消費税関連法案の先送りも有りか？

野田首相は社会保障と税一体改革には政治生命を賭けると言明
しています。

一方党を割っても法案成立を阻止すると言う、小沢グループが
一歩も譲らず鎬をけずって居ます。

どうも民主党内で党分裂は良くないので秋の臨時国会に先延ばし
しようと言う動きも出てきた様だ。

野田首相がこの頃盛んに小沢氏に接触を試みて居る様でその橋渡し
が輿石民主党幹事長との噂もある。

この話に警戒心を表明したのが石原自民党幹事長です。

石原幹事長は野田政権へ早期に解散・総選挙を迫って居る急先鋒です。

もし小沢氏を切って、解散総選挙を約束出来たら、法案成立の協力も
吝かでない旨を仄めかしています。

しかし此処で野田首相が小沢氏と手を組んで、法案先送りとなったら
この試みが脆くも崩れてしまいます。

今回の一連の発言は、石原幹事長が改めて野田首相が小沢氏を切って、
話しあい解散に応じる様に促したものと見られて居ます。

国会も残り少なくなって来ましたが、早急に措置しなければならない
法案が山積しています。

予算を執行する公債特例法。その予算執行が急がれる災害復興事業。
原発再稼働問題を決定する原子力規制法案。何よりも社会保障と税
一体改革関連法案。特に消費税増税関連法案をどうするかの問題が
急がれて居ます。

すべて先送りして、紛糾も先送りする事は簡単です。

しかし今はそう言った余裕が無い事を、国会議員の先生方は改めて認識
して戴きたいものです。