3作目はファースト・エージェント。
1914年を時代設定に秘密結社キングスマン結成のいきさつを描く。
興行上の謡い文句は「劇場でしか観られません」。
平和(非戦)主義者・英国貴族オクスフォード公爵と血気盛んな19歳の息子が主人公。息子の行動が、後に公爵自身の意思を変えることになる。
時は第一次世界大戦下、
英国王ジョージⅤ世、いとこにあたるロシア皇帝ニコライⅡ世、
ドイツを治めるヴィルヘルムⅡ世、アメリカ第28代ウィルソン大統領、それぞれの人物描写が興味を惹く。
自分の中での圧巻は、
ニコライⅡ世に取り行ったロシアの怪しげな祈祷僧 ラスプーチンと
オクスフォード公爵の決闘シーン。
ラスプーチン役の英国怪優リス・エバンスが踊りながら剣を交わして行くスピード感。
ハチャトゥリアン♪剣の舞が、僕の頭の中で響いた。
2作目までの主演 コリン・ファースは今回交代したが、前2作を完全に凌駕した印象の作品です。
配給会社のまわし者のようだが、是非劇場で。
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