,川に流れるただの水ですし,神社から湧き出る御水つまり,御神水です。しかし,そのただの水と感じるのも人の心の内であります。大自然の中で生かされ,自然と共に共存共栄して生きることで大自然からの音霊(波動)を感じ取れることができます。何か特別な能力が必要だとか神様から選ばれたとか云うものではありません。誰においても出来ると私は思っています。その為にも感謝の心柱を立てなければなりません。つまり「自ら手を挙げ名乗り出よ」と云うことなのです。だからと言って,神様がそのような言葉をしゃべる訳でもないです。あくまでも自分からですから別の言い方をすれば,奉仕の心柱も自分の心に必要であるとも言えます。私がしますと言う謙虚な心柱を自分の心の高天原に太如き立てるしかないようです。今日で,このブログを開設させて頂いてから108日目が経過致しました。仏教に伝わる様に,人間の煩悩の数と同じであることから今日の記事を書かせて頂きました。感謝申し上げます。有難う御座いました。

明日に続く。拝


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水の神への感謝参詣 室生龍穴神社 後編

2016年09月27日 20時37分33秒 | 感謝の心柱

こんにちは。さっそく,昨日の記事の続きを書かせて頂きたいと思います。拝殿で参拝をさせて頂いた後,いつもですとそのまま室生寺へと向かうか伊勢神宮へ向かいますが,今回は,拝殿の奥の本殿へも参拝させて頂きました。これまでも本殿へ参拝させて頂こうと思うのですが,実際に拝殿で参拝を終えると本殿まで行く足が止まり,なかなか参ることが出来ませんでした。畏れ多い事だからと云う気持ちが一番強いことが理由ですが,今回はその足が本殿へ向き,本殿瑞垣前で参拝させて頂くことが出来ました。

この本殿も凄いところです。本殿の前にも鳥居があるのですが,通常は本殿前の鳥居はくぐれません。鳥居の前に瑞垣がありますので立ち入ることが出来ないのです。例大祭の日や他の祭事の時などは解放されているかもしれませんが,普段は入ることは出来ません。私はこの本殿に参拝させて頂くことが限界ですが,室生龍穴神社さんの本当の奥宮は,龍穴神社さんから約800メートルほど入って行った場所にあります。吉祥龍穴と云う遥拝所です。その奥宮で1000年以上も前に,水神神事や雨乞いの儀式,そして龍神への祈りがそちらの奥宮で斎行されていた場所のようです。奥宮遥拝所で参拝をさせて頂くには,御神体である山に入山しなくてはなりませんから私は一生参拝できないと思います。それはそれとして拝殿と本殿で参拝させて頂けるだけで十分です。

ところで,龍穴神社の御神水と云えば,奥宮遥拝所の右側の巨大岩盤から流れる落ちる滝「招雨瀑:しょううばく」です。これを神道では磐座(いわくら)と云って,古墳時代あたりから信仰の対象とされてきました。つまり,この奥宮遥拝所一帯が超巨大の磐座であって,その超巨大の磐座の一部に龍神が出入りする為の龍穴があるのでお祀りしているのではないかと思います。磐座から御神水が湧き出ていると考えるのが古神道の基本的な思想であり,自然そのものを神として祀る原形がそこにあります。きっと,御水が湧き出ている源水はゼロ・ウォーターではないかと思います。数千年前に創建されている神社や寺院には超真水と呼ばれる御神水が湧き出る磐座が必ず存在し,その場所を大切にお祀りされているのです。先日の記事の貴船神社や出雲大神宮もそうです。

超巨大な磐座から湧き出る超真水が,滝から流れ落ち,小川をつくり,他の小川同士が合流して行く中で様々な成分を含んで行き,室生川を形成し室生の里で暮らす人々に恵みをもたらし,農業用水などにも活用され,収穫した穀物を私たちは美味しくいただくことが出来るのであります。その自然の仕組みを太古の人々は神として崇敬して来たのです。龍神は綺麗な水でなければ棲息することが出来ないので,万が一,開発行為などが進み,工事の手が入ると龍神さんは姿を消すかもしれません。そうならないようにして頂きたいと思います。そんなことを考えながら,次に向かったのがブログでも何度か紹介させて頂いている女人高野の室生寺です。拝


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水の神への感謝参詣 室生龍穴神社 前編

2016年09月26日 18時56分17秒 | 感謝の心柱

こんにちは。丹生川上神社下社での参拝を終えて,車をひたすら走らせ奈良県宇陀市室生へと向かいました。さっきまで止んでいた雨が再び降りだして,山を下っている途中は豪雨のような感じでした。山の天気は変わりやすく,少し遅ければ丹生川上神社下社さんでゆっくりと参拝をすることが出来なかったくらいです。室生の里へは,これまでも何度も伺って参りましたが何度訪れても良いところです。やはり,室生と聞くと室生寺を連想されることが多いと思いますが,この室生寺よりも以前に室生龍穴神社が御鎮座されていたと伝承として伝わっております。そもそも室生寺は,龍穴神社を御守護する目的で創建されたと云うことです。

室生龍穴神社は,室生寺の前を通る県道28号線沿いに位置し,室生寺から数分で神社正面に着きます。いきなり巨木の大杉「御神木」が目の前に現れるでしょうから直ぐに解ると思います。室生寺に参拝される多くの方の中でもほとんど龍穴神社へ参拝される人はいないようです。私も実際,龍穴神社では滅多に参拝者と会うことはないです。地元の方は氏神信仰として参拝されると思いますが,地元以外の人では龍神信仰を熱心にされている方以外にはあまり知られていないからでしょうか。先ずは,氏神様へ御挨拶を済ませてから,神宮寺でもある室生寺へ参拝させて頂くと良いと思います。先日の記事でも薬師寺さんについて書かせて頂きましたが,薬師寺さんでは,八幡神社へ先に御挨拶を済ませてからと云うことが案内されています。私もそれが筋のように考えています。

龍穴神社に到着すると,最初に眼に飛び込んでくる風景は,第1鳥居両側にそびえ立つ御神木である大杉ではないかと思います。その迫力はもの凄いもので,最初に訪れたときは,何も事前の情報収集などをせずに,室生寺さんから伊勢神宮へ向かう途中に龍穴神社さんの脇を通り,そこに神社があることも知りませんでした。しかし,御神木である大杉を観たとき,思わず車を停車させてしまう程の何とも言えない迫力と固く入山を戒める威厳さを音霊で直ぐに得ました。たとえ晴れの日の昼間であってもひとりでの参拝は躊躇してしまう程の雰囲気があります。京都の貴船神社の御祭神と同じ神様をお祀りされていると龍穴神社の由緒書にはありますが,私の感覚では全く違うように感じています。あの威厳さを放つ神気は玉置神社の参道と似ているようにも感じてしまいます。

確か,それからも数回は龍穴神社さんへは参拝出来なかったです。龍穴神社さんの鳥居前までは行くのですが,一人ですし「入ること成らず」の音霊がヒシヒシと伝わって来て,鳥居の前から拝礼だけをすることが数回続きました。そうして,いつものように鳥居まで行くと「参られよ」と云う音霊が伝わって来ました。大杉の上から看視されている御眷属である天狗さんに参拝することの許可を得ることが出来たようです。初参拝させて頂いた時にはただ茫然と大杉の上を見上げていたことを今でもよく憶えています。ここの龍穴神社は,興味本位やお遊びで行く神社ではないです。商売繁盛などの個人祈願もするような神社でもないです。

写真を掲載できないのが残念でありますが,インターネットの画像検索をされると他の人が撮影された素晴らしい大杉や境内等がご覧頂けます。こちらの御方の記事は説明書きもあり良いと思います。参考までに「http://small-life.com/archives/14/08/0720.php」そして,正面の鳥居をくぐり,左側に手水舎がありますので,そこで手と口の禊を済ませ拝殿へと向かいます。既に神域内ですが,私が最も強く誰かの視線を感じる場所が拝殿へ向かう途中,つまり境内地の中心部です。例大祭などでお祭りが出来るようにその場所だけ四角形の広場のようになっています。ここに立ち尽くすと自分が周りの大杉に囲まれる形になります。きっと,大杉群の上から龍穴神社を守護している天狗さんたちに看視されているのだといつも感じていますが,その先の石段を数段上ると拝殿に到着します。拝殿では参拝させて頂いたことに感謝だけを捧げて下がりますが,拝殿の後ろには朱色の本殿が御鎮座されております。

明日に続きます。拝


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神の神への感謝参詣 丹生川上神社下社 編

2016年09月25日 13時13分13秒 | 感謝の心柱

    

こんにちは。奈良県吉野郡天川村にある秘水,ごろごろ水を採水させて頂いた後,室生龍穴神社,そして室生寺へ向かう途中に一箇所とても気になる神社へ参詣させて頂くことに致しました。こちらの神社は,以前も天河大弁財天社「通称:天河神社」の帰りに神社前を通りかかった時に,思わず息を呑み込んでしまうほどの雰囲気を醸し出している神社でした。そのあともずっと気になり自宅へ帰ってから,通り過ぎた神社を調べると,なんと二十二社制の一社である丹生川上神社下社であることが解りました。

この二十二社制度とは,神社の社各を示す一つのもので平安時代に正式に制度化されたものです。平安時代以前にも国家鎮守に重要な神社として十六社制が存在していました。国家の重大事や天変地異の時などには,朝廷より特別の奉幣を受ける神社であります。伊勢神宮の外宮・内宮を筆頭に,このブログで度々,登場する上賀茂神社や貴船神社,春日大社も二十二社中であります。それ程の神社を参詣しない訳には行かず,次回には必ず参詣させて頂こうと考えておりました。そうして今回,実際に参拝させて頂く為,自動車を駐車場に停車させ歩いて境内前に行くと,日本最古の水の神様「水への感謝」と書かれた案内がされていました。

ここでもやはりテーマは「水」でした。行く先々で水への感謝を意識せざるを得ないことに今回の参詣はなっていることに私自身も薄々気が付いて来ました。これまでは御神体つまり「山」に関することを意識することがとても多かったのですが,今回は水に関係することのようです。最近も水に関することをブログで記事にしておりましたし,なんだか神道によくある無言の教示のようです。丹生川上神社下社で観た音霊もやはり龍神さんでした。拝殿から本殿へと昇る階段を境内の御神木あたりから見上げると,まるで龍神さんが御神体「山」から下界に降りて来て,神社前に流れる川の水を呑みに来ている姿をされております。上右の写真が神社前に流れる川です。つまり,天河神社同様に,神社の宮司さんも宮大工さんも知らず知らずのうちに建築様式にされているのです。

もしかすると,本当にそのように感じて,現在の神社建築をされていたのかも知れません。よく,神社仏閣の建築様式を○○造りと表現することがあります。たとえば,伊勢神宮に観る建築様式は「唯一神明造」と呼ばれるもので,春日大社に観る建築様式は「春日造り」と呼ばれております。しかし,○○造りの元になったのは何故かを聞いたことがありません。伊勢神宮は以前にもブログで書かせて頂いたように縄文時代の高床式倉庫に豪華な装飾品を設けて社殿にしたものだと書かせて頂きましたが,少なくても○○造りと呼ばれている建築様式にはそれなりの理由付けが存在していると思います。まぁそう言ったことをわざわざ公表しないところに神道の無言の教示が示されていると解釈するのも大切なことかもしれません。自分の心で読みとれよと云うことなのでしょう。

天河神社さんは「親」が木の上に立って,子供を見守る姿を神社の建築に立体的に具現化されたものだと思いますし,この丹生川上神社下社さんは,御神体である山から龍神さんが降りて来て,前の川の水を呑みに来る容姿を建築様式にされたのだと私は感じました。きっと,丹生川上神社下社さんには龍神に纏わる伝説が伝承されていると思います。私は,御社殿を写真で撮影することが出来ないので掲載することはできませんが,興味のある方はインターネットで画像検索されると面白い発見が出来るかも知れません。

神道や数千年以上を経過されている寺院には,本当に無言の案内や教示がたくさんあります。それを私たちが気が付けるかどうかで見方も捉え方も据え方もまったく違ってくるように感じています。正解や不正解と云ったものではなく,理屈や文字だけでもなく,その奥の奥にあるその人個人の心に見合ったように観えるものであるとも思います。そして,次に向かう先の室生龍穴神社も実は,過去数千年以上も水(雨)をお祀りしてきた神社であります。争いや騒ぎを嫌う龍神さんは未だに室生に棲息されております。拝


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水の神への感謝参詣 ごろごろ水 編

2016年09月24日 16時04分17秒 | 感謝の心柱

    

こんにちは。天河大弁財天社の参拝を終えて,次に向かった先は,今回の主な目的である天川村の洞川温泉郷近くから湧き出る秘水ごろごろ水の採水場です。ここ洞川温泉郷一帯は,知り人ぞ知る修験道の聖地で吉野熊野国立公園の指定区域に位置し,役行者さん以来,古来から大峰山岳信仰の道場として栄えて来ました。近くにある洞川温泉郷は,今でも多くの行者さんたちの休息場となっており,ごろごろ水採水場のすぐ近くには全国の行者さんにとって聖域である母公堂や龍泉寺もお祀りされています。

しかも,ここ採水場は下の写真にもあるように,駐車場代の500円を支払えば秘水ごろごろ水が汲み放題であります。私が行かせて頂いた日は,時間帯も早く平日であったので4,5名の方しかいませんでしたが,休日などになると全国からたくさんの人がごろごろ水を求めて来場されるようです。上の写真のとおり,私はペットボトルを6本と貴船神社で授与させて頂いたボトル2本を持参して秘水ごろごろ水を採水させて頂きました。私の隣に駐車されていた方は,ポリタンク8杯くらいを軽トラックに載せていましたので御風呂や炊事などにも使われているのかと思います。環境協会のサイト:http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/174/

今回,吉野天川の秘水,ごろごろ水を採水させて頂く理由は,自宅の御神前へ奉納するためです。前からごろごろ水を自宅の神様へ奉納することが楽しみでもありました。神棚の神祭りも先祖供養の祖霊崇拝も御水が特に重要だと私は考えています。水は生命の源であり,根源的な恵みです。

ちょっと大げさなと思われるかもしれませんが,人間の生死にも関わるものです。又,それだけではなく,人間の魂にとってもとても重要だとも思っています。自然界おいてはそれ以上で,ありとあらゆるものを生み出すものが水の持つ特性と言いますかエネルギーとしての働きであります。この水の働きを端的に表現された人物に道教(道徳経)の祖である老子さんが居ります。水は如何なる器でも姿かたちを変えることが出来,素直に柔軟に,争わず競い合わずの働きを持つものであると述べられています。自然のエネルギーはすべて水を求めた働きをしますし,空気も大地も木も山も水がなければ存在できません。自然界に無くてはならない存在です。

それを私たちの目で見える形,つまり具現化したものが神道や仏教に見る神祭りや仏事の形式ではないでしょうか。神道であっても仏教であっても必ず御水をお祀りします。御水をお供えすると云うよりも,御水をお祀りすると云う感覚に近いものがあるかも知れません。お祀りすることによって祓いや禊,そして日々新たに万事を生み出す大自然「神」への感謝を捧げることだと考えています。又,よく,水はどこの水でも同じで,ただの水だと論評される方が稀にいますが,私は少し違うように考えています。もし,どこの水でも同じであれば,御米などの穀物もどこのものでも同じになってしまいます。どこどこ産の御米とかがすべて同じ味になってしまいます。それは穀物だけに限ったことではなく,たとえば神社仏閣に使用する御用材(木材)にも同じことが言えます。

以前,お寺の復興に仕事で携わらして頂いたときに,調達する木材をどこの木材にするかを任されたことがありました。つまり,御用材の調達係りです。その際に,いろんな木材市場や森林組合,木材問屋などに出張したり,いろいろ研究した結果,選んだ先の材木は三重県尾鷲地区のヒノキと石川県及び福井県の白山地区のケヤキでした。特に,白山地域の木材は天下一品です。穀物も木材も水資源だけで最良と言い切ることは出来ませんが,少なくとも良質な水と良質な土壌がなければ最良のものは出来ません。私たちが暮らすこの国は世界一,最良な水の恵みを享受できる国であることは確かなことであります。近年,近隣諸国の人々が,日本の水が欲しくて日本の土地を買収しています。土地を取得すれば,地下水脈も同時に確保できるからです。それだけ日本の御水は魅力的なのであります。左の写真は,ある寺院の御用材を調達する目的で訪問させて頂いた福井県の木材市場で撮影させて頂いたものです。

そんなこんなで無事に吉野天川の秘水ごろごろ水を採水させて頂き,次に向かった先は,日本最古の水の神様をお祀りし,さらに,龍神さんが神社の前に流れる川の水を呑みに山から降りてくる容姿を神社建築に取り入れているように観える丹生川上神社下社さんです。そして,今回の水の神への感謝参詣2日目の最終参拝の場所であり,自然環境が破壊され続けている中でも未だに龍神さんが棲息していて太古の昔,太陽信仰の聖地であった室生火山帯の中心地の室生龍穴神社と室生寺へ向かいました。

室生龍穴神社に参拝させて頂くと,いつも大杉から誰かに見られている感じがします。今回もそうでした。拝殿の裏側に御鎮座されます本殿を参拝させて頂くとビシビシと「立ち入ることならず」と音霊が伝わって来ます。きっと,ここの神社を守護している天狗さんたちが参拝者を看視されているのだと思います。龍穴拝所「奥宮」へも参拝させて頂きたいのですが,神社から800メートルほど御神体(山)へ入り込まなければならないので,私は一生行けないと思います。千年以上も祈り続けられて来た聖域ですから。


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宮柱太如き立て 高天原に千木高しりて 相互扶助立国を目指して。                                                                感謝反省謙虚奉仕素直の五つの心柱を伝えに来ました。                                            仕送りの御役 花咲 あさひ 拝                             ブログ開設104日目 記事数第114記 感謝の心柱 編


水の神への感謝参詣 天河大弁財天社 編

2016年09月23日 20時40分39秒 | 感謝の心柱

こんにちは。初日は,春日大社で参拝を終え,近くの宿泊施設に到着して,明日の準備を整え就寝致しました。しかし!早朝5時頃に起床したら外が大変なことになっておりました(笑)雨と云うより嵐です。しかも,雷の神様が御降臨されている様子でピカピカ光っております。2日目の予定は,奈良県は吉野郡天川村に御鎮座されます天河大弁財天社「通称:天河神社」への参詣と同じ天川村の洞川温泉郷近くにある「ごろごろ水」の採水に行く予定でありました。そして,伊勢に向かう途中に室生龍穴神社と室生寺に参詣してゆとりを以て行動する計画を立てていました。これはどうしたものかと思案していましたが,支度だけしてしばらく様子を見てから出発することに致しました。そうして身支度を整え,準備万端となった頃,雨も小雨に変わりましたので目的地へ出発することになりました。

奈良市街を走行しているときは小雨もありましたが,山間部に入ると雨はほとんど降らなくなり,時より空が明るくなってきたりと心配していた気持ちが祓われて無事に天河神社へ到着しました。この天河神社は何故か解りませんが,魂の母親に会った気分になる神社なのです。きっと,天河神社へお参りされたことのある方も私と同じ様な感覚になられたと思います。本当に優しさだけの波動を放つ神様です。唐突ですが,神と云う文字は漢字です。この神と云う漢字をひらがなで文字にすると「か」「み」です。これを音霊で観ると「あ」「い」となります。つまり愛です。この愛と云う言葉がとてもピッタリの神社です。私たちが参拝させて頂く拝殿から階段の上にある本殿の建築様式は,他の神社仏閣ではあまり見ることが出来ません。この本殿も音霊を言霊にして観ました。

すると「親」と云う言葉(漢字)が私には観えて来ます。つまり,木の上に立ち,子供の様子を見守る親の姿を神社建築に取り入れているようでした。おそらく,神社の宮司さんも建築した宮大工さんも無意識と云う意識で現在の建築様式を決められていると思います。神道にはとにかくこのような無言の教示が多いのです。例えば,ひふみ神示「原本は日月神示」でも元々は,私たちが普段使用している様な文字ではありませんでした。記号であったり,数字であったり,渦のような絵柄であったりと意味が解らない表記だけでした。「1414」と書いて「いよいよ」と解釈したり,「ニニ」と書いて「富士」と解釈したりと云う感じのものでした。

したがいまして,あくまでも言葉に変え,文字にしたのは人間です。つまり,神様は言葉をしゃべりません。言葉が生まれる前の存在を私は音霊(波動)としています。この音霊(波動)を正確に観れるかどうかがとても大事なことであるのです。つまり,古来から伝わる審神者です。昔の審神者は,神さまから伝わる音霊を見事に観れていたのだと思います。ただ,現代においても音を正確に観れる人たちがいます。それは,幼子を持った母親です。母親はテレパシーを使って常に幼子と交信しています。

その辺りの事は,また別の機会で記事にさせて頂きたいと思います。話が逸れてしまいましたので,天河神社に戻したいと思いますが,この天河神社をインターネットで検索すると実にいろんな話や話題が出て来ます。そこには「選ばれた人しか行けない」とか「然るべき時にしか参拝できない」とか云う所謂,都市伝説です。確か,玉置神社の記事でも書かせて頂きましたが,選民意識に繋がるような話は信用しない方が良いですし,気にすることも一切ないです。こう云う話は神さまが一番嫌う音霊(波動)なのです。

既に審神者も失敗,選ばれてもいません。きっと,その様な伝説話になった最大の理由は,天河神社までの道程の難所さからだと思います。その様な意味においては,なかなか行きたくても行ける場所にはありませんし,何となくドライブしていたら到着しましたなんて云う場所でもありません。やはり,明確に天河神社へ行こうと決めなければ行ける所ではありません。天河神社とよく引き合いに出される玉置神社はさらにそうです。参拝を計画されている方は,そのような都市伝説を信用するよりも安全な参拝計画を立てられることをお進めします。自動車であれば,十分な運行計画に基づいて事前に神社の案内を調べるのも良いと思いますし,これから秋から冬になれば路面の凍結も考えられますので,交通安全で意義のある参拝をされてみると良いと思っています。拝


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水の神への感謝参詣 春日大社 編

2016年09月22日 16時55分58秒 | 感謝の心柱

こんにちは。初日,最後に参拝させて頂いた神社は春日大社でありました。ここ春日大社と云えば,このブログでも何度も書かせて頂いている葉室頼昭先生が生前に宮司をされていた神社で御座います。私も春日大社へ参拝させて頂くきっかけとなったのは葉室頼昭先生の影響であります。書物を通じてですが,葉室先生には神道や大祓詞,感謝をすることの大切さ,生命の尊さ,日本語と大和言葉などを教えて頂いて感謝しております。本を読まない私でも葉室先生の本はすんなりと読めることが出来ました。

葉室先生の本は,一般の人たち向けに書かれた良本でありますので,難しい宗教語などは使われていません。誰にでも読んで頂ける本だと思っています。是非,興味のある方は,ご覧になってみて下さい。葉室先生は神職になる前,形成外科のお医者さんでもありました。異色の経歴を持つ御方ですが,生命の尊さを後世に伝え残すことに人生の後半は尽力されておりました。葉室先生の話を検索機能で「葉室頼昭」と入力して下されば対象記事が出て来ますので,葉室先生に興味のある方は活用下さい。

春日大社は,毎日たくさんの人で賑っております。参拝の日も日本人のみならず,中国から観光に来られている方々がほとんどだと思いますがとにかく凄い人でした。ただ,残念なことに人が多いせいか何なのかゴミがとても多く捨てられておりました。参道だけではなく,社殿にも落ちているので帰りには,私のポケットはゴミポケットになってしまいました。現在の春日大社は,第60次「式年造替」の本殿遷座祭が今年の11月6日に執行される為,急ピッチで準備がされている最中であります。記念事業としても記念館のような施設も建設中でありました。春日大社が信仰の対象とするものは「御蓋山」と云う御神体です。もちろん禁足地となっていて,参拝者は御蓋山遥拝所から御神体を拝む形式になります。この御蓋山には茨城県の鹿島神宮の御祭神である神様,千葉県の香取神宮の御祭神,大阪府の牧岡神社の御祭神が御鎮座されております。

私は,今後も春日大社さんが禁足地でる御蓋山を一般の参拝者へ開放することはないと考えております。それは,葉室先生の本でも繰り返し書かれていたことでもありますし,本当に神様が御鎮座されている御神体つまり,お山に私たち人間が入山しても良いことはないからです。春日大社さんは,現在でも数少ない古神道「縄文信仰」「自然崇拝」の聖地でもあるのです。

さらに,春日大社さんでもやはり御水でした。春日大社の原始林から流れ出る御神水は水谷川に観ることができます。葉室先生の本でも書かれておりますが,この水谷川の御神水はゼロウォーターと呼ばれている成分ゼロの超真水です。春日大社では,お祭りなどで使用する装束,祭器具類をすべて水谷川の御神水で浄めると言われています。宮司さんをはじめ神官さん方もお風呂に入る時には,少量の水谷川の御神水を浴槽に入れて身を浄めてから祭事に奉仕するようです。つまり,禊ぎ祓えであります。

もし,このブログをご覧頂いている方で,古神道や現在の神道(神社神道)を知りたい,勉強したい,霊的なこと云々と言うことよりも純粋に考えたいと想っておられる方がいらっしゃれば,葉室先生の本をお読みになるか,春日大社で一般の人でも参加できる祭事に参加することを考えられては如何でしょうか。春日大社が主催するそう言った祭事や神道勉強会に参加する方が,訳の分からない団体に参加し,高級神霊からメーッセージが降りて来たからなどと参加者を募集して全国各地の御神体(お山)に入山し芸事をするよりも何倍も安心安全です。神様は言葉をしゃべりません。言葉にしているのは,あくまでも本人自身です。

なぜか?もし,神さまが言葉を話す存在であれば,私たち人間は心を持つ必要がなくなります。例えば,同じ景色を観ても,同じ文字を見ても想うことや話す言葉は皆さん違います。それは心が存在するからです。複数人で同じもの見ていても違ってくるのであります。不知ゆえに罪穢れをつけてしまう人が多いですから注意されて下さい。特に近年は,女性に多いように感じています。

ただ,春日大社から遠方にお住まいの方が多いですから時間もお金も必要になってしまうので,遠方の方は葉室先生の本が良いと思います。確か10冊程の本を出せれていたと思います。いかに自分が自然の恵みによって生かされて来たのか,祖霊の恩恵によって生かされているのかを実感して頂けると思います。今日は何だか,葉室先生の本と春日大社さんの広報担当のようになってしましましたが,本当の事なので仕方がありません。春日大社の音霊を素直の心柱に降ろすとそうのように言霊が生まれるのであります。

あっ!それと写真の紹介をするのを忘れていました。春日大社では参拝とゴミ拾いに夢中になって写真を撮影するのを忘れてしまい,表に出て気が付いた私は,奈良公園で小鹿の記念撮影をして水の神への感謝参詣1日目を終えて宿に向かいました。拝

春日大社 公式ホームページ:http://www.kasugataisha.or.jp/


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水の神への感謝参詣 薬師寺 後編

2016年09月21日 21時00分08秒 | 感謝の心柱

こんにちは。無事に台風16号は,昨夜,静岡県沖で温帯低気圧に変わりました。たくさんの人々の祈りが通じたようでした。台風12号も13号もたくさんの人々の祈りで温帯低気圧に変わりました。やはり,大自然はちゃんと人々が発する気(波動)を受け取るのだと云うことがより深く理解できることであったと思います。これに事前の防災対策を加えて行けると台風などの事前に予測できる脅威に対しては畏れと感謝で被害を最小限に出来る様に感じています。ただ,科学などで証明することは出来ませんので信用はされないとも思っています。まぁ信用されるとか信用されないとかなどは大したことではありませんからどうでも良い話です。

さて,今日は昨日の薬師寺前編に続き後編を書かせて頂きます。私は,薬師寺さんでいつも凄いなと思うことがあるのですが,この薬師寺さんは神仏習合時代の形を今でも厳格に守り続けておられることです。先ず,薬師寺さんへお参りする前に隣の氏神様(八幡神社)への参拝をしてから薬師寺へお参りくださいと案内看板が立てられています。残念ながら写真を撮影することを忘れてしまいましたが,鳥居の手前に目立つように案内されております。そして,薬師寺さんの境内にも神社があります。私の知る限りにおいては4社の御宮が建てられてお祀りされていますが,すべての御宮で綺麗に「榊」「御水」「御塩」「御米」が奉納されています。

これには本当に感心させられます。たぶん,ここまでされている寺院は薬師寺さん以外には存在していない様に思います。私は御宮を撮影することが出来ないので,ここでも残念ながら写真はありませんが,参拝の予定がある方は意識してご覧になってみて下さい。拝観案内所の左側に3社殿と東院堂の隣に1社御鎮座されています。氏神様(八幡神社)は,参拝者専用駐車場から参道を歩いて行くと右側に御鎮座されています。そして,この薬師寺さんで私が是非とも参拝して頂きたいと想っている場所が東院堂です。何故かと申しますと,ここに御鎮座されている聖観世音菩薩の放つ波動はもの凄いです。あまりの凄さに堂内で観音様の前でしばらく正座しておりました。薬師寺さんへ参拝を予定されている方は是非とも体感してみて下さい。最後に,御線香収集が趣味の私は,東院堂で販売されている瑠璃光と云う御線香を授与して頂きました。東院堂内で焚く香りと同じものでお気に入りの御線香です。東院堂の観音様の前で観音経を奉納できたら幸せだろうなと云う想いとともに薬師寺さんを離れました。

薬師寺を離れた後,次に向かったのは,世界遺産の唐招提寺であります。唐招提寺では前から気になっていた御線香が目当てでありましたが,やはり唐招提寺さんも凄いところです。

左の写真は,参拝者専用駐車場から撮影させて頂いた寺務所と高麗門ですが,拝観案内所のある南大門から入場し正面に建つ金堂にて参拝させて頂くと心地よい風が吹いて来て金堂内からヒノキの香りが漂ってきました。こちらの唐招提寺さんは,あの鑑真大和上が創建された寺院であります。

お目当ての御線香「鑑真香」も授与させて頂きましたが,本当に素晴らしい御線香であります。こちらの御線香は自宅の神棚用の御香にさせて頂いています。お奨めです。私の収集している御線香「寺院部門」では第1位。三井寺香を抜きました。

そして,次に向かった先は,春日大社であります。拝

薬師寺公式ホームページ:http://www.nara-yakushiji.com/ 唐招提寺公式ホームページ:http://www.toshodaiji.jp/about.html


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水の神への感謝参詣 薬師寺 前編

2016年09月20日 20時45分05秒 | 感謝の心柱

こんにちは。台風の進路にお住いの方は影響は大丈夫でしょうか。鹿児島県や宮崎県では川が氾濫していたり,橋が崩落していたり被害が大きいようです。記録的な大雨であったとニュースで知りました。東日本はこれから夜にかけて台風の影響が最も大きくなるとのことですから十分注意なされて下さい。考えて見れば,ここ最近ずっと,ブログで水が水がと主に御水に関する記事を書いている自分に不思議さを感じていました。自分でもその理由は解らず,ただ想うこと,感じること,考えていることをそのまま書かせて頂いているのですが,私たちが大自然の脅威に対する畏れと感謝を取り戻さない限り続くと感じてしまいます。今回の京都・奈良・伊勢の参詣もこれまでの参詣とは全く違っていました。この京都・奈良・伊勢の参詣の道は,三ヶ月に一度の頻度で,今年4年目になります。4年目を迎えてここまで水を意識した参詣をしたことはありませんでした。訳が解らずとも,とにかく水なのです。

まだまだこれからが本番であると云う根拠のない思いもありますし,水と同様に火山や地震も同様に気になります。どうか,自分の心の中で,大自然に感謝の祈りを捧げ,自然に生かされて生きているんだと云う気持ちを一人でも多くの方に感じて頂けるように,私も記事を書かせて頂きたいと思います。人類は,いまとても大きな節目に来ていると思っています。権力者の一部もそれを知っているようにも感じています。一部の権力者が如何にして生き延びるかを必死に考えているようにも思えます。しかしながら,神様はそれをお許しになられないようです。近年の災害は権力者と権力に縋り,たかる人々への最終警告なのかもしれません。

私たちの残された道はただひとつです。相互扶助と奉仕の道だけであります。それに気が付けるかそうでないかの試練と最後の機会を神様から与えられているようです。過去にもさまざまな人々が警戒や警告を発して来ました。名のある人が挑戦もして来ました。しかし,とうとうここまで来てしまいました。今を生かされている我々が間違った選択(拝金主義)をこれ以上,継続して行くと人類は滅びます。それを阻止する為には,心と云う高天原に五つの心柱を太如き立てます。観世音菩薩とともに。合掌

それでは,昨日の記事の続きを書かせて頂きたいと思います。貴船神社の参拝を終えて,いつものように京都を離れました。奈良へ行くことがない場合には八坂神社や下鴨神社,東寺へも参拝させて頂くのですが,やはり私的には奈良を外すことは考えられません。

それは私自身が,大自然や自然を神そのものであると云う超古神道「縄文信仰」「自然崇拝」のものですし,日本と云う国の成り立ちや歴史,祭祀を勉強したり研究する上でも奈良なのです。今回は,奈良で一泊する予定でありますので,いつもよりも時間的にも余裕が随分とあります。そして,はじめに向かった先が薬師寺であります。左の写真でも分かる様に,現在の薬師寺では東塔が工事中であります。

ただ参拝者の専用駐車場へ行く途中に道を一本間違えてしまったのですが,その間違えが逆に後から考えると意味のあるものであったと思っています。それは,薬師寺の裏手と云うのか何なのか解りませんが西ノ京大池があります。間違って大池に出て見た瞬間にハッとさせられました。見た瞬間は何も感じずただ凄いと云う感覚しかありませんでしたが,帰宅してからは,あの大池には龍神が棲息しているのだと思っています。奈良県の公表では近年,汚れて来ているようです。

それと同時に,薬師寺の聖観音様が大池を見せてくれたのだと思いました。つまり,音霊を言霊に変換したと云う意味です「いつも同じところから同じものを観るのではなく」「たまには同じものを別の視点で観るように心するように」今の心境はそのように感じています。間違ってもそこから何を得るかが大切なことであり,そもそも間違えであるとか正解であるとかいうものは自分で決めつけているのだと以前,音霊を言霊に変換したことがあるのを思い出しています。大きな喜びや楽しみの中にある苦しみと大きな苦しみの中にある苦しみのどちらを自分が選択しているか素直な心柱で考えることをも思い出しました。後編へ続く。拝

 おかげ様で,このブログも開設から100日目を迎えることが出来ました。有難う御座います。拝


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水の神への感謝参詣 貴船神社 編

2016年09月19日 20時23分10秒 | 感謝の心柱

     

こんにちは。いよいよ秋の祖霊感謝祭(お彼岸)に入りました。夏の大感謝祭(お盆)ほど盛大ではないですが,私たちを日々,天国で見守ってくださっている先祖の御霊が子孫のもとへ一時帰還されて参ります。とても大切な時期でもあります。そして,また台風(16号)の影響が心配ですが,どうか御用心されて下さい。川の近くにお住いの方は,早め早めの避難です。

上賀茂神社の参拝を終えて,次に向かった先は,天下一の名水と謳われる貴船神社であります。茶道で茶の湯を立てるとき,貴船の名水でなければならないと云われているほどの名水であり御神水です。貴船神社の左手には貴船山が御鎮座され,貴船川を挟んだ対岸にはあの鞍馬天狗や源義経さんの舞台でもある鞍馬山がそびえています。そして何よりもここ貴船神社には,以前にもブログで書かせて頂きましたが「御日供講」と云う今では珍しい護持制度が存在しています。私はこの御日供と云う五穀豊穣の原点が大好きなのです。どんなに経済が発展しようが経済の原点は五穀豊穣にあります。つまり,衣食住の食に相当します。

その衣食住の恵みを齎してくれる神様へ感謝を申し上げ,特別に新鮮な御米,穀物や御酒,御塩を御神前にお供えして神様の益々の弥栄と崇敬者の豊かで平穏な暮らしを神社の祭祀者である神職さんが祈ります。しかも護持ですから一日当たり13円から14円を崇敬者で寄附すると云うものです。まさに,経済ファンドの原形です。もし宜しければ読んでみて下さい「神道に観た御日供と現代の経済ファンド」です。

さらに,貴船は川床料理でもとても有名です。シーズン中は全国からたくさんの方がお越しになられます。親孝行を御考えの方は,候補にされてみては如何でしょうか。とても喜ばれると思います。今年はもう終わりで,今回,参拝させて頂いたときは床板などの撤去作業をされておりました。

貴船神社では,参拝者の人々に貴船山から流れ落ちる御神水を汲める場所を本宮の神域にてお祀りされております。専用のボトルも300円で授与して頂けますので,ペットボトルなどを持参しなくても大丈夫です。私も前回の参拝時に御神水を授与させて頂き,自宅の神様へ奉納させて頂きました。とても感動的でした。ここ貴船神社はとにかく御水「御神水」です。つまり,水の神様にストレートに通じている聖地です。水のまつわる伝説や伝承は随一かもしれません。一番上右の写真は貴船川の織り成す場所で,川の水が最も力強く作用している場所でもあります。古神道的には水の神様そのものです。神道的に申しますと祓い所で祓戸四神の瀬織津姫神が坐しますところです。

もちろん,貴船神社本宮の御祭神も水の神様をお祀りされています。ただし,御祭神名は違います。又,一番上左の写真は,奥宮に続く参道であります。奥宮にもやはり水の神様をお祀りされております。神社が公表されている御祭神と私が感じている御祭神は違いますが,あまり人間が付けた神様の名称は気にされない方が良いかもしれません。私的には奥宮は竜宮の乙姫様をお祀りされているのではないとか思っています。玉依姫神とも申します。上賀茂神社の御祭神の母神様であります。

ただ,上の写真にあります中宮結社「ゆいのやしろ」には岩の神様をお祀りされていて,通常は本宮から中宮,そして奥宮に参拝される方が多いようです。私は,中宮である結社には一番最後に参拝させて頂いております。中宮結社から奥宮までの間には相生杉と云って御神木もあります。貴船神社はとにかく女性の参拝者が多いです。考えてみれば,確かに頷けます。なぜなら,水の神様「瀬織津姫」も岩の神様「磐長姫」も竜宮の乙姫様「玉依姫」も木の神様「木花開耶姫」も女神さまですから女性に人気があるのかもしれませんね。もし,はじめて参拝される予定のある方は出来れば事前に下調べを入念にされた方が良いと思います。鉄道「貴船口」から貴船神社本宮までの道のりは登り坂が続き徒歩ではかなり厳しいです。さらに,本宮から奥宮までも結構歩きます。拝

貴船神社 公式ホームページ:http://kifunejinja.jp/ 秋は紅葉がとても美しいところです。


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水の神への感謝参詣 上賀茂神社 後編

2016年09月18日 20時20分00秒 | 感謝の心柱

こんにちは。また台風の影響が心配されて来ています。どうか台風などは事前に防災対策が出来ると思いますので,御用心下さい。台風だけに関わらずまだまだこれからが本番のような気がしています。水に対する畏れ,感謝が太古の人のように復活するまで脅威は増して行くばかりではないかと今回の水への感謝参詣を通じ帰宅後,だんだんと少しずつではありますが音霊が言霊に変換して来ていると感じています。特に,東京都や関東の首都圏においては暴風や大雨などを意識した防災対策を行政にもお願いしたいと思います。東京はその中でも大雨にとても弱い地域です。雨の神様,風の神様へ祈りを捧げています。人の純粋無垢な祈りは必ず自然に届くと思っています。逆に,その反対も残念ながら届いてしまうと云う仕組みが大自然界の定めであるようです。

    

て,それでは昨日の記事の続きを書かせて頂きたいと思います。左上1枚目の写真が賀茂別雷神社「通称:上賀茂神社」の御神体であります。上賀茂神社の御祭神である雷の神さま「賀茂別雷大神」が御降臨された神山(こうやま)です。中央にうっすらとそびえ立っているお山です。上賀茂神社の参拝者専用駐車場からですと御神体「神山」が真ん中に観えます。こちらの写真もその場所で撮影させて頂いたものです。写真手前の右側が上賀茂神社の神域で左側に神社運営の執務を司る社務所や参集殿が御座います。

上賀茂神社の本殿から見ますと御神体「神山」は方位,北北西に位置するようです。この北北西と云う方位は,飛鳥時代から平安時代にとても重要視されて来た祭祀的な方位であります。その中でも北北西「20度」の位置に神社や寺院を建築しているようです。一説によると,シリウス信仰や拝火教を意識して取り入れていると云う研究もされているようです。聖徳太子と北北西の関係を探求されると大変興味深い研究が出来ると思います。それはそれとして,右上2枚目の写真でもご覧頂けると思いますが,もちろん御神体である「神山」は禁足地となっていて入山は出来ませんと注意書の立て看板が設置してあります。

  

そして,昨日の前編の最後でも少し書かせて頂きましたが,ここ上賀茂神社のもうひとつ重要な場所が,上の2つの写真にもありますとおり「ならの小川」です。御神体である「神山」から流れくる御水が神域に流れています。私のお気に入りの場所は右上の場所です。ちょうどここに,ならの小川沿いにある唯一の休息できるベンチが設置していて,川の織り成すところに坐ますのは神道の大祓詞にも登場する祓戸四神のうち,瀬織津姫であります。ここでしばらく休息していますと誰でも御神水のエネルギーで祓いの作用が起きると感じています。上賀茂神社の神域で川の織り成すところは,この場所だけです。ここに唯一のベンチが設置してあることに何か無言の案内がされているようにも思えます。神道では無言の案内がよくされています。それを参拝される個人がどのように感じ,考えるかをとても大切にしています。私も上賀茂神社へ参拝させて頂くたびに気が付かされることが未だたくさんあります。

川(神)の流れの音霊を聴き,心の柱で受信キャッチすると言霊が生まれます。これが私がいつも書かせて頂いていることです。つまり,川(神)の流れる音は人間が話している言葉をしゃべりません。川(神)の流れる音が聞こえるだけです。しかし,この音を霊性(心)で捉えると感じる(想う)ことが誰にでもあると思います。人によってその内容が違うのは当然で,川(神)が言葉を話すことがないからです。それを言霊にすると言葉になるのです。その言霊は,その人だけに神様から与えられたもので唯一無二の恵みでもあるのです。ある人は日頃の行いを省みて反省したり,日頃の御恩を感謝したり,明日からまた頑張ろうと勇気が湧いて来たりと人それぞれによって違うわけであります。これが,神様が全ての人の心に坐します何よりの証明であり古神道の神髄です。

賀茂別雷神社「通称:上賀茂神社」 公式ホームページ:http://www.kamigamojinja.jp/index.html


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水の神への感謝参詣 上賀茂神社 前編

2016年09月17日 20時20分10秒 | 感謝の心柱

こんにちは。昨日の出雲大神宮さんの記事で,ひとつご紹介をすることがあり,すっかりと忘れてしまいましたので今日の記事であらためてご紹介させて頂きたいと思います。出雲大神宮さんでは,一定期間の間に神さや言霊について勉強会を開催されております。講師は以前もこのブログで取り上げさせて頂いた神さまと問答された「ひふみともこ」さんと云う御方です。現在も大学の教職者でいらっしゃいます。何も神社の崇敬者になるとか勉強会に加入するとかそのような会員団体ではないので,安心安全ではないかと思います。ご興味のある方は,一度,ひふみともこさんのホームページで確認できますし,本人ではないですが,応援されている方のブログでも神さまとの問答を確認できます。

さて,出雲大神宮の参拝を終えて,次に向かった先が山城國一之宮でもある賀茂別雷神社「通称:上賀茂神社」です。国家の重大事には朝廷から特別な奉幣を賜る神社です。

この上賀茂神社は,現在の神社界の頂点に君臨している神社であります。もちろん伊勢神宮は除きますが,日本の国体及び国史を語る際に上賀茂神社を抜きには語れないと言われるほどの神社であります。そして,陰陽道の総本山・総元締めでもあるのです。主に平安時代に登場する過去の偉人のほとんどは上賀茂神社から輩出されています。

上賀茂神社がどれほど凄いのかを語りつくすには多分,本一冊分くらいになってしまうと思われるので興味のある御方はインターネットなどで検索されてみて下さい。いろいろと面白くもあり,大変勉強になると思います。

そして,これは余談ですが,アメリカの日本大使であるケネディーさんも家族で御忍び参拝を伊勢神宮とこの上賀茂神社へされています。わざわざ上賀茂神社を選ばれた理由にはそれなりの理由があってのことだと思います。日本で執務を行う上で,日本人の伝統や文化を知ることはとても良いことでもあると思います。それ以前に,アメリカ合衆国の要人は上賀茂神社に秘められている事を知っているのかもしれません。過去数千年の間,天皇家を陰から支え続けて来た上賀茂神社を一度でも自分の眼で確かめたいと考えられてのことであるように思います。以前,日本史を勉強しているときに講師の先生が,興味深い話をされておりました。それは,外国の要人が日本と云う国を知ろうと思う時,一番困ることがある。それは,日本人が日本の文化や伝統を知らないことだと云われていると話されていました。外国の要人が知りたいのは,日本と云う国の文化と伝統がどういうもので,日本人と云う民族を調査しに来ているわけであるのです。この国は本当に信用できる国なのか?我々が信頼するに値する国であるのか?文化や伝統,そしてそこで暮らす日本民族を知ろうとしに来ていると話されていておりました。

私にとっては,大変興味深い話でもあり勉強させて頂くことが出来ました。日本人の多くは,自分たちが外国の要人にそのような感覚で観られているとは考えないと思います。それよりも,世界の人々が平和で豊かに暮らせることを素朴に願っていると考えて暮らしていると思います。そのことが外国の要人には疑わしいことであるようです。信じられない程の平和を望む民族は日本人以外にはいません。それは,縄文人から受け継いでいる遺伝子(DNA)に記憶されているからです。私個人的には,日本民族を知りたければ,縄文人の研究をされた方が理解が進むと思っています。いつものように話が逸れてしまいましたので,本題に戻します。

上の2枚目の写真が,上賀茂神社の神域にある伊勢神宮の遥拝所です。少し解りにくい場所にあるせいか,ほとんど参拝されている方はいらっしゃいませんが,私はいつもこの場所で伊勢神宮へ遥拝させて頂いています。ちょうど,楼門を通り過ぎ緩やかな階段を上った右側にひっそりとあります。参拝に行かれる際には意識してみて下さい。そして,ここ上賀茂神社も御神体は後方にそびえる神山(こうやま)と云う聖域です。もちろん禁足地になっておりますので,入山することは出来ませんが,上賀茂神社の2つ並んだ本殿の間には御神体である神山が観える設計になっています。適切な云い方かは分かりませんが,庭園などの借景と云う考えは上賀茂神社の設計が元ではないかと私は考えています。広く立派な庭園には借景と云う技法が用いられているのも日本独特の文化です。

御神体の神山を含めやはり,もう一つ上賀茂神社の重要な場所があります。それは,神域に流れる御神水である「ならの小川」です。この小川に流れる御水は御神体から来ています。ここでも御水を意識せざるを得ないようでした。毎回,参拝させて頂くと必ず立ち寄る場所が「ならの小川」沿いにあるベンチです。神域唯一の休息場所となっているのですが,上賀茂神社では一番エネルギーが強い場所の様に私は感じます。ちょうど,川の織り成すところが御水のエネルギーが最も強く働き,ここでしばらく休息していると誰でも自然と祓いの作用が得られると感じています。御鎮座されます神様は神道の大祓詞にも登場される祓戸大神の内,瀬織津姫と云う祓いの神さまであります。少し長文になって参りましたので,明日この続きから書きたいと思います。拝

ブログの最初にご紹介させて頂いた「ひふみともこ」さんの勉強会を昨日書かせて頂いた出雲大神宮の参集殿などで一定期間に開催されております。神社の崇敬会に加入しなければならないとか,主催者等の団体に加入しなければならないとか言うものではありませんし安全安心に神様をはじめ神道や私たちが生かされている意味を勉強するものであるようです。興味のある方は出雲大神宮さんへ直接,連絡をされると良いと思います。又,ひふみともこさんを応援されている方のブログもご紹介させて頂こうと思います。

合 掌

出雲大神宮「ひふみのつどい」ホームページ:http://www.izumo-d.org/hifumi.html

神から人へ ひふみともこ氏 ホームページ:http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/

最後の審判(次元上昇・霊性進化)の情報 ホームページ:http://blog.goo.ne.jp/kamikarahitoe


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水の神への感謝参詣 出雲大神宮 編

2016年09月16日 20時14分36秒 | 感謝の心柱

  

こんにちは。今回は通常よりも1泊多い2泊3日の参詣でした。初日1箇所目の神社は京都府亀岡市千歳町に御鎮座されます出雲大神宮と云う1万年以上も前から太古の人々の祭祀場であった聖地中の聖地です。話が少し逸れますが,ある神道系団体の二大教祖の内の御一人で出口王仁三郎さんと云う方が居られました。その出口王仁三郎さんは,ここ出雲大神宮へ随分と参拝に来られていたようです。その本当の参拝の目的や理由を私は存じ上げませんが,ここは重要な聖地「祭祀場」であると云うことは参拝されれば誰にでも感じて頂けると思います。ただ残念なのは,御神体である御蔭山(みかげやま)の入山を認めていることです。ここは禁足地にするべき程の祭祀場です。以前も御神体については記事にさせて頂きました「御神体へ入山するなら命を懸けるつもりで。御覚悟を。」です。他にも御神体の入山に関する記事は書かせて頂いておりますので,ブログ左帯の便利な検索機能で「御神体」と入力して検索されてみて下さい。いろいろと出てくると思います。御神体への入山だけは冗談ではなく本当に要注意です。

上の写真は,出雲大神宮の神域にある神池です。左側の写真には何か得体のしれない黒いものが写っています。これは,神池に生息している小動物です。この神池には弁財天をお祀りしている弁財天社が御鎮座されており,私も社殿にて参拝を終え,弁財天社に着いたとき神池から音がしたので,おっ!龍神さんか?と思いましたが何だかわからない小動物でした。しかも,よく小動物の動きを観察していると,ここ神池の小魚を食べていました。上右側にある写真の様に神社側も捕獲しようと捕獲用のカゴを2つ設置して試みているようですが失敗しているようです。大小合わせ私が確認しただけでも3匹はおりました。他の2匹は悠々とまるで自分たちのプールのように泳いで遊んでいます。私たち人間のことなどお構いなし悠々自適でした。難しい駆け引きが続きそうな感じです。

さて,先ず,ここ出雲大神宮は元出雲と呼ばれていて島根県の出雲大社の元になったと言われている神社です。それは別として,出雲大社よりも古いことは確かで知る人ぞ知る神社でもあります。そして何よりも御神体は御蔭山(みかげやま)と云う聖域中の聖域です。ここの御神体への入山は禁物であると前から思っています。ですから,私はあまり知り合いにも此処の出雲大神宮を紹介しません。なぜならば,あまりの清々しさに御神体へ入山してしまうからです。その御神体へ興味本位に不敬でもあって知り合いに何か神罰があると嫌だからです。そのことを心得ていて純粋に感謝だけを捧げる目的であれば最強の神社の一つであることは間違いありません。何といっても地球神をお祀りされている数少ない神社ですから。ちなみに,神社本庁に属していない単立の神社です。

私が出雲大神宮に到着したのが,早朝の5時30分から6時の間でした。まだ誰も参拝には来られていませんでしたが,鳥居をくぐり手水舎で禊を済ませて拝殿に向かう途中,右側にそびえ立つ御神体の方向から御眷属の視線をもの凄く感じました。研ぎ澄まされた風のようなものですが,空気が一瞬にして変わり行くのが解りました。同時に日頃の罪・穢れが祓われて行く感覚もありました。特に早朝は,太陽神が現出されるのですから精霊たちには特別で神聖な時間帯なのかも知れません。そこに,現界の人間が来る訳ですから不敬なことがあれば容赦はしないと云う雰囲気でしたが,とても緊張感のある参拝をさせて頂くことが出来ました。

もうひとつ,出雲大神宮で御神体と共に太古の昔から畏れ,奉られている場所があります。それは,御神水である御水です。ここの御水も知る人ぞ知る御水であります。その名称は「真名井の水」と呼ばれ,全国各地から御水を汲みに来られております。私が参拝を終えた直後にも数名の方が御神水を求めて参拝されていて,若い夫婦のような方々は大阪から自動車で参拝されていらっしゃいました。私も前から,ここの御神水を自宅の神様へ奉納したいと思っておりますが,未だ新参者に近いものですから御眷属から許可が出ていません。その日を楽しみにしています。未だこの段階では,水への感謝参詣になることを私自身も解っていないようです。拝

公式ホームページが新しくなりました。出雲大神宮:http://www.izumo-d.org/index.html


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