『さよなら、僕のマンハッタン』の劇音楽。 you tubeで1曲ずつ聴いています。3曲目のビル・エバンスなんかは僕にはハイレベル。
主人公は、大学を出て作家を目指す青年。純な男。両親はインテリ。父は出版界で成功を手にしている。母は少し心を病んでいる。 息子は父を超えられず、父からは相手にされていない(と思っている)。 父には愛人がおり、母を思うばかりに、息子は愛人の元に乗り込んで...結局は弱さと本能に負け、その女性と懇ろになってしまう。 以上が、アパートの隣人(=キーパーソン)がからむ前のストーリーの序盤。
ねんごろになる←当たり障りのない日本語。 それはさておき、父親の呪縛は僕にもあった。父とは違い、僕は何事にも努力を怠る人間ゆえ。
劣等感を呪縛と勘違いしてきたのだと、父が没して気づいている。 考えさせてくれる映画だった。 心に遺った劇中の台詞「未来を諦めるには、過去を捨て過ぎてしまった」 僕とはカブらないが、かっこイイね。