goo blog サービス終了のお知らせ 

田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

爽やかとは云えないまでも 明日からの雨模様を見越して

2012年06月18日 | 日記

6月18日(月)  曇り   湿り気のある空気  嵐の前の静けさか 微風

朝は今にも雨粒が落ちて来そうだったが、それもやがて薄日が射し始めると空気は湿り気を帯びた蒸し暑さに変わった。僅かだが風があるので凌げるが、夏日になることは勘弁して欲しい。ジャガイモ畑を一巡りして白樺レストランに立ち寄る。白樺の明るい緑も夏色に変化して足下では、直射日光を好まないのか、チョウジソウが活き活きとしている。

今年は白樺に立ち寄る客が少なく早く夏の暑さが来ないかと俺的には矛盾した気持ちを持つ。辺りを見回すと地面に近い処でじっと白い幹に止まっているサトキマダラ蝶を見つけた。レンズを近づけるとパッと飛び上が上下しながら一廻りしてまた元も木に止まった。この蝶はなかなか翅を広げてくれない。何回も飛び交っては元の木に止まるが、その瞬間がカメラに収めることができない。

亜麻のブルーの花、ムシトリナデシコの強烈なピンクの花が咲き乱れるところに来ると、そのピンクの花の中央に黒い塊がある。よく見ると蜘蛛だ。ハエトリクモの仲間だろうか?足や胴に沢山の棘のような毛が生えている。ここでもグッとレンズを近づけると、彼は危険を察知したのか?尻を高く上げて糸を放ちだした。見ているとヒコーキ雲を出すジェット機のようだ。やがて隣の花に糸が繋がったのか、彼はそれをたぐり寄せるように渡って行った。

このところ一に1回は庭や畑を一巡するようにしているが、裏山との境でヤチヨソウが咲き出していた。昨日?一昨日?その前の日?見たときには折り紙の鶴のような蕾だった。濃い紫にシベが白く美しい花だ。ヤチヨ=八千代だろうか?日本的な美しい色、俺の好きな花の一つだ。

花を一つひとつ見て廻るとそれぞれが異なった咲き方をしている。花の種類によって違うのは当然だろうが、梅花卯木の花はシベにいろいろが形がある。旗のような幅広のものや短く棒状のもの、咲き誇っている花たちの香が風に押されて俺の方に向かってると、咽せるほどの濃い香となる。純白の花に派手な危険視号的な黄色と黒の紋様、トラガが来ている。彼は蛾でありながら蝶と思っているのだろうか?毎年表れるこの花の常連客、蛾にして置くにはモッタイナイ美しさを感じる。トラガは卯木が好きなのか、家の北側にあるタニウツギの花にも姿を見せる。タニウツギ今年は遅れ気味だが、石積みの中で花を開きだしている。

 

木漏陽の 流れにあわせ 渓卯木 (哉)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする