短い尺のプロローグはモノクロで、かつてのATGの実験映画または文芸路線の日活ロマンポルノを思わせる。
カラーの本編になったら、香港・台湾・韓国のオシャレ現代ドラマのような映像に転換。
都会生活者4名の女性と、夏休みで地方から来た高校生女子、計5名の心象が描かれる。
浮世離れした住環境と交わされるオサレ会話に前半は引き気味に観ていたが、後半は俄然現実味を帯びてきて、寝落ちすることなく鑑賞。
主演 吉岡里帆の顔は、個人的には覚えらない女優の1人だ。
モトーラ世理奈のいつもつまらなそうな容貌、そして詩羽(水曜日のカンパネラ)のぶっ飛んだファッションも良かった。僕が理解できるギリギリの境界線だったが。
片桐はいりの登場で、作品にインディーズ要素が加味されるのが不思議。
見終わった感想としては佳作。
出演者紹介の字幕ロールがローマ字で、しかも最初1字が鏡文字になっている。エンディングのところで漢字版となったが、文字ポイントが小さ過ぎて。
高齢映画マニアがいることも、忘れずに!
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