家族のアルバムは全て拙宅にある。60年近く前の写真だ。
被写体5人中、生きているのは僕と妹の2名。撮影地は熱海であろうか?
85歳で亡くなった祖母の、本日は116回目の誕生日。
寡黙で真面目一本槍の祖父に反して、面白い人だった。大声でいつも発言していた。
大学時代は祖父母宅で3人暮らし。祖父は根っから優しい人間で、朝にはベーコンエッグなんかを祖母の枕元に運んでいた。
祖父が亡くなった後、10年生きて曾孫の顔も見た。
胸にあること全てを口に出すような人だったが、和裁のプロであった。戦争中は芸者さんの着物を縫って稼いでいたようだ。
6ヶ所穴があいた反物を全てのキズを隠して着物に仕立て上げる技があった。
実子である僕の母は洋裁師、1代スキップして、曾孫2人(僕の子ども)は、洋裁関係の仕事を持つ。
その意味で祖母が我が家の裁縫の祖と言える。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます