先進国だけを規制した京都議定書に変わり2020年から始まる地球温暖化対策の
パリ協定について話し合うCOP24はCO2削減のルールを採択して閉幕しました。
新たな室温効果ガス排出削減目標・削減の進行度を検証する手法は、先進国と発展
途上国に差をつけず、共通の厳しい基準を適用する事。
途上国への資金支援については先進国は2020年から2年毎に将来の拠出額を示す。
削減目標を出さない国には順守委員会が対応するが、懲罰・制裁は科さない。
2030年より先の削減目標の更新頻度で意見の隔たりが大きいが協定の運用開始に
支障がない項目は先送りする。
これが地球温暖化防止対策で先進国と途上国との妥協できるギリギリの線でしょう。
此れで一応2020年から始まるパリ協定運用開始の準備は整ったが、その実効性
には疑問が残る様です。
果たしてこれで地球温暖化が止められるのか?
因みにパリ協定離脱を宣言したトランプ政権ですがパリ協定の規定で2020年11月
までは抜けられないと言う事で、今回のCOP24の交渉には参加したとの事。