日々好日

さて今日のニュースは

息切れが目立つ国債引き受け

2012-05-20 07:44:24 | Weblog
日本国債は米国のスタンダードプアズ社のランク付けでAAマイナス。ムーディーズ社のランク
付けで21段階中4番目とされ経済大国を誇る割りには低い評価です。

此は國の債務が959兆円と言う日本のGDPの200倍以上と言う世界でも珍しい借金大国
が大きな原因と言われています。

処が不思議な事でこの様な國ならば、債務不履行のデフォルトが起きて國の財政破綻と言うのが
お決まりのコースですが、何故か世界的金融危機等が起きれば日本国債は買い進まれます。

今回のギリシァ政権ゴタゴタで再び欧州債務危機が再燃しましたが、日本の国債が可成り動いた
との事です。

リスクは多いが他の金融商品より安全と言うのが主な原因のようです。

その理由は日本国民の持っている貯蓄が債務を遙かに上回り1000兆円以上あって其れで国債を
買って居ると言う現実がある事。

また日本の海外資産は他国に較べて巨大と言う噂が先行しています。
事実多い事は多いがそれ程では無いのではと言うのが専らな噂です。

兎に角不況時には日本国債は投機先として狙われ人気がある様です。

しかし一方国内の国債引き受けは飽和状態で、先日国債発行で引き受け手を公募したが目標数に
達しなかったとのニュースが流されました。

今回は東日本大震災復興国債目標の1兆5000億円に達しないで1兆3644億円しかなかった
事が注目を引いて居ます。

幾ら東北地方復興支援と言えども低金利の国債ではいずれ息きれするのは目に見えて居ます。

国債も引き受け手が無くなれば更に高い金利の国債発行となって、更に苦しい財政状態と
なります。

オソロシイのは投機筋が国債の空売り攻勢をかけて来るのではと言う事です。

弱みを見せれば、必ずハゲタカは襲ってきます。

過去にも何度か日本の国債がターゲットになりそうな事件があったと言う。

そう言った意味からも日本の財政再建が急がれます。

社会保障と税一体改革関連法案の審議が速やかに行われる事を望みます。

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