定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

映画『無伴奏』 小池真理子原作

2016年04月11日 19時25分33秒 | 日記

3年ぶりの池袋シネマロサにて観賞。
ほぼ全編にパッヘルベルのカノンが流れ。

時代背景は、僕が中2~高1の頃。学園紛争の波が、まだ日本中を席巻していた。
大学生と高校年代の2組の男女が、クラシック喫茶・無伴奏で出会う。

1組は既にカップル、もう一組も直にそんな関係に移行するのだが。実は、大学生の男子2人は、強く魅かれあっているのだ、肉体の面でも。

後半は、重さが増しに増し、1人の女子の死。心は自分にないと知った後でも、男を忘れられぬもう1人の女。同性間の愛のカタチについては、未知の世界だが、人を好きになる気持ちに戸は立てられまい。

ヒロインは、原作者がモデルであろう仙台三女の3年生。背伸びしつつも、現状を達観しているような娘。演じるのは、以前からの注目株・成海璃子。大人の佇まいだが、まだ23歳なのね。
3年前、同じ映画館で観た『武士の献立』の璃子ちゃんの方がしっくりくる。顔が日本人サイズだから、和服が極めて似合うので。

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