6月から7月一杯8月1日までハワイ沖で米軍主催の合同訓練リムパックが行われて居ます。
是は2年に1回米国軍が主催する軍事合同演習です。
日本は1980年から参加して居ますが、今年は始めて中国海軍が招待され新鋭艦隊を引き連れ
参加したが、訓練はそっちのけ各国の軍隊情報集めが暴露され、非常識さで顰蹙を買って居る。
何しろ今回は環太平洋ばかりでなく欧州なども含めて23ケ国2万5千人の将兵・40隻の艦船・
6隻の潜水艦・数百機の航空機が参加する大規模な軍事合同訓練です。
我が国も巨大護衛艦「きりしま」や「いせ」哨戒機3機・自衛隊員740名が参加しています。
日本の自衛隊は冷戦時代旧ソ連を念頭に北海道や周辺の島々の防衛に主力を措いて居ました。
処が我が国は此処の処中国海軍が拡大して尖閣諸島を始め先島諸島等の防衛が脚光を浴びて
きました。
我が国は、北方防衛から西南諸島等の離島防衛に主力が移って来たと言う事です。
安倍政権は日本版海兵隊として陸上自衛隊に水陸機動隊を創設する事で既に予算化し隊員の
選出や訓練が行われて居ると言う。
また近く米軍の垂直離着陸新型輸送機オスプレイを17機導入する様に手配済みとか。
現在使用のCH47輸送機では緊急事態には対処出来ないと判断しての決断でしょう。
そのため佐賀空港自衛隊との共同使用でオスプレイの発進基地の計画も進んで居る様だ。
処でリムパックで日本の自衛隊員が真剣に訓練に取り組み姿が米軍に評価され流石に
「日本のサムライ」と評判が良いとの情報が流されてきた。
日本の自衛艦は今回のリムパックで副司令艦の役割も仰せつかり大変優遇されて居る。
演習は離島奪還作戦を念頭に行われ、ヘリで自衛隊隊員が砂浜近くに降下し、膨張イカダで
海岸に上陸し、米国・オーストラリア軍の水陸両用車等に依る上陸前の偵察を行った。
是は新しく創設される水陸機動隊の貴重な訓練となるので取り組み方も違ったのでしょう。
兎に角一触即発とも言われる尖閣諸島周辺の防衛には離島奪還作戦訓練が欠かせない
ものなんでしょうね。