花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

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観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

水の神への感謝参詣 ごろごろ水 編

2016年09月24日 16時04分17秒 | 感謝の心柱

    

こんにちは。天河大弁財天社の参拝を終えて,次に向かった先は,今回の主な目的である天川村の洞川温泉郷近くから湧き出る秘水ごろごろ水の採水場です。ここ洞川温泉郷一帯は,知り人ぞ知る修験道の聖地で吉野熊野国立公園の指定区域に位置し,役行者さん以来,古来から大峰山岳信仰の道場として栄えて来ました。近くにある洞川温泉郷は,今でも多くの行者さんたちの休息場となっており,ごろごろ水採水場のすぐ近くには全国の行者さんにとって聖域である母公堂や龍泉寺もお祀りされています。

しかも,ここ採水場は下の写真にもあるように,駐車場代の500円を支払えば秘水ごろごろ水が汲み放題であります。私が行かせて頂いた日は,時間帯も早く平日であったので4,5名の方しかいませんでしたが,休日などになると全国からたくさんの人がごろごろ水を求めて来場されるようです。上の写真のとおり,私はペットボトルを6本と貴船神社で授与させて頂いたボトル2本を持参して秘水ごろごろ水を採水させて頂きました。私の隣に駐車されていた方は,ポリタンク8杯くらいを軽トラックに載せていましたので御風呂や炊事などにも使われているのかと思います。環境協会のサイト:http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/174/

今回,吉野天川の秘水,ごろごろ水を採水させて頂く理由は,自宅の御神前へ奉納するためです。前からごろごろ水を自宅の神様へ奉納することが楽しみでもありました。神棚の神祭りも先祖供養の祖霊崇拝も御水が特に重要だと私は考えています。水は生命の源であり,根源的な恵みです。

ちょっと大げさなと思われるかもしれませんが,人間の生死にも関わるものです。又,それだけではなく,人間の魂にとってもとても重要だとも思っています。自然界おいてはそれ以上で,ありとあらゆるものを生み出すものが水の持つ特性と言いますかエネルギーとしての働きであります。この水の働きを端的に表現された人物に道教(道徳経)の祖である老子さんが居ります。水は如何なる器でも姿かたちを変えることが出来,素直に柔軟に,争わず競い合わずの働きを持つものであると述べられています。自然のエネルギーはすべて水を求めた働きをしますし,空気も大地も木も山も水がなければ存在できません。自然界に無くてはならない存在です。

それを私たちの目で見える形,つまり具現化したものが神道や仏教に見る神祭りや仏事の形式ではないでしょうか。神道であっても仏教であっても必ず御水をお祀りします。御水をお供えすると云うよりも,御水をお祀りすると云う感覚に近いものがあるかも知れません。お祀りすることによって祓いや禊,そして日々新たに万事を生み出す大自然「神」への感謝を捧げることだと考えています。又,よく,水はどこの水でも同じで,ただの水だと論評される方が稀にいますが,私は少し違うように考えています。もし,どこの水でも同じであれば,御米などの穀物もどこのものでも同じになってしまいます。どこどこ産の御米とかがすべて同じ味になってしまいます。それは穀物だけに限ったことではなく,たとえば神社仏閣に使用する御用材(木材)にも同じことが言えます。

以前,お寺の復興に仕事で携わらして頂いたときに,調達する木材をどこの木材にするかを任されたことがありました。つまり,御用材の調達係りです。その際に,いろんな木材市場や森林組合,木材問屋などに出張したり,いろいろ研究した結果,選んだ先の材木は三重県尾鷲地区のヒノキと石川県及び福井県の白山地区のケヤキでした。特に,白山地域の木材は天下一品です。穀物も木材も水資源だけで最良と言い切ることは出来ませんが,少なくとも良質な水と良質な土壌がなければ最良のものは出来ません。私たちが暮らすこの国は世界一,最良な水の恵みを享受できる国であることは確かなことであります。近年,近隣諸国の人々が,日本の水が欲しくて日本の土地を買収しています。土地を取得すれば,地下水脈も同時に確保できるからです。それだけ日本の御水は魅力的なのであります。左の写真は,ある寺院の御用材を調達する目的で訪問させて頂いた福井県の木材市場で撮影させて頂いたものです。

そんなこんなで無事に吉野天川の秘水ごろごろ水を採水させて頂き,次に向かった先は,日本最古の水の神様をお祀りし,さらに,龍神さんが神社の前に流れる川の水を呑みに山から降りてくる容姿を神社建築に取り入れているように観える丹生川上神社下社さんです。そして,今回の水の神への感謝参詣2日目の最終参拝の場所であり,自然環境が破壊され続けている中でも未だに龍神さんが棲息していて太古の昔,太陽信仰の聖地であった室生火山帯の中心地の室生龍穴神社と室生寺へ向かいました。

室生龍穴神社に参拝させて頂くと,いつも大杉から誰かに見られている感じがします。今回もそうでした。拝殿の裏側に御鎮座されます本殿を参拝させて頂くとビシビシと「立ち入ることならず」と音霊が伝わって来ます。きっと,ここの神社を守護している天狗さんたちが参拝者を看視されているのだと思います。龍穴拝所「奥宮」へも参拝させて頂きたいのですが,神社から800メートルほど御神体(山)へ入り込まなければならないので,私は一生行けないと思います。千年以上も祈り続けられて来た聖域ですから。


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