年明けから映画館行きの頻度が極端に落ちているが、公開初日の『マヤの秘密』を観てきた。
スウェーデンの女優 ノオミ・ラパス主演(2020年製作作品)。
前上映回を観た女性2人が『重すぎたわー』と語りながら部屋から出てきた。僕の感想もその通り。
第2次大戦中、ルーマニアで自分と妹を辱め、妹を殺害したナチスの男を、住む町で見つける。男は過去を偽証して名前も変え、アメリカで家庭を築いていたのだ。主人公マヤ(ノオミ・ラパス)は男を追い詰め、まさに捕獲して自宅の地下室に監禁する
のだが...。医師の夫も巻き込むが、主人公自身も戦時の出来事と自分の出自を、夫には明かしていないのだ。二重、三重の四面楚歌的展開が深まるサスペンス。
ノオミ・ラパスと言えば、7人のキャラクターを1人で演じた『セブン・シスターズ(2017年)』、強盗と人質の銀行行員♀が、共依存的に共感して行く『ストックホルム・ケース(2018年)』の演技が印象的。
今作は完全な汚れ役であるが、強い意志が全身に漲る主人公を、全霊で演じた感がある。
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