3年ぶりの池袋シネマロサにて観賞。
ほぼ全編にパッヘルベルのカノンが流れ。
時代背景は、僕が中2~高1の頃。学園紛争の波が、まだ日本中を席巻していた。
大学生と高校年代の2組の男女が、クラシック喫茶・無伴奏で出会う。
1組は既にカップル、もう一組も直にそんな関係に移行するのだが。実は、大学生の男子2人は、強く魅かれあっているのだ、肉体の面でも。
後半は、重さが増しに増し、1人の女子の死。心は自分にないと知った後でも、男を忘れられぬもう1人の女。同性間の愛のカタチについては、未知の世界だが、人を好きになる気持ちに戸は立てられまい。
ヒロインは、原作者がモデルであろう仙台三女の3年生。背伸びしつつも、現状を達観しているような娘。演じるのは、以前からの注目株・成海璃子。大人の佇まいだが、まだ23歳なのね。
3年前、同じ映画館で観た『武士の献立』の璃子ちゃんの方がしっくりくる。顔が日本人サイズだから、和服が極めて似合うので。
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