定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

映画館全面解禁

2020年09月28日 19時08分00秒 | 日記
1席おきのディスタンスが解除され、
映画館はコロナ以前の体制に戻る。

コント師 シソンヌじろう原作の映画化。
川嶋佳子(松雪泰子演)の1年間余りの日記の語りで、ストーリーは進行。40代半ばすぎの主人公は、出版会社に勤務している。唯一、気が許せる同僚は2回りも年下の若林ちゃん(黒木 華演)。オフィスの席の配置から、どうも若林ちゃんは正社員で、主人公は派遣社員のようだ。

川嶋佳子は独身だが、真面目一本槍ではなく、バーで臨席だった男と一夜を共にすることもある。
だが、いつも過去と現在の自分の身の置き方に注意を払い、生活ぶりは自然で質素である。
若林ちゃんの大学の後輩(清水尋也演)と年の差恋仲になるところから、楽し切ない日常が展開して行く描写が良し。

渡辺大知、古舘寛治がほんの少し、顔をだすところがアクセント。
何より、若林ちゃんの黒木 華がハマり役である。

監督は『勝手にふるえてろ』の大九明子。女性ならではとは言わぬが、
五十路に差し掛かろうとしている人間の諦観と希望がきめ細かく描かれていた。

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