日々好日

さて今日のニュースは

イエローカードの地方自治体財政

2009-08-28 06:48:22 | Weblog
世の中は今、選挙一色です。
政治は全て自民公明のせいで悪化したと、政権交代を迫る民主党。
本当に民主党に日本国を委せて良いのかと反論する自民党。
リスク覚悟で国民は民主党を選ぶか?
それとも安定した自民公明を選ぶか?
いよいよ国民の審判が下されようとしています。
処で北海道夕張市破綻を受け、制定された自治体健全化法の財政悪化度の
初判定がいよいよ9月に出される事になりました。
そもそも自治体健全化法は是までの一般会計に限らず公営病院や企業。
出資法人の会計の隠れ赤字を洗い出し財政悪化度を判定し「財政健全化団体」の
イエロカードや「財政再生団体」のレッドカードに認定する方策です。
その指標は是までの一般会計対象の「実質赤字比率」、公営企業等の会計を含む
「連結実質赤字比率」、地方債発行状況の「実質公債費比率」一般会計が将来
負担するであろう公営企業の費用を表す指標「将来負担比率」の4ッの指標です。
ただし「将来負担比率」は再生判断比率から除かれます。
全ての会計の財政資金不足比率が財政健全化の指標として適用されます。
各自治体は08年度から始まり、今回初めて決算に基づき指標を算定し公表して います。
結論から言うと11都道府県の18市町村がイエロカードの「財政健全化団体」になる見通しだと言う。
克ってレッドカードの信州王滝村は実質公債費比率の基準値25%を遙かに越え
公表されたうちでは全国一の32・1%であったが、どうにかイエロカードに改善
されそうだ。
また同じ様な北海道赤平市は改善の効あってイエロカードも避けられたと言うが、
夕張市は矢張り厳しくて如何に重症かうかがえます。
今回はこの夕張市の1市だけが「財政再生団体」のレッドカードであります。
しかし地方財政は何処も厳しく「財政再生団体」のレッドカードの予備軍候補は
あっちにもこっちにも転がって居そうです。
住民の厳しい目で自治体行政を見つめて、追求糾明する事が求められます。