林田のおせんべいブログ

日本で一番美味しいお煎餅を作るため、全国のお煎餅を食べたり、お煎餅屋の日常を絵日記でご紹介しています

初体験「しっとりカリーせんべい」のクチコミ

2011年07月26日 | 三真
こんにちは。
早いもので7月も終わりに近づいてきました。
夏バテに負けず頑張っていきたいです。



さて、今日のおせんべいは三真の「しっとりカリーせんべい」です。
(インド人もしっとりですと)こちらのお煎餅、
ららぽーとに入っている輸入食材屋で買ったのですが、
こちらは日本製です。
ただのカレーせんべいではなく、
しっとり仕上げているところがポイントです。
三真というメーカーは他にも
しっとり系シリーズでおせんべいを売っています。
揚げたお煎餅をしっとりに作る。

いままで食べたことがないジャンルなので楽しみです。
袋を開けてみるとカレーの匂いがモワンと漂います。
期待を持ってお煎餅に触るとベタベタして、
しかも中は明らかに湿気っているような
ふにゃけた感覚が伝わってきます。
ソース煎餅のような印象が強いです。

ともあれ食べてみると本当にびっくり。
インド人もびっくりするぐらいの湿気具合。
そりゃあしっとりせんだから当然なのですが、
しっとりというよりは湿気湿気なのですよ。
揚げたお煎餅を究極に湿気させましたという感じなのですよ。
はっきり言って気持ちのいいものではないです。
気が抜けるというか、
駄菓子をネチョネチョ食べるようなものなんです。

酷評してやろうと思いながらネチョネチョ食べていると、
そのネチョネチョの中から
カレーのスパイスが染みだしてくるような気が
するではありませんか。

これは何かある。
食べて入れば違う境地が見えてくる。
そう思って食べ続けたものの、
感動する何かが生まれることはなくて残念。
正直好き嫌いが分かれるお煎餅だと思います。




殿様煎餅(飯田豊KK)の醤油味クチコミ

2011年07月24日 | 千葉のせんべい
おはようございます。今日からまた暑くなりそうですね。
現在新商品の発売に向けて準備に忙しくなってきました。
煎餅オフシーズンの今のうちに頑張ります!



さて、今日のお煎餅は飯田豊KK、
「殿様煎餅 醤油味」です。
個別包装になっている商品で外側は透明な袋、
個別包装の袋には殿さまの可愛いイラストが書いてあります。
多古米100%使用とのこと。
お煎餅はきつね色をしていて、
直径7cmほどでやや小ぶりです。

早速食べてみると非常にコメントに困りました。
湿気っているためかボソボソとして非常に残念。
個別包装なのにどうしてでしょう?
味付けは醤油と砂糖のシンプルな味付けで
特に可もなく不可もなく。

多古米のおいしさも、殿様せんべいという名の意味も
湿気っているため感じられず、
大変悲しいレポートになってしまいました。
もう一種類こちらのお煎餅を買ってあるので、
そちらはおいしいことを期待します。




「ごぼうあられ」長保堂KKのクチコミ

2011年07月22日 | 神奈川のせんべい
こんにちは。
涼しくてとても清々しい天気ですね。
気持ちよくて目がとろんとしてきます。



さて、今日のお煎餅は長保堂KK「ごぼうあられ」です。
昨日とはうってかわって色々な材料が使われている模様です。
見た目は棒状のあられで、なかに黒いものが混じっています。
ごぼうですね、きっと。

袋をあけると土臭いごぼうの匂いがぷんぷんします。
ごぼうのような匂いではなく、確かにごぼうの匂いです。
食べてみると最初はぬるい味がします。
はっきりしない甘い味で、なんだろう?
と思っているとごぼうの味がほんわか、
その後辛めの塩味が口に残ります。
甘いのはステビアと砂糖のためで、
辛いのは塩気と思いきや唐辛子も少し混ぜているからのようです。
正直あとひきなお味ではなく、少し食べると満足します。

うちの女将は甘くしないほうがいいのに、
と言っていましたが、私は甘くすることによって
ごぼうの味を表に引き出せたのではないかと思いました。
どちらが良いかは好みによりますが、
個人的には「ごぼう」という商品名に恥じない
ごぼう煎餅でいいと思いました。

これはお茶よりもビールが合うでしょう。
冬に食べるなら日本酒もいいと思います。




なんて硬派な「黒胡椒あられ」長保堂KKのクチコミ

2011年07月21日 | 神奈川のせんべい
おはようございます。
肌寒い朝でしたね。
一昨日、昨日とひたすら布団でゴロゴロ過ごしておりまして
おかげで頭は真っ白、身体はグダグダです。
今日からまた心機一転、レポート頑張ります。



さて、今日のおせんべいはお義母様から頂いた
長保堂KK「黒胡椒あられ」です。
透明な袋に白い和紙風のシールがポンと
貼られているだけのパッケージ。無骨です。
3CM×2CMのあられで、すみのほうはきつね色、
中央は白っぽく、縦に4本くらいスジが入っています。
黒胡椒のつぶつぶがまぶしてあって、
じゃっかん塩もついているようです。

食べてみると、驚きの硬派っぷり。
媚びないお味です。
ストレートに胡椒の味がして、
生地は堅めで湿気感のない
よく乾いたザクザクの食感。
ほんのり塩味がするものの、
旨味成分が口いっぱいに広がるようなこともなく、
胡椒が最後までピリピリと刺激し、
もち米の味とザクザクの噛みごたえだけで惹きつけられます。

あとひきな味ではないのに、
食べ終わって少しするとまた食べたくなる。
なぜか忘れらない。孤独だが真剣な生き方。
そんな気のするおせんべいでした。




釜久「おこげ」のクチコミ。

2011年07月17日 | その他のせんべい
こんにちは。
溶けてしまいそうなほど暑いですね。
成田山にきてくれているお客様には本当に感謝です。



今日のおせんべいは釜久の「おこげ」です。
お米のつぶつぶがそのままです。
パッケージを見る限り、おせんべいは長方形をしていて、
醤油が染みたところ染みてないところのムラがあり、
非常においしそうです。

袋をあけてみると、
中からでてきたお煎餅はパッケージよりも色合いが淡く、
みためのシズル感が減。

ちょっと残念に思いながら食べてみると、
生地感は非常に軽くパフパフです。
柔らかくて、噛んでいるうちに不思議にも温かみを感じました。
味付けはしっかりして、
特に最後のほうで醤油の染みたところにあたると、
じゅわっと香ばしい醤油が口に広がってたしかな満足。
心が満たされていきます。

生地にもうすこしお焦げのカリカリ感がプラスされたら、
これほどおいしいおこげ煎餅もないのになぁと思いました。