私ら世代では、モンブランと聞けば、万年筆かケーキです。
かつて、大抵は高校の進学祝いに万年筆を贈る文化があった。国産メーカーはパイロットまたはセーラー。大人が持つモンブランやシェーファーは憧れだった。
3月になれば父の祥月命日が来る。
親父は生涯万年筆を使い、ケーキはモンブラン一筋だった。色はイエローのそれ。昨今は、渋皮入り?のブラウン系のモンブランが主流になったように思う。命日にはモンブランケーキと念じていると、新宿中村屋のモンブランを見つけた。中身は日持ちのする饅頭であるから、供物用にはjust nice。
俄に思い出したのだが、小学生の頃、スーパーの催しに中国物産展をよく見かけた。文化大革命の時代であったから、毛沢東語録、人民帽など並んでいる中に、HERO(英雄)との名称の万年筆があった。当時として安価だったので、買ってもらったのだが、インクの出方がすこぶる悪かったなあ。
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