日々好日

さて今日のニュースは

日本航空再建は大丈夫か?

2009-10-30 14:29:31 | Weblog
破綻間際まで追い詰められたJALはとうとう国の支援で再生を図る事になった。

業績不振企業再生のため国と金融機関の共同出資で今月設立されたばかりの「企業
再生支援機構」の支援をあおぐ事になった。

これで政府保証付きで最大1兆6千億円の資金調達が可能になります。
機構は出資・融資・債権買い取りを行うと共に経営陣派遣、経営再建指導を行います。
是が決定すればJALは国の管理下の基に置かれる事になります。

しかし支援申請後資産の査定。経営陣総退陣。主力銀行の2500億円の債権放棄
9000人ものリストラ。経営悪化の要因の一つと言われる退職者OBの企業年金
大幅カット等を先ず行う事が先決で、支援の可否が決定されます。

日本航空は旧国鉄と同じ様に政治家に操られ赤字国内路線を増やしてきました。
今回50の国内路線から撤退しましたが、それが、韓国のハブ空港である仁川国際空港等
に利用客を奪われ益々経営悪化を招いて居ます。

これまでの「殿様経営」と揶揄された散漫経営。険悪化する労使関係。航空燃料
の高騰。時代遅れの効率の悪い飛行機を飛ばさなければならない会社事情等々・・
それに重大なウッカリミスが相次いで起きてすっかり信用を無くしました。

政府は当面の資金繰り支援の1800億円規模の政府保証付き「つなぎ融資」を 実施すると言う。

又企業年金の強制カットを可能にする特別立法を検討すると言う。
企業年金は又個人の財産権に関する事でこれに国が関与することは大きな問題を
含んでいます。

しかし今はそれどころではないと言うのが本音でしょう。
兎に角JA再建に焦点を合せこの際少々の犠牲はやむを得ないとの考えでしょう。
もし失敗したら我々の税金が投入される事になります。
その様な事態にならない様にシッカリ再建を果たして欲しいものです。 








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