定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

父親の呪縛

2018年04月16日 20時31分36秒 | 日記

『さよなら、僕のマンハッタン』の劇音楽。 you tubeで1曲ずつ聴いています。3曲目のビル・エバンスなんかは僕にはハイレベル。

 主人公は、大学を出て作家を目指す青年。純な男。両親はインテリ。父は出版界で成功を手にしている。母は少し心を病んでいる。 息子は父を超えられず、父からは相手にされていない(と思っている)。 父には愛人がおり、母を思うばかりに、息子は愛人の元に乗り込んで...結局は弱さと本能に負け、その女性と懇ろになってしまう。 以上が、アパートの隣人(=キーパーソン)がからむ前のストーリーの序盤。

ねんごろになる←当たり障りのない日本語。 それはさておき、父親の呪縛は僕にもあった。父とは違い、僕は何事にも努力を怠る人間ゆえ。

劣等感を呪縛と勘違いしてきたのだと、父が没して気づいている。 考えさせてくれる映画だった。 心に遺った劇中の台詞「未来を諦めるには、過去を捨て過ぎてしまった」 僕とはカブらないが、かっこイイね。