武田信玄の父・信虎の最晩年を描いた作品。
我が国の16世紀・戦国の世は、親戚の関係者もみな親戚にすることにより、勢力の維持・拡大を図ったのだ。
81歳まで生きた信虎には20名以上の子どもが居て、孫の世代になれば、「ひょっとしてワシの孫?」的な対面も生じる。
子・信玄の死が父に先立ったものだから、イケイケ気質の孫・勝頼の暴走を止めることに、苦渋する信虎。
登場人物は極めて多くて、昨日の敵は今日の仲良し、またはその逆が横行する。女性は男次第のノルカソルカの波の中に生きる。
作品自体は、ベテランの安定感と
「その間(ま)は何?」的な若い役者の演技が錯綜し、そこもまたスリル満点でした。
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