日銀は経済活性化にはデフレ脱却が不可避とし、そのため消費者物価を前年比で2%まで
引き上げる目標を立てています。
謂わばバブルとは云わないが、ミニバブルを出現させ経済を活性化しようとしています。
そのため思い切った金融緩和政策を取ったり色々の金融政策を打ち出してきました。
確かに円安株高となり、日本経済に活気が出て来たが、是が外国からの影響で思った通り
には仲々まいりません。
それは急成長して来た中国経済がこの処失速懸念が出て来た事。
米国経済活発化で金融緩和政策から引き締めムードに変わり金利引き上げを実施する事。
原油のだぶつきで原油価格が下がり投資家が逃げだし、急激下落が続く事。
日本に取っては円高が又蘇る傾向にある事。
これらが負のスパイラルとして悪い方向に向かいつつある。
日銀は物価見通しでは15年度は最悪の事態を想定して居たが16年度初頭は目標達成が
出来最終的には10月頃1・4%位に落ち着く予想を立てて居ました。
処は今年に入り予想外のNY原油先物相場の急落で躓いてしまった。
株価も昨年末2万円台の夢でないと云う所まで行ったが明けて今年は初頭から大幅に下げ
1万7千円代まで1800円まで大幅値下げでした。
ただこの処幾分値上げりし1万7715円に値を戻して居ますが・・・
是で日銀は16年1月の物価上昇率を是までの2・2%から1・0%と大きく下方修正せざるを
得なくなった様です。
是で物価上昇目標達成時期を16年度後半頃から大きく遅らせばならなくなった様です。
これで日銀が更なる追加金融緩和に踏み切るのではと云う観測が流れて居るらしい。
バブルは大丈夫なんでしょうか?