おはようございます。
土・日に群馬の岩宿博物館に行ってきました。
「岩宿フォーラム」とい旧石器時代の研究会に参加するためです。
岩宿博物館は、日本で初めて旧石器時代の石器が発見された岩宿遺跡を記念して
作られた博物館です。
空から見ると、発見された槍先形石器の形に見える展示館は
1階では特別展が、2階では旧石器時代のことがよくわかる展示がされています。
マンモスの骨にさわって証明書がもらえる「マンモスタッチ」もあるよ。
初めて石器が発見された地点にはドームがあり、
発見された地層や、関連するビデオなどが見られます。
左にある銅像は
日本で初めて旧石器時代の石器を発見した「相澤忠洋」さん
大学などの研究機関に属さず、
こつこつと調査・研究を続けた在野の研究者です。
これ以外に、旧石器時代の住居などが復元されている広場も。
ぜひ、一度訪ねてみてくださいね。
体験などができるイベントもありますよ。
さて、ここで現在行われている企画展は
「岩宿時代の東西交流 -瀬戸内技法と上白井西伊熊遺跡-」
(11月23日まで)
旧石器時代(別名:岩宿時代)でも流行や地域ごとの違いがあって、石器のつくjりかたも大きく西と東で違います。
瀬戸内地方を中心に西日本では「瀬戸内技法」という作り方で石器をつくりますが、
それと同じ方法で作った石器、石器を作ったあとが、なんと群馬県渋川市でみつかりました!
その遺跡が、上白井西伊熊遺跡。
その遺跡から見つかった石器を中心に、いろいろな地域の似た石器を集め、
当時の人々の交流を探ろうという企画です。
企画の性格上、石器ばかりが並んでいて、かなりマニアック・・・。
(小さい子が「つまんな~い」と言ってました。)
ただ、当時の人々(約2万5千年前~2万年前ぐらい)の技術の素晴らしさは体感できます。
(同じ子が、あるナイフ形石器をみて「きれ~ね~」とも言ってました。)
かめしーたがどんなものに感動しているか知りたい方(いないかそんな人)は
ぜひごらん下さい。
今は紅葉もきれいです。
ちょっと足をのばして「わたらせ渓谷鉄道」にのって紅葉狩りもいいですよ!
岩宿博物館HPはこちら
http://www.city.midori.gunma.jp/iwajuku/
シンポジウムは東西研究者が集まり、なかなかおもしろかったです。
懇親会も盛り上がったし!
充電十分!また1週間がんばります。