林田のおせんべいさんの投稿 2021年7月31日土曜日
こんにちは、拓三です。
物の価値の感じ方は人それぞれ。
消費者は、その物がもたらしてくれるメリットと支払金額を天秤にはかりますが、
制作者は、原価とそれを作るまでの手間暇を合わせて価格を天秤にかける傾向があるように思います。
お煎餅屋で使っている、せんべいを乾かすためのカゴですが、
けっこうな数を使用するので、1つ当たりの金額が高いと、買い替えたときに金額が大きくなりつらいです。
もし1つ一万円したら消費者としては、木と網貼っただけでなんでこんなに高いんだろう?と思っちゃいます。
10個で10万じゃん!って。
ところが作ってみると、細かい工程の多いこと大変なこと。
さらに意外なことに、ステンレスの網や棒がべらぼうに高額なのです。
そういうわけで、作り終わってみると、もし1つ一万円で売っていたら間違いなく買いだなと思うわけなのでした。
P.S
(自分で作るメリットは、古いカゴを解体することで、ステンレスの網や棒は繰り返し使えるため、わずかな原価で新品に作り直せるところです。煎餅屋にとってこれは大きい!)