花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

感謝・反省・謙虚・奉仕・素直・勇気・結び・歓び・怒りあと1つの心柱は?
観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

遺伝子と大祓の言葉 後段。

2017年03月24日 07時07分07秒 | 感謝の心柱

こんにちは。

昨日,一之宮と氏神様へ春季祖霊感謝祭が無事に終了したことと日々の恵みに感謝をさせて頂きました。

春の陽気でポカポカと丁度良い天候でありました。

一之宮ではそれほど参拝者は多くなく,氏神様では家族で参拝されている方が多いようでした。

それでは,昨日に続き,葉室頼昭先生が生前書かれた著書の中から「大祓 知恵のことば」の一部(昨日の後段)を書かせて頂きます。以下,遺伝子と大祓の言葉(昨日の続き)です。

その一つの試みとして,筑波大学に吉本興業を呼んだそうです。

大学側から,なぜ呼ぶのかとさんざん言われたそうですが,いざやってみると,ノーベル賞を受賞した人の講演でも,講堂に200人くらいしか集まらなかったのに,吉本興業が来るといったら,1000人ぐらいの人が集まって講堂がいっぱいになったそうです。

その講演の一日目に,お医者さんが糖尿病の仕組み,糖尿病というのはこういうものであるという難しい医学の話をしたそうです。その講演会に来てもらった糖尿病の患者さんの血糖値を検査したところ,ものすごく血糖値が上がっていた。

そして翌日に,同じ患者さんに吉本興業の漫才を見せたところ,みんなが大笑いし,そのあとで血糖値を測ってみたら一気に下がっていたそうです。つまり,遺伝子の働きは,笑いによって,このようにオンになったりオフになったりするので,オンにならない一番の原因は理屈である。理屈というのはいちばん遺伝子を活性化させない。

感謝とか,感動とか,笑いというのが,いい遺伝子を活性化させる。この実験でそのことがはっきり分かったという話が載っていました。私もまったくそのとおりだと思うのです。いちばんいけないのが理屈です。

理屈ばかり言っていると,いい遺伝子は活性化しないで罪・穢れが現れる。そして病気になるということでしょう。

そういう点から考えても,大祓の詞を理屈で解釈したらマイナスになると思うのです。免疫作用も同じことです。

体の中にある免疫細胞が抗体というものをつくって,ばい菌やウイルスなどの異物から体を守っているわけです。しかし,今の人はなにか体がおかしくなると,すぐに薬を飲みます。どんなばい菌が入ってきても薬で菌を殺したらいいではないか。そうしたら,抗体がなくてもいいのではないかと考えますが,薬で殺してばかりいると,抗体をつくる能力が衰えてしまうのです。

この免疫というのは両刃の剣なのです。なぜかと言いますと,片方をやらないでそれで済むかというと,そうではなくて今度は逆の悪いところが出てくるという仕組みになっているからです。つまり,抗体を作らず,薬でばい菌やウイルスを殺しているとどうなるかというと,アレルギーという症状が出てくる。

そういう仕組みになっているのです。それで,いまアトピーとか,花粉症とか,そういう症状がたくさん出てきているのです。

このように,抗体をつくらないのは,薬で菌を殺してしまうことがありますが,もう一つは理屈です。

理屈で生きようとすると,免疫細胞の遺伝子が働かないで,抗体をつくらなくなってしまうのです。そうするとアレルギーが出てくる。理屈ばかり言っていると,そういう症状が出てきてしまう。遺伝子がどんどん働かなくなってしまうのです。

その反対に,理屈で考えないで,にこにこして「ありがとうございます」と感謝のこころでいれば,最高に遺伝子が活性化する。

医学的に言うとそうなるのですが,それを神道でいうと,大祓を唱えることによって神さまのお恵みをいただいた,ということになるわけです。昔,遺伝子なんてかけらも知らない時代でも,そういうことをやっていたわけですね。

だから,理屈をいっさい考えないで,神さまのお言葉として,この大祓詞を感謝して唱えることです。

そうすれば神の力が体のなかに入ってきて,いい遺伝子が活性化し,私たちは健康で幸せな生活を送ることができる。そう信じて,私も自分がやっていますし,また多くの人たちにもお話をしているのです。

ただ,いつも自分で経験しているのですが,お祭りで祝詞を上げるときに,ついむずかしい顔をして唱えるんですね。神職は毎朝,ご神前で祝詞を唱えるのですが,みんな何となくしかめっ面をしてやっています。

しかしこれでは,大祓の「効果」がないと思うのです。

いま言ったように,吉本興業の漫才を聞いたらいちばんいいというのですから,にこにこして大祓を唱えるのが,本当の姿だと思うのです。そうすれば,いちばん効果が出ると思います。

大祓というと,いかにもしかめっ面をして真剣になって唱えるのが,なにか正しいことのようにみんなやっていますが,それは違うと思うのです。そうではなくて,にこにこして唱える。

おそらく中臣氏の誰かが初めて神の声として大祓を聞いたとき,そのあまりのありがたさに感動して,にこにこ微笑んだのではないだろうかと思うのです。だから朗らかに大祓を唱えたら,最高だと思います。

以 上


宮柱太如き立て 高天原に千木高しりて 祈り行じて省みる。                                                             感謝反省謙虚奉仕素直の五つの心柱を伝えています。                                            一隅を照らす人であれ。その命ある限り。花咲 あさひ 拝                   ブログ開設285日目 記事数第220記 感謝の心柱 

 

 


遺伝子と大祓の言葉

2017年03月23日 08時08分08秒 | 感謝の心柱

こんにちは。

今日で,春の祖霊感謝祭(お彼岸)を明けました。

無事に春季祖霊感謝祭をむすぶことが出来たことを氏神様と一之宮の神様に報告に行って参ります。

次回は,一年で最も盛大なビックイベント祖霊大感謝祭(お盆)です。その日まで,通常の感謝祭に戻ります。

我 子孫 祖霊飲食 祖霊衣服 祖霊住居 祖霊薬薬 祖霊安寧 祖霊平穏 一心観世音菩薩 祈

我 祖霊 子孫飲食 子孫衣服 子孫住居 子孫薬薬 子孫安寧 子孫平穏 一心観世音菩薩 祈

私達子孫は祖霊の飲食,祖霊の衣服,祖霊の住居,病気の祖霊には薬を,祖霊の安寧,祖霊の平穏を一心に観世音菩薩へ祈ります。

私達祖先は子孫の飲食,子孫の衣服,子孫の住居,病気の子孫には薬を,子孫の安寧,子孫の平穏を一心に観世音菩薩へ祈ります。

春季祖霊感謝祭 結 ありがとうございました。花咲 あさひ 拝 

そして,このお彼岸の間は,春日大社の前宮司でもあった葉室頼昭先生が生前書かれた著書の中から一部を抜粋し,紹介させて頂いて来ました。今日は,その多数の著書「大祓 知恵のことば」からの紹介です。私も毎日欠かさず奏上させて頂いています。

以下,大祓 知恵のことば「遺伝子と大祓の言葉」より。

 -春日大社では大祓詞を,ひらがなでお書きになっていらっしゃいます・・・。-

ええ。漢字で書かれた大祓詞を見て,その漢字の意味は何ですかと質問する人がいますが,

それではまったく大祓詞のこころは分からないというのです。

いまの人たちは大和言葉がわからない。私にしても全部分かるわけではありません。

しかし,この大和言葉の意味をちゃんと知らなければ,とてもじゃありませんが,大祓の真実のこころはわからないと思うのです。

ですから,そういう漢字を訳すのではなく,無理に意味を考えず,昔から唱えられてきた大祓の言葉をそのまま唱える。

邪念をはらって,無我になって唱える。

そうすれば,自然と神さまの素晴らしいいのちが体のなかに入ってきて,マイナスの罪・穢れというものが,自分のプラスに変わっていく。大祓というのは,そういう言葉だと思うのです。

そして大祓の素晴らしさを人に話すからには,自分でやってみないといけないと思い,先ほど言ったようにずっと唱え続けています。一日中,大祓の言葉を唱えています。

今の若い人たちは戦後の教育を受けているものだから,理屈で物事を考える習慣がついている。

でも,そういう理屈でものを考えないように,のべつまくなしに大祓を唱えていけば,大祓の真実が体で分かってくると思うのです。最近,遺伝子の話で,筑波大学名誉教授で遺伝子の権威、村上和雄さんという方がこんなことを言っておられます。

「遺伝子というのは,ただそれだけでは働かない。」「オンになったりオフになったりして働くということがわかってきた。」

「だからいい遺伝子をオンにしなければ健康とか幸せは絶対にこない。」

そういわれている記事を読みました。

前文,終わり 明日に続きます。拝


宮柱太如き立て 高天原に千木高しりて 祈り行じて省みる。                                                             感謝反省謙虚奉仕素直の五つの心柱を伝えています。                                            一隅を照らす人であれ。その命ある限り。花咲 あさひ 拝                   ブログ開設284日目 記事数第219記 感謝の心柱 


実を求めて木を枯らす。

2017年03月22日 09時09分09秒 | 奉仕の心柱

こんにちは。

今日は,葉室頼昭(春日大社 前宮司)先生の著書「神道 いきいきと生きる」の中からご紹介させて頂きます。

こちらの「神道 いきいきと生きる」は,昨日の「神道 感謝のこころ」に続いて読まれると良い本です。

 

以下,神道 いきいきと生きる「実を求めて木を枯らす」より。

もともと,日本人は素晴らしい精神文化を持っています。

第一に生真面目です。不真面目なことを嫌がって,国のため社会のためにやってきた民族です。

企業が製品をつくるにしても,昔は立派なものを作って,それで日本の国が発展したらよいとやっていました。

しかし現在は,利己的で,自分のことばかりです。

自分さえ儲かり,楽しければいいといって,他人や国のことなど考えない人が増えてきました。

感謝するこころ,質素,勤勉,努力,神様や祖先を尊ぶというのが日本人の精神文化ですが,それらはどこにいったのでしょうか。

「木を育つれば,実を得られるものを,実を求めて木を枯らす。取ろう取ろうは取られるもと」という言葉があります。

親御さんたちは,子供をよい学校に入れようと,よい会社に就職させようと,その場にある実を取ることばかりやっているけれど,それでは結局,子供がだめになる,ということです。我々はエネルギーだけで生きているわけではありません。

車でも人間が乗ってハンドルを握って安全運転をしなければ,ガソリンを燃やしても,暴走してどこかにぶつかって壊れてしまいます。同じことです。ご飯を食べてエネルギーを作っているだけでは,生きることができません。

人間としてどうしたらいいかというと知恵がなければ,人間として健康に生きていけないのです。

今,いい大学を卒業したのに,自分が何をしたらいいのか分からないという人や,エリートコースを進んで来たのに,汚職事件を起こして道を外す人が,たくさんいます。

それは,先に実を取ることばかりの生き方をしてきたために,木が充分に成長していないから,生きるための知恵が身についていないのです。人間として立派な子供を育てれば,よい学校に入れるし,よい会社にも入れるのに,それをやっていない。

まず立派な木を育てなさい。そうしたら黙っていたってよい実はなるのです。

逆をやっているから,精神文化などどこかへいってしまって,今のような情けない日本のすがたになったのではないでしょうか。

以 上


宮柱太如き立て 高天原に千木高しりて 祈り行じて省みる。                                                             感謝反省謙虚奉仕素直の五つの心柱を伝えています。                                            一隅を照らす人であれ。その命ある限り。花咲 あさひ 拝                   ブログ開設283日目 記事数第218記 奉仕の心柱 

 


我を捨てなければはじまらない。

2017年03月21日 10時10分10秒 | 反省の心柱

こんにちは。

本日も葉室頼昭先生の著書「神道 感謝のこころの中から,一部をご紹介させて頂きたいと思います。

以下,神道 感謝のこころ 「我」を捨てなければはじまらない。より

神さまからのお恵みをいただきたい,神さまを知りたい,神さまを見たいと願ったとします。

それでは,いったいどうすれば神さまを知ることができるのでしょうか。

神さまの世界は理屈の世界ではありませんので,どれほど説明しても,言葉では神さまを表現したり説明することはできません。

つまり,神さまを知るには自分で体験するほかないのです。

その第一は,神社でよく行われる祓(はら)いです。罪(つみ)や穢(けが)れを祓うことです。

罪とは悪いことをした罪ではなく,神さまからいただいた素晴らしい人間の姿を,包み隠してしまうことを指します。

穢れとは,汚いということではなく,人間を生かしてくださる神さまの気を枯らしてしまうもののことです。

まずこれを祓うことです。

昔から人間は,自分たちが知らない間にいろんな罪穢れを身につけてしまい,それによって病気になったり,いろいろな不幸事が起こることをよく知っていました。

それを祓うために6月と12月の晦日(みそか)に大祓をして,半年の間に身についた罪穢れを祓って清い体になり,健康で幸せな人生を送ろうとして,ずっと昔から神社でお祓いの行事が行われているのです。

この罪穢れのなかでいちばん大きなものが「我」(が)だと私は思っております。

神さまのお恵みをいただきたい,神さまを知りたいという人はよくいらっしゃいますが,

こうした場合,まず自分の「我」をなくしなさいと申しあげております。

神道的生活の基本は「神さまの恵みと祖先の恩とに感謝」ということです。

自分の力で生きているんだと思うと,そこに必ず「我」が出てきます。

この「我」をなくすためには,なにごとも神さまのお恵み,祖先の恩によって生かされているということを実感することが非常に大切なのです。また,こういう生活をしないことには,本当に神さまを知ることはできないのです。

祓いの力と自身の精進によって「我」がなくなったとき,実感としてすべてに感謝の気持ちを抱くことができます。

ただただありがたくて,生かされていること自体がありがたいと思うようになります。

何々なんだからありがたいということではありません。理屈ではないのです。

子供の入試合格を神さまにお願いして希望の学校に入学できた,健康をお願いしたら病気が治った,お金が儲かった・・・。

だからありがとうございますというのではないのです。

こういうときに「ありがたい」というのは,本当の感謝ではありません。

入学祈願して希望の学校に入れなかったとしてごらんなさい。「なんだ,お願いしたけどさっぱりだ,聞いてくれなかった」となって感謝しないでしょう。

これは,感謝ではなくて取引です。

お願いしてご利益(りやく)があったらありがとうと言うけれど,そうでなかったら感謝しないというのではないのです。

感謝というのは理屈のない感謝です。

ありがたい,ただありがたいという気持ちが,本当の感謝なのです。

以 上 


宮柱太如き立て 高天原に千木高しりて 祈り行じて省みる。                                                             感謝反省謙虚奉仕素直の五つの心柱を伝えています。                                            一隅を照らす人であれ。その命ある限り。花咲 あさひ 拝                   ブログ開設282日目 記事数第217記 反省の心柱 


良いことばと悪いことば。

2017年03月20日 13時13分13秒 | 謙虚の心柱

こんにちは。

今日3月20日は春分です。

昨日に引き続き,春日大社の前宮司「葉室頼昭」先生が生前に書かれた別の本で「神道 感謝のこころ」から一部をご紹介させて頂きたいと思います。そして,私が是非,縁のある方々へお伝えしたいことでもある音霊が重要なんだということが若干ですが書かれています。紹介部分の赤文字の箇所がそうです。音霊については過去の記事で検索できますので宜しければお読みください。

このお彼岸の期間中は,葉室先生の著書をご紹介したいと思います。

 

神道 感謝のこころ「良いことばと悪いことば」より。

ある実験について読んだことがあります。

それは,右手を熱い湯に,左手は冷水に浸けておき,

その後,両手を同じ水に浸けると,右手は冷たく感じ,左手は温かく感じるというものです。

ここで大切なのは,その水の温度が同じだということです。

つまり,人間は自分が置かれた状況や経験で判断しがちであり,

そこだけで判断すると間違いが生じることもある,ということなのです。

同じ温度の水を,熱い冷たいと判断するのではなく,水は水としての,その本質を知ることが必要だということです。

このとこはそのまま言葉の本質の問題にも当てはまります。

今から150億年前,ビックバンという大爆発によってこの大宇宙ができたといわれていますが,

そのビックバンが起こる前には神さまのお心があって,その心の波動によって,全ての現象が現れてきました。

この神さまのお心を音で表現しているのが人間の言葉ですから,言葉を発するとそこから神さまの波動が現れ,それが現実のモノとして現れてくるというのが言葉の本質です。

日本人の祖先はこのことを知っていて,言葉には魂があり,良い言葉をいえば幸福が現れ,逆に悪い言葉をいえば不幸が現れるという言霊(ことだま)の信仰としてずっと伝えてきました。

今でも,おめでたいときには決して悪い言葉をいってはいけないという忌言葉(いみことば)が行われています。

ここ最近,特に不景気が回復しないために国民がこぞって不平不満をいい,テレビや新聞などで毎日不景気や倒産といった悪いニュースばかりが流れるのを見て,それが本当のことのように思って皆が暗い気持ちになっています。

しかし私はそうは思いません。

不景気は,神さまからの私たちにたいするお知らせであり,お恵みでもあります。

何も悪いことばかりではなく,そのために自然破壊が収まり,人々が働くことのありがたさを知る絶好の機会ともなっています。

ですから,不景気の悪いところばかりを見るのではなく,良い面も見てそれを言葉に出すことが大事です。

神さまは,人を不幸にしようとはなさっておりません。

不幸になるのは,神さまの恵みを忘れ,人間が勝手に不幸だと思ってそれを口に出して言うからです。 

もういい加減に,日本人全体が本当のことに目覚め,誰もが明るい言葉を使い,

生かされていることに感謝する生活を送るべきですし,またそうならなくてはならない時期にきているのではないでしょうか。

以 上


宮柱太如き立て 高天原に千木高しりて 祈り行じて省みる。                                                             感謝反省謙虚奉仕素直の五つの心柱を伝えています。                                            一隅を照らす人であれ。その命ある限り。花咲 あさひ 拝                   ブログ開設281日目 記事数第216記 謙虚の心柱 

 


祖先を祀ることの大切さ。

2017年03月19日 15時24分08秒 | 素直の心柱

こんにちは。

昨日18日は観音様の縁日の日でもありました。そして春の祖霊感謝祭が23日の彼岸明けまで続きます。

そこで今日は,私の好きな神道家でもあった春日大社の前宮司「葉室頼昭」先生が生前に書かれた「御力」と云う本の中から一部抜粋し,ご紹介させて頂きたいと思います。これまでもブログで葉室先生の著書や内容の一部についてはご紹介をさせて頂いて来ましたが,神道の奥義は日常生活の中にこそ存在し,且つ与えられた環境の中で努力することで誰でも神様との縁を結ぶことが出来ると私は感じております。さらに,互いに足りないところを補い,支え合い,助け合うことが神様の御心そのものだと想っています。

神恩感謝に心音感謝。毎朝毎夕祖霊に感謝。

以下,葉室頼昭先生の著書「御力」より一部抜粋です。

第5章 神を敬い祖先を尊ぶ。祖先を祀ることの大切さ。

今,我々が言うところの祖先というのは,何代か前に初めて今の商売を始めた人だとか,

今住んでいるこの地方に住みついた人とか,何かを始めた人を指しています。

もとろんそれより先に続いている祖先がいるはずなのですが,

祖先というと何か現代につながる生活というか,生き方をしてきた人を祖先と感じているのではないでしょうか。

例えば日本人の祖先と言ったら,日本人の共生という,自然と一つになるという生き方を始めた人たち。そして,いわゆる我々が喋っている日本語という言葉を通して,お互い心が通じ合うようになった人たち。だから祖先というのは物質的なものではなくて,我々と共通の生活習慣というか,そういうことを始めた人を日本人の祖先というのではないかと思います。

遺伝子学的に言うと,そういう祖先の記憶が我々の遺伝子にも入っているのですから,

それをフルに活用していくということが「いのち」を伝えるということであって,

これが民族が栄えていく本当の道ではないかと思います。世界には,いろいろな民族が暮らしていますが,日本人のように祖先の祀りを常に行う民族というのは,数少ないのではないかと思います。

それにはさまざまな理由があると思いますが,一つには,やはりこの日本列島というところに長年住んでいるうちに生まれた自然と共生するという生き方があります。この共生というのは一緒に生きようというのではなくて,一つになろうという,そういう世界でも稀なる生き方です。

これが原点になって,そこから神様や祖先に生かされていることに感謝するという生活が育まれてきたと思うのです。

外国の宗教,例えばキリスト教であれば,天に神様がいらっしゃって,その神様が天地のすべてのものを造られたという考えで,神様は人間とはまったく別の世界におられ,その神様に人間はいろいろなことを願うというのが一般的な宗教の形だと人々は思っています。

しかし日本人はそういう考え方ではなく,この章の初めにも申したように「古事記」の一番最初「神代編」に,神様が生って生まれると記されているように,神様もある実在の世界から生まれていらっしゃる。最初に,天御中主神様の御心というか,知恵というものがまず現れてきて,そこにムスビの神様が現れ,その知恵が結ばれて次から次へといろいろな神様が現れ,そしてイザナギ・イザナミの命ご夫妻の神様が誕生され,そしてたくさんの神様をお産みになった。

この考えは,神様の御心からすべてのものが生まれ,そして神様と人間は全部つながっているということです。

こういうところから神様とも祖先ともつながっているという考えが生まれてきたと思うのです。

すべてがつながっているのですから,あの世で祖先が幸せになってくれなければ,我々もまた幸せにはならない。当たり前のことですが,そういう考えで昔から日本人というのは祖先の祀りを行って来たのです。

神社で行われているお祭りについても,祖先のお祭りに関わるものが数多く行われています。

神社にはいろいろな神様がお祀りされています。過去に実在していた方もおられるし,また高天原におられた天の神様もいらっしゃる。こういう神々もすべてつながっている。要するに神様と人間は別個のものではないという考えで,そして常に神様をお悦ばせすることを行い,神様と一つになろうということでずっとやっているのが神社の祭りなのです。

これを医学的に見るならば,祖先からの遺伝子というものが我々の体の中に入っている。

お父さん,お母さんと同じ遺伝子がこの体の中に伝わってきているわけです。

考えたらこれは非常に不思議なことで,この遺伝子というものの中には,何もしなくても働く遺伝子もありますが,中にはこちらから働きかけなければ活動しない遺伝子もあります。

ですから,こちらから祖先に感謝するとか,そういうことをしないと働かない遺伝子もあるわけです。

つまり,常に祖先の祀りをする。

そうすれば医学的に祖先から受け継いだ遺伝子が目覚め,その働きによって我々も健康で幸せな生活を送ることができる。

こういう遺伝子という観点から見れば,祖先のお蔭で生かされているということは事実であり,

その恩に感謝するということは当たり前のことです。

以 上

 

毎日,クリック応援ありがとう御座います。

これからも,2つクリック応援宜しくお願いします。 

太古の昔から日本人の性質は互いに支え,助け合い,足りないところを補い続けた民族でした。

私たちの祖先は,それを相互扶助とし和の仕組みとしました。日本が和の国と呼ばれる所以です。

又,人にはそれぞれ違いがあり,その違いを認め合い,尊重し合うことを大切にして来ました。

それが祈りの民族と云われる大和の民。大和民族です。

菊の紋章は世界祭祀の継承者としての証であり,世界で唯一,太陽を国旗にする国でもあるのです。

わたし達の心の中には根源神の分魂が内在しています。高天原は,わたし達の心の中に存在します。

観世音菩薩とともに。花咲あさひ 拝


春の祖霊感謝祭

2017年03月16日 20時24分35秒 | 感謝の心柱

こんにちは。昨日3月15日ギリギリで確定申告を終えて少しホッとしています。

白紙の領収書を保存しておこうかと考えましたが止めました(笑)

いよいよ明日から7日間,春の祖霊感謝祭が始まります。3月17日(彼岸入り)~3月23日(彼岸明け)

今年は仕事で忙しく献立もあまり考えていません。

明日,午前中に氏神様へ祖霊感謝祭の御報告を終えてから食材等の調達になる予定です。

たくさん贅沢をして帰還して下さい。いつも私たち子孫を見守っていてくれてありがとう。拝


宮柱太如き立て 高天原に千木高しりて 祈り行じて省みる。                                                             感謝反省謙虚奉仕素直の五つの心柱を伝えています。                                            殿の御役 花咲 あさひ 拝                                             ブログ開設277日目 記事数第214記 感謝の心柱 

 


今日は省みる日です。

2017年03月13日 10時10分10秒 | 反省の心柱

こんにちは。

今日は,1週間に一度の省みる日です。よって,何もしません。

この先週1週間の自分の言葉,考え,そして行為と行いを振り返ります。

私にとってはとても大切な日でもあり,日頃の罪穢れを祓う日でもあります。

神様から与えて戴いた貴重な時間です。しっかり省みて夕方からは直会です。

人は誰でも自分自身の弱点,弱さを見つめ理解すること,受け入れることで強くなって生けると私は考えています。

真の信仰とは,日々の日常生活の中にこそ存在していると感じています。


宮柱太如き立て 高天原に千木高しりて 祈り行じて省みる。                                                             感謝反省謙虚奉仕素直の五つの心柱を伝えています。                                            殿の御役 花咲 あさひ 拝                                             ブログ開設274日目 記事数第213記 反省の心柱