定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

横道世之介(2013年)

2023年07月06日 23時01分00秒 | 日記

可笑しみの中に悲しさが滲みでる沖田修一ワールドの傑作、10年を経てまた見返しました。

高良健吾の軽みのある演技、世間からズレたお嬢さま役の吉高由里子、池松壮亮、綾野剛も深く主役に絡んでいる。

それから脇役のキャスティングも秀逸でした。
長崎から法政大学入学のため、上京して来た日からの、横道世之介の青春譚であるのだが。
時代設定は1980年代初め、登場人物のその後の人生を決定づける、当時の社会背景・事件も描かれる。
その意味では、記録映画としての
要素もある。

世之介が住むアパートの隣室の住人(井浦新・演)はカメラマンであり、世之介がカメラを持つきっかけが終盤で判り、希望充満のラストシーンに繋がっていく。

160分の長編。この10年で集中力減退が進行しているので、昨夜と今夜に80分ずつ鑑賞。

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