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最高裁は生活保護高齢者に非情な判断?

2012-02-29 09:21:58 | Weblog
小泉政権時代に國の財政悪化を理由に、生活保護の高齢者への老齢加算を廃止
したのは憲法違反とした上告審に対し最高裁は合憲として上告棄却しました。

生活保護受給者への老齢加算とは基準生活費に一定額を上乗せして支給する制度
で1960年にスタートしました。

理由としては高齢者は咀嚼力が弱く良質な食品を摂る必要がある事。肉体的にも
暖房・衣服・保健衛生が嵩む事等を勘案して配慮された政策でしたが此が小泉
政権になり構造改革等見直し事項廃止の槍玉に挙がり廃止されました。

当時弱い者いじめと相当騒がれたが構造改革の波に勝てず実施されました。
その後都内の男女11名が違憲を理由に訴訟を起こし6年経って此が合憲だった
との最高裁判決が下され決着しました。

理由としては結論から言うと現在の生活保護で充分で高齢者だけ優遇する理由は
見つからないと言うもっとも判決です。

生活保護が充分かどうかは置いといて確かにこの減額措置で17930円が減額
されたのは生活保護の高齢者に取っては大変な打撃だったと思います。

現在日本経済悪化で失業者が年々増え生活困窮者と言われる人が急増して居ます。

若者にもワーキングプアと言う低所得層が街に溢れマンガ喫茶やネットカフェ等
を宿にどうにか命を長らえて居ると言う誠に悲しむべき実態があります。
この若者達は年齢から生活保護の対象から外されて居ます。

一方生活保護者は優遇され低所得層より裕福な生活をして居ると言う人さえ出て
います。

生活保護さえ貰えず餓死する人さえ出て居る現状さえあります。

色々の問題が多い生活保護制度です。

今回の最高裁の判決を国民はどう判断すべきでしょうか?

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