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今日で裁判員裁判制度10年・厳罰化傾向・執行猶予も増加傾向

2019-05-21 06:57:21 | Weblog
裁判に国民参加を義務化した裁判員裁判制度が始まり今日で10年
が経過しました。
この間全国で1万2千人の被告に判決が下されました。
殺人が最も多く、強盗致傷・傷害致傷と続く。
死刑判決は37名で内20名が死刑確定した。
17名は2審の裁判官裁判で死刑確定に至らなかった事となる。

裁判官裁判に較べて厳罰化の傾向にあるが、反面更生を期待し
執行猶予付き判決も増える傾向にある。
刑の厳罰化は裁判官裁判では懲役3年以上5年以下が最も
多かったが、裁判員裁判では懲役5年以上7年以下が多くなった。
殺人罪では懲役11年以上13年以下から、懲役13年以上15年
以下と厳罰化傾向にあるとか。
裁判員裁判で執行猶予付き判決は裁判官裁判より3・4ポイント増
放火罪については裁判官裁判で24・7%の執行猶予判決が裁判員
裁判では40%に増えたそうです。
此れは将来の更生を期待しての判決かも。
強制性交罪・準強制性交罪で死傷させた被告へは裁判官裁判より
裁判員裁判が厳罰化される傾向にになる。
裁判員裁判で守秘義務が大きな問題となって居ます。
なお裁判員裁判制度10年に共同通信社が行った裁判員経験者の
アンケート調査では92%が判決に市民感覚が生かせたと回答。
反面34%が審理にストレスにを感じたと回答。
死刑判決には裁判員は関わったが良いは51%で、外すべきが22%
27%は判らないと回答。
死刑判決にが相当ストレスがあるが厳罰に処する意思が半数以上
ある様です。
裁判員裁判制度を続けるべきは84%で止めるべきは3%、判らない
が13%だったそうです。
これらはみな裁判員経験者の声です。
はたして国民一般の声はどうなんでしょうね。

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